12/1 メダカのがっこう交流会
初冬の日差しがまばゆく照らす中、メダカのがっこうの花まる農家と、会員が一堂に集う第4回メダカのがっこう交流会が、清澄庭園で開かれました
年々参加者が増えていますが、今年は100名を突破、みんなが楽しみにして下さっていることが分かり、とても嬉しいです
基調講演は、ここ数年、若杉友子さんにお願いしています。
それは、若杉さんが提唱し、実践している自給自足の暮し方、医者に頼らない生き方、自ら命をつなぐ野草や作物の種を保存し広げようとしている活動、全てが、メダカのがっこうの目指すところと同じだからです。
基調講演の後は、香取市、太田原市、佐渡のトキの田んぼを守る会の農家たちと、会場のみんなとのパネルディスカッションがあり、稲の生理や、作り方の技術、無農薬の苦労など何も知らない消費者と生産者との理解を深める時間を持ちました。
次に、みんなが一番楽しみにしている食事の時間です
メインはマコモタケの南蛮漬け、ふろふき大根ゆずみそかけ、ハスのキンピラ、根菜類の煮しめ、クレソンのごま味噌和えなど、8種類の料理と、塩むすび、黒米入り玄米、キビアワむすびなど3種類のおむすび、お酒は、メダカのがっこう五人娘を筆頭に、会員さんからの差し入れの各地の銘酒がそろいました
飲んだり食べたり、めったに会えない農家の方たちと話したり、若杉さんを囲んだり、自分の活動を紹介して仲間を見つけたり、部屋のあちらこちらで、はじけるような話し声が上がっていました
みんなすっかり童心に返り、なんのてらいも迷いもないとても良い顔をしていました
人任せにしない確かでおいしい食事、思ったことを実行し、徐々に自信をつけている人たちとの信頼の輪があれば、人は幸せを感じるのだと思います。
少し先の将来も、食べるもの、飲むもの、人々の信頼に困らないような世の中にするために、来年も思いを同じくする人たちと、いのちの田んぼを広げようと思います。
10/6 積水ファミリー自然塾と新宿せいが保育園の稲刈り
茂木の棚田で今年最後の稲刈りをしてきましたー!
ラストを飾ってくれたのは、積水化学工業さんと新宿せいが保育園さんです
今年3年目になる積水化学工業さんの『ファミリー自然塾』は環境活動の一環として、ツインリンクもてぎ内にあった30年間放置されていた棚田で稲作りをしてくれています。
2002年からメダカのがっこうが復元し、ハッチョウトンボや、タガメなどの今はあまり見られなくなった生きものたちが、たくさん生息できる環境を取り戻しています。
今回の参加者は30名あまり、子どもたちもたくさん参加しました。
新宿せいが保育園は、2007年4月開園でしたが、園長さんのお考えで、農薬や化学肥料を使わず作った人の顔が見えるお米や野菜や食材を子どもたちに食べさせたいという方針の下、メダカのがっこうのお米と、関係者の無農薬の野菜などを使って下さっています。
しかも新宿せいが保育園さんは父兄の会が中心になって、田んぼ体験を実現しているのです。
これはとても素晴らしいことです
今回は5家族17名がご参加下さいました。
さてさて、稲刈りです。
積水さんとせいがさんと2手に分かれて行いました。
積水さんはもう3年目なので子どもの中でも経験がある子もいます。
年齢も6年生のお姉さん・お兄さん〜1年生くらいの子までいるので、面倒みたりみられたりの関係がとてもいい感じです。
永田はちっちゃい子が多いせいがさんの方に付かせていただきました。
初めて田んぼに入る5歳くらいの男の子は、1歩で田んぼの深さに仰天して号泣
田んぼには入らずに畦を駆け回っていました。
最初は泥が気持ち悪い子数人も慣れて来ると反対に気持ちが良くなって、『泥んこ探検に行ってきま〜す!』とか言って楽しんでいました
小学校3年生の女の子2人は、大人顔負けでザクザク進んで行っていました。
田んぼではみんな楽しみ方が色々なのが好きです。
