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中村陽子のコラム

中村陽子のコラム

2015年10月12日

米・味噌・梅干し・黒焼きという高機能食品の恩恵に浴そう

人間は、非常事態や過酷な状況に置かれたとき、自分にとって何が本当に必要なのかがわかります。日本の歴史においても、下克上の時代、常に正しい判断力と強靭な体力がなければ生き残ることができなかった戦国武将たちが、玄米、味噌、梅干しなどの高い機能性を発見、行軍に兵糧として持参していました。

さて、現在の日本でも、かなり過酷な海外公演の中で、玄米、味噌、梅干し、黒焼きなどの価値を体で実感しているメダカのがっこうスタッフの美月さんの臨場感あふれるお話をご紹介します。

彼女が所属していう国際文化交流舞踏団「曼珠沙華」は、1999年、チェルノブイリ原発被災地公演を皮切りに、これまで20か国、35回の海外公演を行い、「世界の子どもたちに感動と心の花束を」をコンセプトに、言葉や宗教、政治を超えて世界の人と人の心の絆を結ぶ文化交流している団体で、世界各国からラブコールを受けています。今回のベラルーシ共和国での公演は6回目になります。ここからが彼女の体験談です。

私たちは毎日バスで片道5~6時間かけてシベリア大陸を移動し、環境が日本と全く異なる地で毎日ベストコンディションで舞台にたたなければいけません。この状況を打開するために日本から持参する重要アイテムがあります。

一番目はお米です。時には炎天下の中での公演、冷房がなく車内が42度のバス移動は座っているだけで体力が失われていく・・・楽屋を作り、踊る時にはフラフラになってしまいます。そのような中で、日本から持って行ったお米を炊いてつくった“塩むすびや、味噌おむすび”を食べた後の公演は、「足の踏ん張りがきく!」「力の出が全く違う」。お米の力に助けられ、「次の日の体力の回復も違う!」お米の力を身に染みて感じています。

また、ヨーロッパ、ロシア圏の乾燥している地域では、肌がカサカサになり、白塗りがのらなくなってくるのですが、お米を食べると、肌への保水力が違うことも実感します。

次に塩です。舞台上では、幾重にも重なった美しい衣装とピカピカの照明で汗をかきっぱなしですから、フラフラしないように、水分補給と一緒に塩を摂ることを大切にしています

その次は梅干しです。疲れて体が酸化してきたな…と思うと、必然的に梅干しが欲しくなります。クエン酸アミノ酸…という情報とはまた別に、体は素直に反応します。そして海外の様々な食事に胃が負けないよう、食あたりの予防にも必需品です。

その次は味噌です。味噌汁が体に染みる… と感動するのは、海外のなれない環境で、体が知らず知らずのうちにがんばっているからなのでしょう。味噌汁が腸まですぅーっと入った時に、癒される、元氣が出る、体が喜ぶのが分かるのです。味噌はお通じが良くなります。腸内が滞るとそれだけで体調が悪くなり、肌も吹き出物が出てしまうので、味噌汁に出来ない時は、黒パンにつけて食べます。美味しい!!

最後に黒焼き2種です。まず黒焼き玄米珈琲は、疲れてくると、体温が上がらなくなり、食事も摂りたくなくなる時に有効です。体を回復させたい時、質の良い睡眠をとりたい時に寝る前に飲んだり、朝起きて体に力が入らないと感じた時は、飲むようにしています。もう一つの黒焼きは、梅干しの黒焼きです。油っぽい食事が多かったり、体に合わないものを食べていると、おなかがゆるくなります。それでもトイレにこもる時間もないので、そんな時の助け舟で梅干の黒焼きをペロリとなめると、だいたいおさまります。また、風邪をひきそうかな? と思った時も予防でなめて免疫力を高くするよう意識します。

また放射能数値が高い地域での公演でしたので、体がダルいなと思ったら、すぐ黒焼きを摂るようにしました。

帰国してからのアフターケアーですが、2~3週間の仕事を終えて、日本に帰るころには、体もすっかり変わってしまっているので、帰ってきたら体の立て直しをします。①マコモ茶でデトックス・体内浄化を。②一汁一菜で体つきや肌を元に戻す。③百薬の長(メダカのがっこうのお酒)で心の癒しと美容とリラックス+腸を整える。④ぬかパックで肌を立て直す。これで完璧です。

