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活動報告

2007年8月15日

8/4 佐原 真夏の田んぼの生きもの観察会

佐原の椿農場で真夏晴れの生きもの観察会をしてきましたー!!
今回の参加者は、食育料理研究家の相澤菜穂子の料理教室に参加している子どもとご父兄、計18名です。
相澤さんメンバーは、ここ数年、佐原の田んぼに協力して、毎年稲作り体験をしてくれていますわーい(嬉しい顔)
田んぼの季節は早くも稲の花の時期を向かえているので、椿さん曰く、『稲の花が咲いたら、田んぼさ入っちゃあいけねえ。根が切れると米の実りが悪くなる』そうで、田んぼ回りの水路での生きもの観察をました。
流石、常連さんの坊やたち、張り切ってマイ水槽やマイ網を持参でした。
しかし、この真夏の炎天下に、果たして生きものは見つかるのでしょうか・・・?
10時頃到着し、田んぼに移動する前に、生きもの調査係の林さんが生きものを見るコツをお話ししました手(チョキ)
『みんなが田んぼの回りでウロウロすると、生きものたちはあっっと言う間に隠れてしまうからね。だから最初だけ、全員で固まって見て歩きましょう』とお話しました。
しかし、いざ田んぼに移動し始めたら、そんな話しはどこへやら・・・たらーっ(汗)
田んぼに放たれてしまった彼らの気持ちを呼び戻すのは不可能でした。ふふふ(笑)

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長い!ハリガネムシ!
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自分の田んぼで初めて
スジエビを捕まえた椿さん

最初に私たちをお出迎えしてくれたのは、な・な・なんと!ハリガネムシでしたるんるん
ハリガネムシと言われても、マニアック過ぎてどんな虫だかピンとこない方が多いでしょう。
永田は以前からお名前は存知あげていましたが、初めてお目にかかりました。
例えると、見た目は『のびて柔らかくなってしまったカタ焼きソバの麺』そっくり・・・!触った感触は、その名の通りハリガネ、いや、『細くて柔らかいワイヤー』のでした・・・!しかも、予想以上に長い・・・!
椿さんも網を片手に水路に入ってなにやらゴソゴソしています。
何が採れたか見てみると・・・、スジエビが沢山入っていましたるんるん
スジエビは色が透明で透き通っていてた、産まれたてのアメリカザリガニのようなやつです。

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オケラを捕まえたお兄ちゃん
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ぼくだって捕まえてやる!

林さんや椿さんにつられて、子どもたちも負けじと自分たちで捕まえ始めました。
あちこちで『何か採れた!』『何かいる!』『何にも採れない〜(半泣き)』などなどと感嘆の声があがります。
こんなに暑くちゃ生きものも隠れて見つかりにくいだろうし、人間もバテバテになってしまうから、1時間くらいで切り上げて昼食にする予定でした。
が、田んぼで風が吹くと稲が海の波のようにゆれ、その風景がなんとも気持ちが良く、生きものも全然少なくなかったので、気がついたら2時間が経過しようとしていました。
公民館では、陽子さんと椿かつ子さんが昼食を作って待ってくれていました揺れるハート
今日の献立は、そうめん、ナスの味噌炒め、キュウリとナスの漬物でした。
陽子さんと椿さんが作るものはいつも美味しいですぴかぴか(新しい)
みんな田んぼに行くと、いつも空腹の極限状態で帰ってきます。
『空腹は、最高のスパイスだ』とどこかで聞きました。
本当にその通りだと思います。
相澤さんが連れて来る常連さんの子どもたちに会うと、今まで田んぼで体験した事が経験になっているんだなと感じます。
生きものを捕まえたり、観察したり、殺してしまったり・・・。
生きものに触れる体験は、様々な感情を子どもたちに(保護者の方にも)与えてくれているのでしょう。
人間のことは勿論ですが、人間以外の生きもののことも大切に思えたら、地球が今のままじゃ人も生きものも困るんだなとか、自分にも何かできることはないかなと気がついてくれるのかな、と思う永田でした。

byむつ