稲刈り→稲を束に縛る→竿に干すのが流れでしたが、子どもたちは稲を刈り終わると、トウキョウダルマガエルやアメリカザリガニを捕まえたり、畦を走り回って遊んでいました
保育園の子どもたちには稲刈りより泥んこになったり生きものを追いかけるほうが楽しいですよね。
お腹がぺこぺこになってきたあたりで、丁度お昼になりました
お昼は今朝おむすび茶屋で作った塩むすび、古代米むすび、きびあわむすびとお味噌汁です。
やはり農作業の後の青空の下でのみなさんとの食事は格別ですね
せいがさんからの参加者の方からの感想は
●子どもの頃を思い出せた
●稲刈りを自分がして、大変さが身にしみたので、無農薬の作物が高価な意味がよく分かった。
●子どもが泥んこになる体験ができて良かった
などとご意見をいただきました。
子どもは目に見えて明らかに楽しんでいるのが分かるのですが、大人の方も楽しんでいただけているようで良かったです。
田んぼを今年初体験したせいがの森保育園の皆さんですが、すっかり気に入って、来年もご参加を検討していただけるようでした。
また田んぼのファンが増えて本当に嬉しいです。
☆秋の野草料理教室 レシピ一覧☆
秋の野草料理教室で作ったメニューのレシピ集です
ご家庭でもぜひ作ってみてくださいね
2007年10月
1.レンコンとマコモのうなぎもどき
2.ゴーヤとマコモの精進チャンプルー
3.生八橋
4.縄文カレー
5.板麩とマコモのチンジャオロースー風
6.マコモの味噌汁
9/29-30 もてぎ分校と大田原水口農場の稲刈り
稲刈りは雨が大敵。
東京ではこの日、朝から雨が降り、どうしようかと思っていましたが、どうやら北関東は10時ごろから曇るらしいということで、出発しました。
思ったとおり、大雨の中、常磐道を走り抜け、水戸インターを降りると雨がやんでいました。
この日は、もてぎ分校の井村田の稲刈りでした。
杉並区役所を辞めたど素人の井村さんが生れて初めて作った田んぼです。
でも苗は水口さんの立派な成苗だし、棚倉断層のミネラルは入れたし、米糠も発酵おからも入れたし、みんなで草取りには来たし、自然の恵みと様々な人たちの助けのおかげさまで、1年目にしては稲の穂が垂れ下がり、1反3畝の稲穂が風に揺れていました
よく育ったね、ありがとう、って感じです。
この日の参加者は、メダカのがっこうのメンバー15名がマイクロバスで、5月の田植えに参加した八王子のせいがの森保育園のご家族が4家族マイカーで到着、10時ごろから始めました。
茂木町からは、ど素人の井村さんを心配して何かとアドバイスしてくださっている茂垣さん、おむすび茶屋に野菜を入れてくれている豊口さん、同じく雑穀を入れてくれている沓掛さんが、本職の助っ人として来てくれました。
プロは働きが違うので本当に助かります
また、うれしいことに、千葉の椿農場の椿さんご夫妻が応援に駆けつけてくれました。
椿農場では稲刈りが全部終わり、今日宿泊する馬頭温泉で少し骨休めをすることや、大田原の水口さんに会うのが楽しみで来て下さったのです。
ついでに田んぼの先生になっていただき、みんなに稲刈りのプロの技を見せていただきました
ノコガマは横に引くと 気持ち良く切れる! |
食休み中に縄綯い(ナワナイ)レッスン! 講師は椿さん♪ |
はざがけ終了図。美しい〜♪ |
初めの予定では、井村さんがバインダーでどんどん刈り取り、手刈りは少しで済むはずだったのですが、昨日の大雨で田んぼがぬかるみ機械を入れないほうがいいという判断で、手刈りになりました
メダカとせいがの森保育園合わせて35名いても、みんな慣れていないので、骨休めのつもりできている椿さんご夫妻や、もてぎのプロの農家の方たちが、たくさんたくさん働くはめになってしまいました。すみません
4割ほど刈ったところで、おむすびとけんちん汁をいただき、みんな一休み。
せいがの森保育園の方たちは、ここで終了、道の駅でSLに乗るのだと帰っていきました。
