交流会参加者の方より
先日は初めて交流会に参加させて頂き、ありがとうございました。
農業の大切さを感じてはいたものの、何からどうやって、学べばよいのか、自問自答しておりましたところ、船井オープンワールドで中村陽子先生の講演を拝聴いたしましたのがきっかけで、メダカのがっこうさんとのご縁をいただきました。
交流会では、初めて、しかも1人で参加したのですが、すぐ他の参加者の方々と有意義なお話に花が咲きました。
誠心誠意、有機農業に打ち込んでおられる方々を知り、「人間、ほんとうはこういうふうに生きなきゃいけないんだな」とつくづく思いました。
若杉先生のお話を聞かせていただいても同じ思いがいたしました。
入会させていただき、0.5反のオーナー登録もさせていただきました。
先日早速、椿農園さんのおいしいお米がとどきました。
ありがたくいただいております。
都会の団地住まいではありますが、自分のできるところから、勉強していきたいと思います。
※参加者の方よりいただいたメールを掲載させていただきました。
11/16 メダカのがっこう交流会
憧れの若杉友子さんの自然体のすばらしいお話に、心から元気になれました。
自然のエネルギーに素直に添って生きれば、何もむずかしいことはないと、教えていただきました。
これからも「生きる知恵」を身につけて、固くなってしまった心と身体をほぐしていきたいと思います。
心のこもった手料理と「メダカのがっこう五人娘」のお酒、とってもおいしかったです。
交流会の準備はさぞかし大変だったことでしょう。
本当にすばらしいプログラムとお料理でした。
スタッフの皆様、ありがとうございました。
※今年初参加の方からの感想を掲載させていただきました。
私の田植え・稲刈り体験(もてぎ分校)
「ごはん・お米と私」これは、小学校の夏休みの課題です。なんとこの課題は、私が小学生の頃からあるんですよ。母親になった今でも、当時と変わらない宿題があるなんて、「お米」って私たちにとってかけがえのないものなんですね。
母親にとって夏休みは、とっても大変なイベントなのです。子供たちも怒られて大変って思っているかもしれませんが(笑)
小学生の娘二人は、このテーマに沿って作文と絵画を描くことにしました。
作文を選んだ妹には、「田んぼの中はどんなだった?」「途中で蛇が遊びに来たね」などと促し、田植え風景を描きたいという姉には、田植えの格好をしてモデルになったり・・・そうなんです。子供たちの宿題を終わらせるために、おしりをたたくのが大変なんです。
「あんなにいい体験したのに、なんで覚えていないのおー」
つい、大きな声をだし、そしてせっかく遠くまで行って体験させてあげたのに、という思いでいっぱいになりました。
それに加えて、「自分が植えた苗からお米が取れたら、どうやって食べる?」と問いかけると、「カレーライス!」って言うんですよ。普通に考えれば特別なお米を食べるんだから、おにぎりでしょ!?(笑)
今回の田植え体験は、主人からの提案でした。泥んこ遊びの大好きな子供たちは、その誘惑に引き付けられ、私も子供たちにとっていい経験になるだろうと参加を決めました。
なのになのに、ほんの二ヶ月足らずで忘れちゃうなんて、なんてこった・・・。
でもあんなに一生懸命田植えをしていたのに、あんなに夢中でかえるを追いかけていたのにそんな簡単に忘れられるものなのかしら???
そして気がつきました。子供たちにとっては、日々新しいことに出会うことが日常なのですね。わたしが思う特別な体験も、そうでない普通の生活も、特別な出来事。大人の感性と子供の感性の違いを思い知らされた瞬間でした。
実際の田植えでは、みんな一列に並び、掛け声にあわせ苗を植えます。周りとの調和を気にしながらの作業でした。個ではなく大きな組織の中の一部として動くんですね。初めて会った人たちと一緒にやるんです。なかなか体験できないことですよね。それに比べて稲刈りのなんと個人単位なことか…。もくもくと手を動かし、稲を刈り、束ねる。でもその後からの作業はとても楽しいものでした。みんなで一列に並び、バケツリレーならぬ稲の束リレー。やはり名前も知らない人たちと力を合わせるのです。これがまた面白かった。
私の家は、住宅地の中ですが、車で五分も走れば田園地帯です。子供たちも田んぼの中を通って通学しています。今までただそこにあっただけの田んぼが今回の経験によって、とても身近なものに感じるようになりました。あっ、あそこの田んぼはバインダーを使って稲刈りしたんだな。とか、この田んぼにもザリガニいるのかな。とか(笑)
なんと驚いたことに、子供のためにと思って参加した田植え体験によって、私のお米に対する関心が深まったのです。
まもなく、井村さんから、私たち家族もお手伝いしたお米が届きます。次女が言っていたようにカレーライスにして食べる(笑)のが楽しみです。
※参加者の方に活動報告をいただきました。
ありがとうございました!
