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活動報告

2010年7月12日

7/4 野草料理教室 in もてぎ

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春にオイスカで行われた若杉先生の野草料理教室に参加させて頂いて以来、2回目の参加になります。 前回は教室の中だったので実際野草がどんな状況で生えているのかを
知りたく、今回茂木の実地体験がある事を知り参加を希望しました。
相乗り組みだったので当日は一度東京・おむすび茶屋にて集合してから現地に向かいま
した。車中では当然の如く野菜や料理の話でもちきり。30年も自家製梅干しを作られ
ている方、5年も玄米菜食を続けておられる方、マクロビを実践してスィーツのお店を
持ちたいと考えておられる方などから様々なお話を伺っている間にあっと言う間に茂木
に到着してしまいました。
茂木では一度マイカー参加の方と合流して野草のある畑に向かいました。総勢30名く
らいになったのでしょうか。畑に到着後青々しい緑の爽やかな空気を胸いっぱいに吸い
込み、雨が止んで快晴となってくれたことに感謝をするも、早々と野草詰みが始まりま
す。
「これがちがや、つんばそとも言うんよ、ばぁちゃんの子供の頃はこれをおやつ代わり
に食べてたもんよ」「これつゆ草、腹水を抜くんよ、むくみ取りにいいんよ、こっちが
たで、葉脈見てね、間違えんといてね」
いきなり始まった若杉先生の講義に皆必死に一言でも聞き漏らすまいとメモを取り、カ
メラを向けます。
「これ見て、これがいぬびゆ、あんたらね、こんなに一杯あるってことはちゃんと持ち
主が手入れしとるからよ、そんなにないよ、素晴らしい畑よ」
ただひたすらに先生の指す草に向けてシャッターを押し、間違わないようにメモ帳に野
草の名前を書き入れますが、次から次に出てくる効能の説明までは筆と頭が回りません
。ただただ先生の後を追いかけただけの様な気がしますが、それでもなんとか食材分は
摘み取ったような気がします(笑)
時間が押し迫ったところで最後に畑の持ち主の方の家に伺います。何でも昨日から先生
が玄米と梅干しの黒焼きを作っておられたとの事、玄米は籾つきを2時間、梅干しに至
っては24時間煎り続けたとの事、驚きです。双方とも起死回生の妙薬と言い、臓がや
られ食も細くなった人の口に運ぶと喉を通り元気になるそうです。梅干しを炒った土鍋
の縁に塊がついていたのですが、それを飼い犬にあげるとぱくぱくと食べています。
「そんなに美味しいのですか?」と顔を近づけるとあげないよ!と怒られてしまいまし
た(笑)
さて後半の料理に使う野草を持って一行は調理のできる村の集会所(?)に向かいます
。もちろん腰をおろして茶をすすり一服なんて時間は存在しません。到着後速大広間に
テーブルを並べ食材を分けて行きます。撮影用にそれぞれに野草の名前を紙に書いてお
いて下さったので、ここでも撮影会、皆真剣です。と同時に野草の葉を取ったり下ごし
らえに入ります。それから調理場に移動、料理教室が始まります。
「野草はあく抜きが肝心、最初に塩ゆで、次に水洗い、最後に醤油と水を半々入れたも
のに漬ける醤油洗い、醤油のナトリウムの陽性でアクを抜くんよ、これが基本だからね
、ちゃんと覚えといてね」
ここでも皆、流れを追うために調理の熱気と相まって汗まみれになりながら耳を傾けま
す。それしてもメダカの学校のスタッフの方の動きの速いこと、てきぱきと先生と中村
理事長のアシストをして行きます。何かお手伝いをしようとしたのですがどうも邪魔に
なってしまいました(笑)
下茹で以外の調理自体はあまりガスを使わず、白和えとか混ぜ物でした。実はこれがポ
イント、調理後の食事会で食べると汗が引き体温が下がるのです。しかもシンプルで何
より美味しい。えっ野草がこんなに美味しくなるの、って感じで、ゴマペーストとみり
んと醤油だけでこんなに美味しくできるなんて想像もしていませんでした。本当にご馳
走さまでした。
思い返せば慌しくも充実した1日でした。帰宅後は日常に忙殺され資料をまとめる時間
もなかったのですが、2日後の朝、犬の散歩中に見つけた野草に見覚えがあるものがあ
り、摘んで帰り調理したところ、あの茂木で頂いた味で感激しました。慌しくもちゃん
と覚えているものなのですね。
若杉先生、中村理事長、スタッフの方々、及び参加された皆様、本当にありがとうござ
いました。
※今回ご参加いただき、お車まで出していただいたS様より嬉しいご感想です。
S様、ありがとうございました!