第2部は、残ったメダカのメンバーで稲刈り開始、少し地面が乾いてきたということで、バインダーも参加しましたが、土がまとわりついて、始終停まってばかりでした
夕方5時近くまでやって、9割以上刈り取った稲はすべてはざがけしました。
ほんとにほんとにお疲れ様、これから馬頭温泉にいく私たちはいいけれど、もてぎの助っ人には、何もご馳走できず、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、感謝してお別れしました。
馬頭温泉は本当にいい温泉でした
また7時過ぎに、大田原の水口さんご夫妻や大野さんが合流し、素晴らしい交流会になりました。
それぞれが自己紹介をしているうちに、メダカの事務局がある西荻窪に住んでいる人が2人いることや、一人はやさい村関係者、また一人は日本の自然海塩運動の立役者である阪本彰裕さん(おむすび茶屋では彼の塩を使っている)のお嬢さんであることが分かったり、椿さんの米を食べて血液検査値が生れて初めて正常になった方がいたり、おむすび茶屋の重要メンバーである3名がそれぞれが抱負を語ったり、メダカのがっこうの古参メンバーがまたいい発言をしたりして、本当に本当にすごい人たちに囲まれてこの運動は支えられていることを感じ、感謝、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
翌30日は、大田原の水口農場では様々な体験がありました。
これがウワサのマコモです★ |
マコモ田でマコモタケ収穫をしたり、稲文字が見事に実ったビオトープを観たり、ニンジン畑で草を取り始めたところで雨が降ってきてしまいました
なのでコンバインに乗せてもらって稲刈りをし、本物の農家になった気分を味わうのはできませんでした。
水口さんの田んぼが見れなくて一番残念がっていらっしゃったのは椿さんと奥様のかつ子さんです。
水口さんと椿さんはお互いを尊敬し合っていらっしゃるのです。
椿さんは水口さんと水口さんの田んぼに会うために来たと言っても過言ではなかったでしょう。
折角佐原からいらして下さったのに、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
何よりもまず稲刈りをするべきでした。
売り切れご免のダダチャマメドーナツ! 美味〜♪ |
お昼のおむすびがまたおいしく、アユ100匹を男性陣が炭火で焼いてくださり、水口さんの新米のおむすびを一人で7個も食べた人もいました
水口さんの奥様・まさ子さんのお料理がまた美味しく、ダダチャマメ(エダマメ)と米粉で作ったドーナツは地元の子どもたちに大人気で、大人(特に女性)は慌てて確保していました
この日は東京では土砂降りの雨でしたが、大田原は雨が少し降っただけで、本当に稲刈り体験最後のイベントが、天候に恵まれたことを、心から感謝しました。
皆さん、来年は水口農場にも来てくださいね
9/22 もてぎハッチョウトンボの棚田の稲刈り
22日は、お日さまが痛いほどの晴天でした。
田植え、田の草取り・ホタル観と田んぼ体験シリーズで通ってきたハッチョウトンボの棚田の稲刈りということで、マイクロバス1台とマイカー12台、60名ほどの参加でした
この棚田は5年前に復元してから、毎年メダカのがっこうが10枚から15枚ほど作り続けている田んぼです。
この棚田は、ツインリンクもてぎというレース場を含む200ヘクタール程の大きな敷地の中にあり、生活廃水などがないので、水も清らかで、山の生きものたちも多様性を保っています。
田んぼを復元してからは、さらに水生生物が戻ってきて、ホタルが乱舞するようになりました
そう、棚田は、復元することと、その後稲を作り続けることが、とても大切なのです。
棚田は、プロの農家は生産効率が悪いので、とても出来ないのですが、私たちのように都市部の者が、自然を楽しみながら、お米の収穫量など気にせずに、作り続けるのが一番なのです。