もてぎハッチョウトンボの棚田の田んぼ体験
5月の田植え |
5月の田植え |
6月の草取り |
9月の稲刈り |
9月の稲刈り |
こんにちは。
今年、茂木でマイ田んぼ・伊皿子ファーマーズにて参加させて頂きました佐川です。
毎回天気に右往左往してしまいましたが、本当に良い経験をさせていただきました。
ありがとうございます。
子どもたちも、それぞれ心に残る宝物があったようで、皆今でも田んぼの話題で盛り上がることがあります。
さて、あまり戦力になれなかった伊皿子ファーマーズですが、子どもたちが殊の外『私たちのお米』に大きな期待を寄せております。
幼稚園に行く度、また公園で会う度に『いつ僕の(私の)お米が届くの??』と質問攻めにあっております。
皆、本当に楽しみにしているようです。
稲を干すことに興味を覚えた娘は、今年は干し柿・干し芋にチャレンジしております。
どこで結びついたのかは定かではありませんが、子供の発想力の面白さを再認識した気持ちです。
※参加者の方よりいただいたメールをご紹介させていただきました。
メールをくださった佐川さま、ありがとうございました!
伊豆修善寺の田んぼに出会って
5月の田植え |
5月の生きもの調査 |
7月の草取り |
9月の稲刈り |
9月の稲刈り |
昨年、近所の公園の田植えで満足できずにいたところ、夫が不耕起栽培の自然な田んぼがある事を調べ出してくれました。
子供の行事と重ならない日で、その不耕起の田植えが出来るところが伊豆修善寺の田んぼでした。
楽しみにしていた田植え、小学校一年生の娘と夫と装備もよくせず、裸足で水口さんの田んぼへ。
足を踏み入れると、今までの田んぼとは違うとすぐにわかりました。
昨年の稲を刈った後がそのままにあり、アオモ?のようなものが浮いていて、汚い?と、そのときは心で呟いていました。
普通の稲より数少なく植えても大丈夫、田んぼの中には虫がいっぱいいて、初めての事ばかり、心はドキドキ興奮しました。
メダカのがっこうの皆さんと声を合わせて植えていく作業は楽しかったです。
田んぼの側溝の冷たい水で汚れを落とすと足には小さいヒルが、、、こんなもんまで田んぼにいるのかと知らぬ事ばかり、心に残る事ばかり、イトミミズもいっぱいいました。
夏の田んぼの草取りは、稲が大きくなっていて、たくさんのクモが稲を守っていました。
みず草ような葉の草が生えていて、また驚きながら、青々とした風景に和みました。
待ちに待った稲刈り、見事に穂がつき重たく実っていました。
田んぼの水がひけて土が出ている状態で、イナゴ、カマキリ、トンボ、カエル、クモ達がたくさん見える事、やはり心ウキウキでした。
また、思いがけず娘がとてもよく働き、稲を干す作業の手伝いをしました。
娘はメダカのがっこうのご飯はおいしいとお昼のおにぎりをたくさん食べるのもうれしい事でした。
またメダカのがっこうとは別の会のイベントで、栃木で稲刈りをしました。
残念ながら生きものの数が少なくがっかりしました。
減農薬といっても虫たちが生きていられないのか、、、そのお米を食べていたのかと、病気になるのは当たり前、薬を使わずイトミミズたちが田んぼを耕し生きものがたくさんいる田んぼを応援していきたいと思いました。
その後偶然、NHKの番組を録画したのを見ました。
千葉の岩淵さんという農家の方が不耕起の話しをしていました。
イトミミズが土を食べ軟らかい養分を含んだ土に変えてくれる、更に副産物として生きものがたくさんいる田んぼになると。
中村理事長も番組の中に写っていました。
2002年の頃の佐渡、トキのいる田んぼにしようという内容でした。
今年、縁あって不耕起の田んぼを肌で感じさせてもらい思う事は、日本中が生きものたくさんの田んぼになってほしい事です。
※参加者の方より活動報告をいただきました。
ありがとうございました!
