10/23-24 マコモタケ収穫と野草料理教室
マコモタケ収穫と若杉先生のマコモタケづくし料理教室in水口農場
身土不二と旬の伝統食・日本人の食の立て直しセミナー
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10月23,24日にかけて大田原の水口農場と若杉先生のコラボ企画である首題のセミナーが開催されました。今回は総勢50名弱の参加者で大盛況のセミナーでした。
マコモは1億年前から存在し、お釈迦様も病人に使用し、日本では稲作が渡来する二,三千年前から縄文人の日常食で、和漢薬書に実、葉、根の薬効が記されています。マコモを食べたりお茶にして人体に入ると血液、リンパ液、細胞、唾液に浸透し、内臓部分から穏やかに不必要な老廃物や毒素が排泄され心身の清浄化が図れると言われています。
古代マコモは、縄文中期の遺跡の雑穀等の中から沢山出土しており、日本全域に分布していた事がわかっています。このように歴史があり有用なマコモは、現在の日本にはほとんど見当たりませんでした。若杉先生はそれを残念に思い、身土不二と旬を基本にした伝統食を正食として広めておりますが、その代表格のマコモを6年前から世界中に普及しています。
メダカの学校が縁で若杉先生から送られた三株のマコモが水口さんに渡り、沢山増やしていただき、その縁があり、このコラボ企画が生まれ、水口農場の若杉先生が訪れ、我々が参加させていただける機会が生まれました。マコモのご縁に感謝!!
23日は晴天に恵まれ、水口さんに丹精込めて育まれたマコモタケを、皆で協力しながら楽しく収穫しました(写真1)。次に収穫したマコモのわき草をはぎ、ぷっくり膨らんだマコモタケを取り(写真2)、草は藁で束ねて乾燥します。この草も薬効がありお茶等にします。
さて、食材が用意でき、若杉先生の料理の時間です。マコモタケ料理を7品、先生の軽妙な語りと手際で、水口さんの広い加工所を元気に縦横無尽に動き(ガスコンロを5個使用)、大事な基本は丁寧に教えていただきながら、50名分作っていただきました。マコモタケは筍とアスパラの食感に似て甘く、生でも、炊いても、炒めても、揚げてもそれぞれの食感で大変美味しくいただけました。(写真3)
今回は水口さんのご好意で宿泊所をお借りし、1泊の行程で昼・夜・朝・昼と4回食事をいただくことができました。採りたてのマコモは勿論、水口さんのこだわりのお米、野菜、味噌を若杉先生の指導のもとに毎食いただくことができ、勿論調味料もメダカの学校の手作り醤油、こだわりごま油、塩を使用し、なんと贅沢なセミナーなのでしょう!!
そして、24日は中村理事長のお取り計らいにより急遽(写真4)、若杉先生の講演会が開催され、若杉ファンには垂涎の内容の素晴らしいお話でした。食養生法、手当法等実際の話を交えながら分かり易くお話していただきました(写真5)。2日間の滞在中、若杉先生の周りでは食事の時、料理の時、雑談の時、ほろりほろりと光り輝く素晴らしい話がこぼれます。その中で印象的な言葉を紹介します。
『病気はその人の食歴、治すのではなく治る身体にする。それにはまず今まで溜め込んだ毒を排泄、心身の浄化をすることから始める』『これからの日本は水口さんのような謹厳実直なお百姓さんを大事にしなければいけません』。水口さんの育てたマコモタケは無農薬で安全安心なもの。マコモはまさにデトックス、浄化の食材です。病気でない人もマコモを食べて、現代の食事の毒をデトックスしましょう。
また、水口農場の人参畑、ホウレン草畑の草取りも行いました。水口さんの丹精込めた無農薬の畑は、大地が呼吸しているような清々しい空気でした。人参畑の雑草とは、何と驚くことに在来種の小松菜です(写真6)。(写真5の若杉先生の前に写っている在来種の胡瓜は、在来種の生命力、再生力の実験で一度折ってからまたその部分をつけておき、自然と元のようにくっついたものです)。
その小松菜は以前抜いたそうですが、恐るべし在来種!!力強い生命力で畑の端に、瑞々しく30〜40㎝に君臨して人参君を追いやっています。雑草というより生命力ある美味しい野菜なので、皆で人参救出作戦!と楽しく収穫しました。採れたて小松菜がお昼の食卓に出たのは言うまでもなく、我々のお土産にもいただきました。青菜は肝、腎に大変良いのですが、在来種の小松菜は、より良く我々を癒してくれることでしょう。
2日間のセミナーは、内容充実の超贅沢・豪華セミナーで時間が経つのが大変早かったです。最後に、当セミナーに参加し楽しませていただきました事を、若杉先生、水口さんファミリーとスタッフの皆様、メダカの学校の皆様に心より感謝いたします。
※参加者のA様よレポートいただきました!とても詳しくて楽しいレポートをありがとうございました!