講釈はこのくらいにして、今回も子供づれのご家族がたくさん参加され、親御さんは稲刈りに、こどもたちはカエルを追いかけたり、オニヤンマを追いかけたりしていました
カエルが好きなのはこどもばかりではなくヘビも出没するのですが、1年間田んぼに通っていると、皆さんかなり慣れて、「ああいるわ」って感じになりました。
オニヤンマを追いかけて最後まで捕まえられなかったお子さんが気になって、私も時々見ていましたが、オニヤンマって、ほんとうに停まらずに飛び続けることが出来るんですね。感心しました。
田の草取りは1回しかしていないので、コナギやオモダカ、ミゾソバ、イボクサの中で、稲があまり分けつ出来ず遠慮がちに育っている様子です
稲を刈って、束ねて、はざがけするのですが、人数が多かったので、1時間半ほどで終了しました。
その後は、お楽しみのおいしいおむすびとけんちん汁で昼食でしたが、みんな日差しが強いので、日陰を求めて移動したり、熱中症にならない工夫をしていました。
今年の出来は、1俵(60kg)くらいいくでしょうか。
この田んぼは稲だけでなく、ハッチョウトンボや、ホタルやタガメまで元気なので、お米の味が野性味あふれて違います
ここのお米が一番おいしいという人も一人や二人ではありません。
わずかな収穫量ですが、参加者全員に少しずつ送るつもりです
最後にホタル観の台にみんな集合し、参加者たちを紹介したり、今年3回の田んぼ体験を皆勤した、韓国の歌手の金さんの歌を鑑賞したり、みんなで「ふるさと」を歌ったりしました
暑くて暑くて、身体は疲れて大変でしたが、田んぼは心にいっぱい元気をくれるところです。
未だ経験のない方は、来年この田んぼに来て見ませんか?
9/16 佐原 椿農場の稲刈り
椿農場で稲刈りをしてきましたー!
参加者は59人!多っ
田植えが47人だったので、植えてない人も12人来ているってことになりますね(笑)
やはり「収穫」は一番の醍醐味なのでしょう。
この田んぼは、メダカのがっこうが椿さんから年間で田んぼを買って作り続けている田んぼです。
土水路なので、水も清らかで、生きものたちも多様性を保っています。
田んぼに着くと、稲は見事な穂をつけていました
苗は椿さんが精魂こめて育てた立派な成苗だし、みんなで草取りには来たし、それでも雨風に打たれ、よくぞここまで・・・。
稲穂さんよく育ったね、ありがとう、って感じです。
メダカの稲刈りは、勿論手刈りです
ノコガマというカマを使ってザクザク刈って行きます。
始めにカマの使い方の見本を椿さんに見せてもらい、大人の方は初めての方でもどんどん刈っていらっしゃいました。
小さい子は何歳くらいから一人で使えるのかなぁと見ていると、1年生くらいの女の子が頑張っていたので、改めて使い方を教えると、まぁうまく刈ること!彼女はいつでも農家にお嫁に行けますね
彼女のお兄さんは自分の刈る道を1株に決めて突き進み、みごと向こう側から刈ってきたグループに合流!更なる道を開拓しに行っていました。
稲を刈って、束ねて、はざがけするのですが、人数が多かったので、2時間半ほどで終了しました。
その後は、お楽しみのおいしいおむすびとけんちん汁で昼食です
椿さんの奥様・かつ子さんが作ったお料理はいつも旬の食材で大変美味しいのです。
今回の永田ヒットは「小豆煮」でした。
家で作るのと味が違うんですよね。
甘すぎない、しかし小豆が生きているほんのりとした甘さ・・・。
残ったおかずのお持ち帰りも小豆がダントツで売り切れていました。
椿のお米が一番おいしいという方は多く、絶対に家ではそんなに食べないだろうと思われる子どもでも、ぺろっと2、3個食べてしまいます。不思議です。
暑くて暑くて、身体は疲れて大変でしたが、田んぼでの疲れは心地よく、他にはない充実感が残ります。
未だ経験のない方は、来年、とりあえず田植えに来てみませんか?