10/5 若杉友子先生の野草料理教室
都内での開催ですので、自宅からはかなり遠かったですが、
その甲斐があったなぁと感じた教室でした。
まず、若杉友子さんのエネルギー!
今流行りの言い方だと「オーラ」と言ったらいいでしょうか、
とにかくお元気でお若くて、パワーを頂ける感じです。
今回は「マコモタケ」がメインということで、教えていただいたのは、
■マコモと蓮根のチンジャオロース
■マコモタケの煮物
■青菜とマコモタケのごま和え
■かぼちゃまんじゅう
■新そばのかき揚げ
■秋汁
■みょうがの浅漬け
です。これを同時進行で作っていきましたので、
キッチンはあっちいったりこっちいったりにぎやかでしたが、
本当に楽しく習うことが出来ました。
調味料などが目分量なのもよかったです。
2時間ほど立ちっぱなしでしたが、そんなことは気にならないぐらい楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。
その後はごはんタイム&お話タイム。
マコモタケは初めて食べましたが、クセがなく、何にでも合う感じです。
特にかぼちゃまんじゅう!
簡単なのにすごくおいしくって、また作りたい!と思いました。
若杉さんのお話には本当に感じることが多く、
「買う時代は終わり、自分で作っていかなきゃ」
「誰も助けてくれないんだから自分でやらなきゃ」
という言葉には、本当にそうだなあと思いました。
自ら実践されている若杉さんだからこその説得力がありました。
そしてそれを「楽しんでいる」のが若杉さんのすごいところだなあと思います。
楽しそうだから、「私もやってみよう!」となるんだと思います。
今、汚染米に限らず、食がどんどん危なくなっているというお話も伺いました。
海水の味が昔と違う、わかめ、昆布から水銀が出ているなど…。
知らないことがたくさんありました。
紹介していただいた本を、読みたいと思いました。
・悪魔の新・農薬「ネオニコチノイド」―ミツバチが消えた「沈黙の夏」: 船瀬 俊介
・危険な新甘味料アスパルテーム 産・官・学ゆ着のワナ 日本消費者連盟(絶版)
若杉先生、遠いところ、ありがとうございました。
そして、このような機会を作ってくださった「メダカのがっこう」の皆様、ありがとうございました。
※参加者の方に活動報告をいただきました。
ありがとうございました!
茂木の棚田体験
5月・田植えにて |
5月・田植えにて |
6月・草取りにて |
6月・草取りにて |
9月・稲刈りにて |
今回、約半年の間、チームルテラムウの一員として田んぼでの米づくりを体験しました。
活動に出席できたのはたったの3回でしたが、とても有意義な体験ができました。
まずは自然の中にいると、とても元気になるということがよくわかりました。
それから、できた稲を見て、もうお米を粗末にはできなくなりました。
お茶碗一杯分のご飯は、稲が何本くらい必要なのか(かなり必要ですよね?)、そのことをお米を口にする人は知っておくべきだと思いました。できるだけ小さいうちから。
そして、メダカのがっこうの皆さんの、活動に対する高い志に触れることができたのも、いろいろな意味でよい刺激となりました。
そうした姿勢や意識を持ち続け、今後私自身も何らかの行動をしていきたいと思います。
どうもありがとうございました。
田植えから稲刈りまで、貴重な体験をさせていただきました。
中村さんや根本さんをはじめとする、メダカのがっこうのみなさまがたに感謝いたします。
今回の私たちの作業は1回につきわずか2〜3時間で終わってしまう、ゆとりがある楽しいものでした。
深い田んぼの泥の中で作業をするときには、滑るし足が重いしで簡単には動けないのですね。
でも体に安全な泥の中に入るのはとても気持ちいい!
