2014年10月30日
10月26日 秋のマコモタケ料理教室In水口農場
秋は稲が実り、栗や柿が実り、そしてマコモの根元にマコモタケができる季節。古くから日本の河川や水辺に自生していたマコモタケは、護岸工事が普及して以来、姿を消していましたが、6~7年前に若杉友子さんがマコモの復活を願い、綾部からマコモの株分けを始めました。その数本を水口農場に運んだところ、水口さんがマコモ田を作り田んぼいっぱいに増やしてくれたのです。今ではマコモタケの一大産地です。
マコモタケは癖がなく、ほのかに甘いので、刻めば餃子にも、カレーにも、春巻にもなるのですが、それではれんこんでも同じものが作れるし、マコモタケでなくてもおいしくできるので、今回は、マコモタケでなければ味わえないレシピを考えました。
①マコモの南蛮漬け ②マコモのしぐれ味噌 ③マコモの五色にんにく炒め
④マコモの3種漬け(糠漬け、醤油麹付、梅酢漬け)⑥削り干しマコモのおすまし ⑤マコモ団子小豆あん ⑦人参葉ごはん ⑧マコモ茶 というマコモ尽くしメニューです。
マコモタケは、マコモという植物が黒穂菌に侵されてなるものなので、生のままだと菌が繁殖して真っ黒になってしまい、保存が難しいものです。そこで、今回は、スライスして乾燥するもの、摩り下ろして冷凍させたもの、漬物3種など、様々な保存方法に挑戦し、うまくいったものをご紹介しました。参加者全員この時期だけのマコモタケ特集の料理に、心行くまで楽しみました。(報告:中村陽子)