携帯サイトはこちら

活動報告

2014年5月27日

5月26日初夏の野草料理教室

春の野草は過ぎ去り、夏の野草の出始め、アクの少ない若芽が出てきておいしい野草がたくさん採れました。
7月の夏の野草料理教室の前に、ここで1回、初夏の野草料理教室を開催することにして良かったと思いました。野草を食べる意味は、自ら種を蒔き繁殖するというその生命力をいただくこと。栽培されている野菜、とくにF1種がほとんどの野菜には望めないことです。野草を食べると、朝早く目が覚める、打たれ強くなる、踏ん張りがきくなど、野草の力をいただいていることを感じることがあります。
DSC_0570.JPGDSC_0569.JPGDSC_0568.JPG
今日の野草は11種。カキドオシはシソ科で香りのよいハーブなのでお茶にしました。目に良いそうですが、ということは肝臓に良いということでしょうか。
野草は天ぷらにするとアクの心配がなくなるので、天ぷら料理に頼りがちですが、ちゃんと3段階のあく抜きをすれば、もっといい料理になります。大きな鍋に湯を沸かして、塩を入れ、悪の弱い順から茹でていきます。今日の場合は、ギボウシ、ツユクサ、クワ、ウシハコベ、イノコヅチ、シロザ、フキの順に茹でて、水にさらし、醤油洗いをする。今日の草は若芽なのでほとんどアクがありませんでしたが、ウシハコベは春の野草の終わりなので少しアクがありました。DSC_0573.JPGDSC_0575.JPGDSC_0579.JPG
今日のレシピは、①イノコヅチとクワの磯辺和え、②イノコヅチとフキとウシハコベの野草味噌、③ギボウシとツユクサとシロザの白和え(ゴマ味噌豆腐を作るときは、豆腐は塩茹でにして布巾で絞っておくこと)④アサツキの下部と長葱とわかめの酢味噌和え、⑤ユキノシタとアサツキひげ根などのかき揚げ、⑥車麩の野草(セリ)衣カツ、⑦人参の梅酢炒め、⑧ゴボウの混ぜご飯、⑨みかん果汁寒天、⑩味噌汁、カキドオシのお茶
野草がたくさん採れると、料理の数が多くなってしまいますが、野草は1日にほんの1さじで十分な食べ物なので、お家では少しずつ作って召し上がってください。(報告:中村陽子)