刈った稲を束ねるときには、指が痛い。
でもりっぱに実った稲穂がかわいい!
しかもおいしいおにぎりと、具沢山のけんちん汁付きで体の外からも内からも健康になる気がしました。
大人が作業している傍で、子供たちが田んぼに生きている生き物たちと遊べるのは、贅沢な環境ですね。
我が家の子供たちが小さいときに、こんな企画があったら毎年リピーターで参加していたと思います。
我が家にはアトピーの家族がいるため、20数年まえから無農薬・有機農法の宅配を利用しています。
そこで紹介される農家の方たちの知識や創意工夫には驚かされますし、
体や大地に優しい食べ物をつくることの大変さも知ってはいました。
日本の食料自給率の低さや、安全な食べ物が減っているというニュースが流れてからもう長い年月がたちました。
最近では農薬や化学肥料で土地が痩せて、作物に含まれるミネラルが減っているとも聞きます。
農協に出荷している農家の知人からは、農業の現金収入の低さを聞かされて驚きました。
農家の方たちの高齢化、F1種の問題、異常気象など農業を取り巻く問題も山積しているのですね。
メダカのがっこうのHPをのぞくと、不耕起栽培、無農薬、有機、無肥料などこれからの農業の大切なキーワードを知ることができます。
家族や友人たちと連れ立って、もちろん一人でも気軽に米作りが体験できる機会が用意されていているのはありがたいです。
自然の中で楽しく汗をかきながら癒されて、そこで食についてのお勉強もできてしまうというのは、なんて幸運なのでしょう。
生まれてはじめて、田植え、草取り、稲刈りと一通りの稲作の作業を体験できたことは貴重な体験でした。
ただ毎回「ハッチョウトンボの棚田」に行く前日になると、とても気が重くなり行くのがとても嫌になるのはなぜなんだろう?
ひとたび作業を始めると楽しくて、帰る頃には「ああ来て良かったぁ!」と、心の底から思えるのだが・・・。
「メダカのがっこう」のスタッフのみなさま、御世話になりました!
ありがとうございます!
田んぼをやらないかという話がわたしの元に舞い込んできたのは去年の暮れだった。
以前から日本の食糧自給率についていろいろ思うことがあって、米作りを実体験してみたいと思っていたことと、自然との共生をひとつのテーマとして無農薬米を作っているというスタンスに深く共感して、年明け早々さっそく中村さんにお話を聞きにいった。
いろいろお話をうかがっているうちに、どうせやるなら出来る範囲で米作りそのものにかかわってゆきたいという気持ちがでてきて、田植えから稲刈までの期間、自分たちの意欲しだいで作業形態を選べるマイ田んぼを選択してチームルテラムウを発足させた。
自然との共生を考えながら、実際に自分の手足を使って米を作るプロセスを通して、しっかりと大地に根ざして生きるという主旨で米作りをやってみないかと友人知人、さらにはブログで参加を呼びかけて集まったのが12人。
これがチームルテラムウの主力メンバーだった。
3週間に一回の草取りも最初はどの程度時間がかかるのか見当もつかなかったけれど、実際にやってみると、7〜8人で二区画の草取りはわいわい楽しんでやっても1時間程度で終わってしまう。
泥の感触や稲の青臭い匂いを感じつつ、草取りのあと、青空のしたでのんびりお茶を飲むのは楽しかった。
田植えから稲刈までの五ヶ月間はあっという間だった。
今回昔ながらの機械を使わない農法のたいへんさをはじめて知った。
わたしたちは半分遊びで楽しんでやったけれど、これを生活の糧として無農薬米を作る手間を考えると本当に頭が下がる。
まんま昔ながらではなく、創意工夫と新しい視点を取り入れつつ、どうやったら身体に良くて自然と共生できる農法を発展させてゆけるのかを模索実践して行くことがこれからのこの国の食を変える力になるんじゃないかと、そんなことを考えさせられた五ヶ月間だった。
※参加者の方より活動報告の記事をいただきました。
ありがとうございました!
