9月6日椿農場のお米くらぶ会員の稲刈り
5月3日に田植えをし、毎週毎週竹ぼうき除草や、田ころがし機を押し、それが効かなくなってからは手除草で草取りをがんばった私たちの田んぼの稲刈りです。東京から東関東自動車道を走っている途中に雨にあったので、とても心配しましたが、田んぼについてみると薄曇りの稲刈り日和でした。
田んぼに入ると、驚くことなかれ、ヒエが1本もなく、大きな草は全くなく、稲株は分けつし、太くて短くて丈夫な稲に育っていました。椿さん曰く「今年はみんなが草取りに来てくれたので、自分も8月22日まで草取りにがんばり、その上天候にも恵まれ、この15年間で一番良くできました。もちろん農薬や化学肥料を使えば12俵(1俵は60kg)は軽く収穫できるのですが、環境に配慮したり、食味を追及するために、無農薬を目指してからは、1反(1000㎡)当たり7俵を目指してきましたが、今年やっと実現できました。」と満面の笑みを浮かべてお話してくださり、私たちもとてもうれしくなりました。
蛙やイナゴが気になる稲束リレー
しかしこの日の稲は、刈り旬(稲刈りの適期はたった1週間だそうです)を過ぎているそうで、椿さん曰く、稲の刈り旬は18〜19歳であるのに、この日の稲は35歳くらいになっているそうです。この米は、新米ならおいしく食べられるが、来年の6月を過ぎたら不味くなる。その頃でもおいしく食べられるのが刈り旬に稲刈りしたお米で、それをちゃんと区別して、それ相応の時期に私たちに送ってくれているそうです。本当に椿さんにお米のことをまかせているお米くらぶ会員は安心で幸せだと思いました。
無事終了でパチリ
本当においしいお米を食べたければ、椿さんに田植えや稲刈りの時期はすべて任せて、時機を逃さずに作業してもらえばいいのですが、私たちの田んぼ体験のために、適期を逃してしまうことを、申し訳なく思いました。でも子どもたちに、楽しい田んぼ体験をしてほしいので、これは許していただきたいと思います。
椿さんを本当に助けたいと思ったら、田の草取りに行くのがいいのです。来年はもっと大勢で草取りに行きましょうね。(報告:中村陽子)