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活動報告

2014年11月29日

11月24日 食とお米とその周辺の研究会 ー米ー

米と塩があれば生きていける。神様に捧げる2つの代表的なお供え物。前回は塩、今回は米をテーマに取り上げました。

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縄文時代に大陸から渡ってきたお米。1200年前の木簡が採掘され、それにお米の品種改良でできた新しい品種名が書かれていたのです。日本の風土に合い、主食となり、日本の各地方や気候条件に適応したお米にするため、は日本人が情熱を傾けてき田お米の品種改良。当時すでに早稲と晩稲や、多収穫の品種がありました。

熱帯地方が原産のお米ですから、日本の東北地方や山間の冷たい水にも病気にならず収穫できる品種の改良には、農民たちは心血を注ぎました。その一つの結果が亀の尾という品種であり、コシヒカリの先祖となりました。

研究会は、品種の歴史や、現代の品種改良の方向性の問題点、メダカのがっこうが今後地域ごとの品種を増やしていきたいこと、それらを同じフェアートレード価格で取引したいと考えていることなどをお話しました。

その他にも古代からのお米の食べ方、羽釜で炊くのは鎌倉時代からなど、食べ方の歴史。また話の中心は、この13年間、農家や田んぼと付き合ってきて、出会った様々な問題点、斑点米防除の農薬の問題、県指定の品種と在来種を作る農家の問題、自家採種の大切さ、現代のお米の検査制度は誰のためにあるか、世間のクオリティーと、メダカのがっこうが考える最高のクオリティーのお米についてのお話をさせていただきました。また、中村が描いている循環のビジョンもお話しさせていただきました。

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終了してから食で身体を改善した経験をした方が多く、それぞれの体験談で盛り上がりました。(報告:中村陽子)