9/24-25 トキ放鳥に参加して
↑94歳のお母様(右)。嬉しそう♪ |
1泊2日の旅は、東京駅トキ307号7:48分発・・・新幹線、新潟〜ジェットホイルで佐渡へ。
この旅の楽しみは優美に空を舞うトキの放鳥を見学&トキ田んぼを守る会、農家さんと田んぼのオーナー顔合わせ!
新幹線では佐渡が初めてという94歳のお母様と75歳の息子さんと向かい合わせ、“話題はお米の話〜長生きの秘訣まで”。
それにしても大変元気!お年を伺わなければ30歳はお若い!
日々感謝&感動をすることださそうですよ皆さん。
式典に参加する中村理事長が礼装、スーツ!?なぜか気になる〜。
モンぺ姿に親しんでいる私達には、式典にはお願いし従来の姿…モンペで参加していただきました。
メダカの顔は限りなく自然姿で納得です。
リッチ嘉伸弁当は売れ切れ〜残念!
ジェットホイルで波しぶきを感じながら頂くのが美味しいね〜。
これがカレーライスでも(笑)
両津港には田んぼ守る会、仲村さんが国見荘のマイクロで迎えてくれ、トキの田んぼ見学。
コンバインがうなり収穫の秋、守る会農家の皆さんお世話様。
一期一会、私、今回も好い出会いがいくつもありました。
愛知豊田からはトキ米を会社でお使いなさっている磯村さん&鈴木さん、神奈川から阪田さんご夫妻、国松先生、澤近さん、韓国からお見えになったNarinnews代表理事・申潤周さん、京都から通訳を兼ねて参加していましたキム・ファンさん、韓国の少年たち〜〜
一人一人大切、トキがくれた縁!重ねてメダカの仲間、佐渡トキ田んぼ仲間に、その温かさに感謝します・・・。
佐渡が誇る文化財産3席・・玄関を開けはなし闇夜は勇壮〜鬼太鼓舞、のろま人形、ちょっと色が入りへんじんもっこはお酒を頂きながら楽しませていただきました。
歴史に奥行きがあると思えるのは神社仏閣、清水寺(きよみずとは読まないそうです)、どこかで聞いたことがある根本寺は(こんぽんじ)金山の栄華の跡が各所にあり、おみくじを引いたら小吉、幸せも等身大かな〜
9月25日10:30 雨模様の新穂正明時地区、11羽のトキが佐渡の大空に〜言葉にならない美しさ魅せ!真上を旋回し飛んで行きました。
※29日現在・新穂地区で雌一羽、餌をついばむ様子が確認されているそうです。
※参加者の方より活動報告記事をいただきました。
ありがとうございました!
9/6 田んぼでマンボ!(椿農場の稲刈り体験)
9月6日、わたしは、「メダカのがっこう」の稲刈り体験に参加しました。場所は、千葉県佐倉市にある椿さんの農場です。
わたしは、稲刈り体験も初めてなのですが、椿農園に伺うのも初めてでした。しかし、そうした初めてづくしにもかかわらず、わたしは椿さんにお会いできることを心待ちにしていました。
とうとうその日がやってきた、と心躍らせていました。何を隠そう、わたしは椿さんをお慕いしていたのです。
その理由は二つありました。一つは、初めてのおむすび茶屋のおにぎりが、椿さんの農場でとれたお米だったからです。
つやつやとしたお米。口の中に入れると、一粒一粒が、まるで生きているかのように粒だって存在感を主張するのです。
そして、一噛みしたとたん、腰のある粘りに混じって、口の中にほんわりと甘みが広がるのです。あのお米に感心してしまったのです。
カウンターの写真を見ると、いかにも人のよさそうなご夫婦が稲を持って微笑んでいました。「本日のお米」と書かれた看板に、椿さんの名前があったのです。目の前のおにぎりと写真のお二人を交互に見て、かねてからこんなおいしいお米をつくる人にお会いしてみたいと思っていたのでした。
さらに、わたしの勝手なご縁は続きます。それは、「天然生活」という雑誌を見せてもらったときのことでした。
開いたページには、年季を感じさせる手と、節くれ立った指が大写しになっていました。
その指は、土にふれてきたことが一目でわかり、太くごつごつしていました。特に第二関節からは親指の方に曲がっていました。それは、稲や葦のような植物を連想させ、また農具の鎌をイメージさせました。
