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活動報告

2010年6月1日

5/30 都会っ子5人 田植え初挑戦記(カタクリの沢) 

都会っ子5人 田植え初挑戦記 (5月30日カタクリの沢)
東京都品川区 神崎清志さま
子供に「お米はどうやってできるか知っている?」と問いかけたら、
「スーパーで買ってくる!」そんな答えが返ってきた時には親として笑えなかった。
子供2人と友達3人連れてメダカのがっこうの田植えに参加したのは
そんなことがあったからだった。
カタクリの沢に着くと、天気はあいにく曇り。
でも、曇りの方が虫が少ないと聞くと都会っ子の僕らにはちょうど良いかと思い直す。
元気に着替えて虫除けを塗り、田植えの準備をすると、1年生3人はちょっと弱気な様子。
お兄ちゃん2人(4年生と5年生)がサンダルを脱いでさっさと田んぼに入っていくと、入るものなんだと思ったのかこわごわと1年生達は後についていく。
最初は田んぼの泥に「ウワー」とか「冷たい」と言ってまごついていた1年生達は、だれも取り合ってくれないとわかるとあきらめたのか田んぼの真ん中まで進み出ていく。
「さあ植えて」の合図で、子供たちは田植えを始めようとするが、1年生は稲を持った手がなかなか田んぼに突っ込めない。
周りの様子を見ているとみんなやっているので、しょうがないかと何とか1つ稲を植えてみた。
これで良いのかな?という様子だったが、2つ3つ植えると、あとは調子良くすいすい植えていく。
等間隔に植えるための紐を目印に、きちんと植えていく。ちょっと私が曲がって植えると、「そこじゃないよ。」と叱られてしまう。都会っ子几帳面だ。

P1010088.jpg P1010098_2.jpg

1年生は目印の紐が1回進むと苗を1箇所か2箇所植えるが、お兄ちゃん2人はたいしたもので4、5箇所植えてくれる。
担当する幅は大人並だ。だれかが「半分来たぞ」というと、夢中だったみんなは「もう半分。」「簡単だね!」と調子づく。
最後の方では、お兄ちゃんたちは目印の紐が少しずれると「もう少し右だよ右!」と指示まで飛ばしていた。なんとも頼もしいものである。
田植えが終わって、子供達は上のビオトープにしてある田んぼでオタマジャクシの観察会。あんなに大きなオタマジャクシは子供も大人も見るのは初めて。
子供たちは目を大きく見開いて戯れていた。
お昼ごはんは、お赤飯と具沢山の豚汁。とても美味しかった。
(ご馳走様でした)お腹をすかせていた子供たちは夢中で食べるや全員お代わりしていた。
土と触れる機会のない都会の子供(大人もか)にはとても貴重な体験であった。
中村さん始め、メダカのがっこうのスタッフの方々には感謝しております。
最初はびくびくしていた1年生3人も少し逞しくなった様子で、みんな秋
の稲刈りも来たいと息巻いていた。
その頃には、お米の作り方を沢山お話しできるようになっているかな。
※数家族合同でご参加いただいた神崎さま、とっても楽しくてちょっと可愛い感想文ありがとうございました!
ぜひ秋の稲刈りもいらしてくださいね、お待ちしております。