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活動報告

2008年5月13日

5/5 メダカと相澤グループ田植え

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 風薫る季節。5月5日は端午の節句で子供の日。薬草(蓬や菖蒲だそう)を摘んで邪気をはらい、子どもの健やかな成長を祈り祝う日です。田んぼは水に満ち、田植えもそろそろ終盤戦を迎えています。この日佐原市の椿さんの田んぼにて、メダカチームと相澤グループ総勢150人による田植えイベントが行われました。
 まさにこの日、健やかな成長を全身で表してくれたお子さんがいました。
近くに、さっきから田植えもほどほどに田んぼと戯れているちびっ子。田植えの目印縄を引っ張る役をしっかり果たさねば、と気負う私。ちびっ子、動きがだんだん激しくなり、こちら少し警戒。やはりついに私背後からぎゅっと抱きつかれる。若い男の子に抱きつかれるのは、何だかちょっと嬉しい瞬間。しかし振り向けば、全身ドロドロ怪獣化したちびっ子が高らかに笑っていました。「やってくれましたな」と大人の分別を微笑みつつ示さねばと思う一方、本気モードで泥合戦をうけてたとうかーという気持ちも高まり、負けずに男の子にドロを塗りたくる…以下の顛末は略します。
根本さんの「はい、次の列いきますよー」の言葉に、はっと我に返り田植えの目印縄を引っ張る役目に集中し直したのでした。
 椿さんの田んぼの土のぬめっこさ、温かさ、ミジンコの大忙しの様子、土から這い出たアマガエルのきょとんとした目・・・ドロドロ怪獣のちびっ子と戦ったおかげで田んぼを満喫させていただきました。たぶん大人としては最もドロだらけだったと思います。
 泥(トロトロだからできる)に全身漬かりきって怪獣化している子あり、田植えそっちのけでぬかるみながら猛ダッシュする少年あり、田んぼの水を限界まで吸ったおしめを引きずりながら稲を握っているよちよちの子あり。
そんな元気に満ち満ちてはじけている子どもたちに向けられる大人たちの笑顔には、極々自然に男子(女の子も)の健やかな成長を祝い祈ることが現れていたなあと改めて思います。
 蛇足ですが、生きもの(人間ふくめ)が元気いっぱい動き始め、春から夏へ季節が移りゆくこの時期、一年のこの日くらいは、大人も昔はみんな持っていた(たぶん今も隠し持っている)子どもの感性をちょっと思い出して遊び・働く、「子どもになる日」にしてみてはと。もしや田んぼという場は、そんな日にまさにうってつけなのでは、とあたりまえのことを新発見した気分でいます。
 椿さんご夫妻、大挙押し寄せた皆さんに美味しいお米やおかずを用意していただき、本当にありがとうございました。毎度のことですが、椿さんのお米はいつもの3倍は食べられます。そして陽子さん、根本さん、いつも貴重な機会を提供してくださり感謝でおります。スタッフの皆さん、おつかれさまです。またよろしくお願いします。
 そして、参加者の皆さん、また草取りでお会いしましょう。ドロドロ怪獣、また会おう!
※参加者の方より活動報告の記事をいただきました。
 ありがとうございました!