9/8 伊豆分校の稲刈り
台風一過、伊豆分校の稲刈りが行われました
前々日、小田原上陸した台風は、伊豆修善寺にある伊豆分校の田んぼを直撃しました
「稲は全部倒れている」と言う水口雅彦さんからのメールで、もう少し稲が乾いてから稲刈りをした方が良いのではないかという意見も出ましたが、「すぐ刈らないと、湿ったモミから芽が出て食べられなくなる」と水口さんの決定的な一言で、みんな覚悟を決めました。
濡れて倒れた稲を、引き起こしてから、鎌で刈って束にするという作業は考えただけでも大変です
それに早朝から雲一つない晴天で、暑い日になりそうでした。
10時少し前、田んぼについてみると、言われたとおり、稲が倒れていますが、ところどころ穂がまだ出ていない成長の遅れた青い稲が立っています。
その稲が柱になって、ほかの稲を支えているように見えました。
近づいてみると、どの稲も地面に穂がついていなくて、根元がしっかりと立っています。
案ずるより生むが易し、刈り始めてみると何とかなりそうです
しかし時間はいつもの2倍以上かかりました。
お昼のけんちん汁を作って待っていると、1時ごろようやくみんな真っ赤な顔で食事にやってきましたが、まだ半分も終わっていないと、疲れた様子でした。
伊豆分校は、伊豆組といって、吾妻さんをはじめ田んぼのベテランばかり、その頼りになるみんなが総力を挙げて稲刈りをしても、この日の暑さはただ事ではなく、麦茶をいくら飲んでも飲んでも、追いつきません
朝10時から始めて夕方5時に、ようやく下の6畝の田んぼの稲を馬を立ててはざがけできました
上の4畝の田んぼの稲は刈って束にしたままでしたが、翌日水口さんが馬を立ててはざがけしてくれるということで、お願いして帰りました。
大変な稲刈りでしたが、参加者が連れてきた遼くんと花子ちゃんという幼い子どもたちが田んぼの周りで遊びながら、時々コンペイトウを働いている大人たちに分けてくれたり、逃げ場を失ったカエルを食べにヤマカガシというヘビが出てきて、トウキョウダルマカエルを飲み込んだりする事件がありました。
黙々と働いているときには、子どもたちの声が、本当に安らぎを与えてくれると感じました。
この田んぼは今年で3年目ですが、今までで一番大粒でおいしそうなお米が出来ました
脱穀してみたら、収穫量も6俵になったようで、上出来だと思います。
あなたも、メダカのがっこうの伊豆組に入って、来年はご一緒に稲作りをしてみませんか?
9/1 大田原まこも刈り
マコモって知っていますか!?
イネ科の植物で、縄文時代から日本人の神事に使われていた植物です。
今でも出雲大社では、神様の通り道にマコモを敷き詰めるそうです。
もっと古くは、お釈迦様がマコモを敷いた上に病人を寝かしていたという逸話もあります。
昔は日本中の川に生えていて、水を浄化していましたが、護岸工事が普及してからは、ほとんど見られなくなっています。
マコモやヨシが川に生えていた時代は、「三尺流れれば水また清し」と言われていました。
3年前から始めた若杉友子さんの野草料理教室で、まこも料理が紹介されました
お茶にして飲んでも、食べても、血を浄化する働きに優れているようなのです。
このマコモは先にも述べたとおり、昔は日本中の川に自生したのですが、今ではほとんど見られなくなっているので、昨年、若杉さんが私にマコモを数株送ってくれました。
私はお庭に植えたのですが、あまり増えないので、稲作りの名人である大田原の水口さんに2〜3株渡しました。
すると、3〜4ヶ月でものすごく増え、背丈を越えるほどのジャングルになりました
実はマコモは、成長すると、マコモタケといって、歯の付け根のところがトウモロコシのように膨らみ、採って食べるとほんのり甘くて竹の子のような歯ごたえがあるとてもおいしい食材なのです。
中華料理では、ちゃんとした料理があります。
その大田原の水口さんが増やしてくれたマコモタケを、9月1日にメダカのがっこうとおむすび茶屋の有志で、収穫に行きました
マコモタケの田んぼは長靴よりも遥かに深く、田んぼに入ると水がどんどん長靴の中に入ってきます。
この日はとても暑かったので、入ってきた水が気持ちよく感じられました
収穫したマコモタケは、葉と実に分け、葉はハウスの中に干しました。
持って帰ったマコモタケは、翌日からおむすび茶屋のお惣菜になりました
南蛮漬け、キンピラ、胡麻和え、サラダなどなど、あまり特徴のある味ではありませんが、皆さんの身体に入って、良い働きをしていることでしょう
8/30 もてぎ生きもの調査
茂木のハッチョウトンボの棚田に生きもの調査に行って来ましたー!
