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活動報告

2007年7月13日

7/13 若杉友子の野草料理教室 at おむすび茶屋

年3回、京都の綾部から、若杉友子さんに来ていただき、野草料理を教えていただいていますが、今回は夏の野草料理教室です。
13日の夕方、神田神保町おむすび茶屋での教室には、若杉さんの魅力に惹きつけられた若い女性や、毎日店で若杉料理を出しているおむすび茶屋のスタッフが真剣に学びました。
埼玉県から保育園の園長さんも園児たちに少しでもいいものを食べさせたいとの思いから、若杉さんに会いにおいでになり、園での講演をお願いしていましたわーい(嬉しい顔)

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若杉さん、今日の料理の説明

 この日の野草は、フュー菜というイヌビエに似た草でした。
3段階のあく抜きをして胡麻和えにすると、癖がなくて本当に美味しく食べられました揺れるハート
3段階のあく抜きとは、①たっぷりのお湯に塩を入れて茹でる。②水に10分くらいさらす。③水と醤油を同量入れたところによく絞った野草を10分くらい浸す。(これを醤油洗いといいます)
ピロシキは、全糧粉と地粉を水とごま油で練ってねかしたどうに、野菜餡を入れて揚げ焼きしました。
ニンニクとしょうがで油にかおりをつけることと、野菜を入れる順番、そのたびに野菜の陰性を消すために少しの塩を入れること、炒めるというより焼き付ける感じに右巻きに箸を動かすところが、美味しさの秘訣です手(チョキ)

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味噌入りシシトウのシソ巻き

 それから、シシトウの中に種を抜かずに味噌を入れてシソで巻き、ごま油で焼くという簡単な料理をしました。
伊豆大島の阪本さんの塩で作った贅沢な味噌だったので、本当に美味しかったのですが、少し詰め込み過ぎた感がありましたあせあせ(飛び散る汗)
もう一つは、ひじきのサラダ、暑い夏はひじきの煮物より、ずっと食欲をそそります。
ひじきは軽くだしと薄口醤油で火を通します。ここに、人参(塩でもむ)、きゅうり(塩で板ずりをする)の千切りと、春雨を戻してから醤油とごま油で下味(これ重要)をつけたものを混ぜて、梅酢を水で少し薄めたものであえました。
あっさりした美味しさでした。

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若杉さんを囲んで
食の基本のお話を伺う

 おむすび茶屋での教室は時間が短いので、料理はこのくらいにして、若杉さんの陰陽の食の基本のお話をしっかりと伺いました。
若杉さんは、若い女性の参加者には特に、健康な子どもが産める体にするような話に熱がこもります。
おむすび茶屋のおむすびや料理も、真にみんなを健康にする食が出せるように、がんばろうと思いました。
私が感じた料理の大切な心は、たとえ陰性な素材でもそれを常に体にとって良いものに変えるのが料理ぴかぴか(新しい)なので、その一つ一つの手続きを省くことなく、基本の動作を身に付けて、気付きを大切に、誠意をつくすことだと思いました。