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活動報告

2010年2月15日

2/5-7 伊豆大島自然塩見学ツアー体験報告その1

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初めての伊豆大島、盛りだくさん塩ツアー

 阪本さんの塩づくりに興味があり、忙しくても便乗させてもらいたいと申し込んだ。
深層海水から「しほ・海の馨」を造っていらっしゃる阪本さんご夫妻にお会いしたかった、
塩の出来る過程を知りたかったからですが、本物を知る事は、何と楽しい事でしょう。
阪本さんの楽しそうな生き様が、なにより素晴らしいエネルギーとなり、想像以上に収穫の大きいツアーでした。
最初、「海の精」の工場や塩田を見学させていただいた。
白いしぶきをあげ海が荒れている。海岸の強い風、この風が「塩」を乾かす、
塩分濃度をあげるのに適しているのだ、塩をくみ上げてネット架の大きな装置で海水を上から
噴水のように落として、風で水分を飛ばす。太陽と風の力を利用。
その後平釜で火の力でじっくりしあげる。ここで塩ができるまでの段階が理解できた。
寒さと風をこらえた「塩田」見学の後、おいしい昼食を堪能、魚のべっこう漬すし丼がおいしかった。
午後は、いよいよ阪本章裕さん宅へ。おむすび茶屋の主力メンバーの石川さんは、
30年前阪本さんと3年程塩造りをやっていらしたそうです。
阪本さんは、1971年塩専売法が出来た時から、これを憂い伊豆大島に移り住み、塩職人となった。
米以外は、なんでも自給自足ができる逞しさに穏かなご夫妻の笑顔を見て、圧倒されました。
2,000年のサイクルで地球を大循環する深層海水を200数十メートル掘り下げて汲み上げて
造っているそうです。大きな塩田装置も大きな自宅もみんな阪本さんが造ったそうです。
お子さんは、自宅出産。その時お産婆さんから「満月の塩は、造らないの?」と聞かれ、
「満月の塩」ができたそうです。
味がまろやかで、後で口の中に甘さが広がります。深層海水のミネラルの成分の神秘。
その上「満月の塩」をなめさせていただいて、塩のとりこになってしまいました。
僅かに取れるニガリも一般のとは、雲殿の差です。このニガリでお豆腐を食べてみたいです。
阪本さんが30年前谷克彦先生との出会いから塩職人の奮闘が始まった。
その時テレビ取材を受けたDVDを宿で上演。阪本さん、石川さんの若かりし頃を拝見致しました。
音声がでなかったので、石川さんの弁士がまた良かったです。
当時を再現し、面白可笑しく笑いの渦となった。
皆さんの志が今の「しほ・海の馨」につながっているんだなあ。
今年も手造りの味噌づくり、醤油づくり、梅干しづくりを阪本さんの塩でやれば、
格別の味となるでしょう。
 メダカの目指しているのは、自給自足の自給率をあげること。
食の安全は、造っている人の顔が見える、造っている人の志が自然を大切にする宇宙エネルギーで繋がっている。
楽しい事が、世の中を変える力になるのでしょう。
 椿油の工場、高田製作所(たかた製作所)は、百年以上の伝統を守って、
成分の良い油を造っていました。抗酸化の椿油できれいな肌になりそうな気がしました。
 御神火 三原山へ登り、椿祭りを楽しみ、伊豆大島の魚を食し、本当に感動の旅でした。
自分で造るものは、おいしいし、生きる楽しさに繋がります。
自給自足の力を付けて行きたいと改めて刺激を受けました。
   
参加者 Tさん
※楽しいご感想ありがとうございました!