わたしは、何かにうたれたような衝撃を感じました。
この手の持ち主から、ゆるがない自信とこだわり、プロ意識のようなものが伝わってきたからです。
もう、お分かりだと思いますが、それが椿さんの手だったのです。
「草取りばっかりしていたから指が曲がった、と椿さんが手を見せてくれました」記事にはそう書かれていました。
わたしは、食い入るようにその記事を読みました。すばらしい内容でした。しかし、それ以上に、あの手がすべてを語りつくしていました。
わたしは、あの手と笑顔に参ってしまいました。春の田植えに行かなかったことを悔いたぐらいです。そんな中で参加した今回の稲刈りだったのです。
東京から車で一時間。降り立った場所は右も左も一面の田んぼでした。
稲穂の黄土色と稲の葉の黄緑色がバランスよく、まるで点描画を鑑賞したようです。
穂を見ると、お米の粒が幾何学模様のように規則正しく配列されています。手にすると、ずっしりと重く、ものすごく大事なものを持ったように気分になります。
そんな中を時折、JR成田線の紺色とクリーム色の電車が走り抜けていきます。懐かしいようなのどかな風景です。
当日は、天気が心配でした。実際、ここのところの雨で稲の一部が倒れ、田んぼはぬかるんでいるとの情報が流れていました。
ところがわたしたちが田んぼに近づくにつれ、薄日がさし、田んぼに着くころにはお日様が顔を出していました。
8/22 若杉友子さんの野草料理教室
「夏の野草料理教室では、どんな野草をお料理するんだろう?」と思って、春の教室に続いて、楽しみに参加しました。
この日、若杉さんが持ってきてくださったのは、
・イヌビユ
・ホシノシズク(三時花=サンジバナ)
・ベニ花ボロギク
・スベリヒユ
という4種類の野草と、夏野菜(なす、きゅうり、にがうりなど)と薬味(みょうが、大葉など)です。
机の上に並べられた、安全で生命力いっぱいの野草や野菜などを見ながら、「へえ、夏に食べられる野草があるんだ〜」と、これから始まる野草料理教室に興味津々になりました。
スベリヒユにはシュウ酸が多く含まれているので、胆石のある人がいただくと、痛くなるそうです。今日は、お料理には使いませんでした。
若杉さんは、「野草を1日1箸食べるだけで、身体の調子が変わってくる」とおっしゃいます。
少しでもいいから、毎日摂ることをすすめていらっしゃいました。
この日教えていただいたお料理は、
・麦ごはん
・夏の野草の胡麻和え
・ミョウガの醤油漬
・春雨サラダ
・キュウリと玉ねぎの酢の物
・ニガウリの炒めもの
・くずまんじゅう
・なすと生姜のパスタ
・ミョウガと生姜のシソ巻き
簡単でおいしいお料理を、たくさん教えていただきました。
夏野菜のキュウリやなすは、そのまま食べると身体を冷やします。
特に女性の子宮は冷えるそうです。
陰性と言われる夏野菜には、火(陽性)を加えていただくと、いいそうです。
夏のお料理は、醤油で和えるだけのものや、炒めるだけのものなど、とってもシンプルでした。
炒める時、かきまわす時は右回りにまわすといいそうです。
お料理は、お話ししながら、一品ずつあっという間に出来上がっていきます。
包丁で野菜を切りながら、質問をする方の顔を見て話をしても、手を切ることはありません。手に目がついているようでした。
若杉さんの肌は日に焼けて、まっくろです。
「具合が悪い時には、田んぼの草取りをするのがいいんよ」
とおっしゃいます。
田んぼに腰までつかって、泥だらけになるとすっきりとするそうです。
これぞ、自然治癒力です。
水耕栽培で育った野菜を「農薬・殺虫剤・除草剤・その他薬剤をいっさい散布しない」とうたって、安全そうに見せている野菜が出回り始めていることを懸念していらっしゃいました。
種なしの果物が増えること、合成洗剤なども、危惧していらっしゃいました。
出来上がったお料理を、一品一品食べては、「美味しい!」と言い合って、みんなで楽しくいただきました。
※参加者の方に活動報告の記事を書いていただきました。
ありがとうございました!