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活動報告

2007年7月8日

7/7-8 積水自然塾と新宿せいが保育園の田の草取り・ホタル観キャンプ

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積水自然塾はここ3年、茂木の棚田復元に協力して、毎年5枚ほどの棚田で、稲作り体験をしてくれています。
この日は、田植えに引き続き、50名ほどで田の草取り・ホタル観体験に日帰りで来ました。
午後2時到着、田んぼに降りてまず田んぼの生きもの観察目をしました。
カエルやコオイムシ、マツモムシ、アメンボ、コモリグモなど網で取って来て、大きな箱に入れ、生きものに詳しいスタッフに、名前や特徴をお話してもらいます。
私は田んぼの泥を洗ってバットにいれて、イトミミズやユスリカを見せ、彼らが土作りの主役であることを話しました。
それから大人たちを中心に、田の草取りをしました。
5枚の田んぼには、コナギ、オモダカ、イボクサ、セリ、クログアイなどがびっしりあせあせ(飛び散る汗)、根がしっかり張っていて、かなり苦労してました。
草が生える原因は、水が抜けてしまうからです。
棚田で深水が保てる田んぼをつくるのは、本当にかなり大変なことで、毎年草で苦労しています。
それでも何とか稲の周りをスッキリさせましたぴかぴか(新しい)
クラブハウスでシャワー着替え、休憩後、棚田に下りて、おむすびとホタル観の台で作ったけんちん汁で夕食を摂り、ホタルが出てくるのを待ちました揺れるハート
7時半頃から少しずつ暗くなり、やっとピカピカひらめきと光りだしましたが、8時には帰路に着くということで、ピークを前に帰ってしまうのが残念でしたふらふら
この日は、朝10時から新宿せいが保育園の親子が8組キャンプで1泊する計画で参加していましたが、8時半ごろ、ホタルの乱舞というところまで多くはありませんでしたが、かなりのホタルを観ることができてよかったと思いました手(チョキ)
ホタル観は6月末から7月上旬までと時期が限られているので、どうしてもいくつかの団体が重なってしまいますたらーっ(汗)
新宿せいが保育園は、2007年4月開園でしたが、園長さんのお考えで、農薬や化学肥料を使わず作った人の顔が見えるお米や野菜や食材を子どもたちに食べさせたいという方針の下、それなりの予算をちゃんと確保して、メダカのがっこうのお米と、関係者の無農薬の野菜などを使って下さっています。
そんな関係で、田んぼ体験も保護者の有志で実現したのでするんるん
この日、新宿せいが保育園の親子さんたちも、棚田で生きもの観察と田の草取りをしましたが、あるお母さんが、「草取りは5分もしないうちに嫌になりました。今まで無農薬の有機米を高いと思って買いませんでしたが、草取りの苦労が分かったので、これからは買おうと思います」と話してくれました。
生きもの観察、流しそうめん、田の草取り、バーベキュー、ホタル観、テントでのキャンプ泊、山の散策、最後に茂木町青梅ふれあい館のおそば、という盛りだくさんの内容をこなし、東京に帰りました。
私は、生きものいっぱいの田んぼを体験してもらうことで、生きもので賑わう楽しい地球を感じてもらい、稲以外の生きものが全くいないシーンとした「沈黙の田んぼ」を、おかしいと感じる感性を、子どものうちから養ってほしいと思っています。些細な体験ですが、これからもできるだけ多くの親子さんを、「いのちの田んぼ」にお連れしたいと思いますわーい(嬉しい顔)