今回はスタッフ5名とお手伝いを申し出て下さった会員さん2名の計7名で行いました。
朝から雨が降りそうな空なので、早速カエル調査とクモ調査、最近中村理事長と永田とで始めた分かる範囲での植生調査をして、イトミミズ・ユスリカ調査に取りかかりました。
明日から9月、季節は秋。
生きものたちの様子は6月の盛りも落ち着き始めていました。
どうにか雨に降られる前に調査は終わり、お昼ご飯にお蕎麦を食べました。
その後帰る前におむすび茶屋で新しいメニューに加える予定のミョウガを採集しに行きました。
ミョウガって自生しているんですね!始めて知りました
生育環境は半日影で少しジメジメしたところでした。
良く見て探してみると、ありましたっ!
紫色のつぼみのような形が地面からニョッキリ出ています!
目がミョウガに慣れるまでに慣れている人が大方採ってしまったので、永田は片手に持てるくらいしか発見出来ませんでしたが、それでも今度どこかで見つけた時に役立つと思うので、楽しかったです
ミョウガは甘酢漬けや塩漬けにして、おむすびに混ぜ込むそうです。
暑くて食欲も落ちる夏に、さっぱりとして夏バテ解消メニューとして出すそうです。
永田も以前試食させてもらいましたが、とてもご飯に合う味でした
こんな感じで、生きもの調査は生きもの調査+αがあって楽しいですよ
ご興味がある方は是非一緒に行きましょう!
次の生きもの調査は10月です
8/18-19 郡山・大田原生きもの調査
マコモ田は掻き分けないと入れません・・・ |
郡山の中村農場、大田原の水口農場に生きもの調査に行ってきましたー!
今回驚いたのは・・・水口さんの家のマコモ田です・・・!(生きもの調査の内容ではありませんが・・・。すみません。)
マコモはイネ科の植物で、縄文時代から日本人の神事に使われていた植物だそうです。
今でも出雲大社では、神様の通り道にマコモを敷き詰めるそうです。
もっと古くは、お釈迦様がマコモを敷いた上に病人を寝かしていたという逸話もあります。
昔は日本中の川に生えていて、水を浄化していましたが、護岸工事が普及してからは、ほとんど見られなくなっています。
マコモやヨシが川に生えていた時代は、「三尺流れれば水また清し」と言われていたそうです。
3年前から始めた若杉友子さんの野草料理教室で、まこも料理が紹介されました。
お茶にして飲んでも、食べても、血を浄化する働きに優れているようなのです。
今年の4月、大田原の水口さんに2〜3株ずつ植えられたマコモ達。
実はマコモは、成長すると、マコモタケといって、葉の付け根のところがトウモロコシのように膨らみ、採って食べるとほんのり甘くて竹の子のような歯ごたえがあるとてもおいしい食材なのです。
中華料理では、ちゃんとした料理があります。
うっそうとした マコモマングローブ。 |
その大田原の水口さんの田んぼに生きもの調査に行ったついでに、マコモ田を見に行ったら・・・。
マコモは2〜3mほどに生長していました
マコモ田に人が入ると、そこだけまるでマングローブのよう。
しかも水深が深く、長靴では到底間に合わなく、永田は浸水の覚悟を決めて入りました
収穫したマコモタケは、葉と実に分け、葉はハウスの中に干しました。
持って帰ったマコモタケは、翌日からおむすび茶屋のお惣菜になりました
南蛮漬け、キンピラ、胡麻和え、サラダなどなど、あまり特徴のある味ではありませんが、皆さんの身体に入って、良い働きをしていることでしょう。
マコモの葉の枕もいいそうで、眠りが浅い永田はやってみていますが、良く眠れているような?気がしますよ。
マコモは収穫時期が長いそうなので、10月の生きもの調査でも取れるかもです
自分で収穫したマコモは持てるだけ(重いしかさばるのであまり持てませんが)お持ち帰りになれます
生きもの調査は大々的に広報していませんが、毎回1、2名席に空きがあります。
マコモ茶やマコモ料理を食べてみたい方は是非ご参加下さい