最後にまとめとして、なんでも物事は“少し離れてみるとよくわかる“と言いますが、日本を離れ、異国の地では、水も空気も食も違うので、体は当然無理をすることになります。その中で、日本人である自分の体が、米、味噌、梅干しなどに素直に反応する体験をすると、日本人である私たちが、日本の食事をすることが、どれほど大切であるかを身を以て実感します。これからも、日本の食に支えられながら、日本の美しき良き文化を、世界中の人に喜んでいただける舞台ができるようがんばっていきたいと思っています。(体験談終わり)

いかがでしたか。さながら戦国時代の行軍のような移動と戦のような舞台を、お米、味噌、梅干しを食べて乗り切る美月さんは、戦国武将と同じですね。武士が完成したシンプルな伝統食は日本人の体の立て直しに役立ちます。それがまた放射能汚染の中に生きる日本人にはとても有効だと分っています。皆様、日本人の先祖が築いてきた米、味噌、梅干し、黒焼きの高機能食品の恩恵にもっと浴しましょう!(もちろん化学物質フリーものでなければなりませんが)

2015年10月12日

日本人は昔から味噌という高機能サプリを持っている

味噌は中国から飛鳥時代に渡来し、日本で発展しました。 古代中国では大豆を塩蔵したものを「醤(しょう)」と言っていましたが、醤になる前の熟成途中のものがとてもおいしかったので、これが独立して味噌という食品になりました。ですから名前の由来は、未だ醤にならざるもの「未醤(みしょう)」から「みそ」となったと推定されます。しかし平安時代まではずっと貴族だけのぜいたく品でした。

鎌倉時代にやっと、日本食の一汁一菜という定番メニュー、穀類(玄米や雑穀)と味噌汁と漬物という型ができました。この時代は、それまで蒸していたお米を羽釜で炊く技術や、すり鉢で豆味噌をつぶして水に溶かし味噌汁にするという料理もでてきました。羽釜の鋳物技術やすり鉢の製造技術の向上とも深い関係があるのでしょう。室町時代に入ると、大豆の生産もさかんになり、農民も自家製味噌をつくるようになり、味噌は保存食として庶民に浸透しました。今伝わる味噌料理のほとんどが、この時代に作られたと言われています。

しかし、味噌力を最大限に引き出したのは戦国武将たちです。戦国時代の天下取りで最後に勝利したのは徳川家康でしたが、織田信長、豊臣秀吉など最強の戦国武将を生み出したのは、赤味噌文化圏です。赤味噌というのは、大豆と塩と水だけで造る豆味噌のことです。後に、発酵を早めるために米麹や麦麹が加えられて茶色の味噌や白味噌が考え出されましたが、大豆100%で造られる赤味噌は、米麹や麦麹が入った味噌に比べて栄養分が豊富です。

特にストレス軽減作用があり「幸せホルモン」と呼ばれている神経物質セロトニンのもととなるトリプトファンが豊富に含まれています。つまり、赤味噌を食べると、セロトニンの効果で心が落ち着く一方、気持ちが前向きになり士気が高まります。その上、脳の機能を活性化させるレシチンが含まれており、迅速で冷静な判断ができます。さらに疲労回復や免疫機能強化に効果のあるアルギニンも含まれており、丈夫な体が維持されます。心身ともに強くなければ生き残れなかった戦国武将が味噌力の証明してくれています。

武田信玄は、「陣立て味噌」と言って、大豆を煮てすりつぶし、麹を加えて丸めたものを持ち歩くと、行軍をしている間に発酵が進み、味噌として食べることを考案しました。陣立て味噌は非常に実用的で多くの武将が行っています。ここで大豆に麹を加える味噌が登場するのですが、これは発酵を早めるのが主目的です。また味噌は最高に体によい塩分の摂取方法です。信玄が支配する甲斐や信濃には海がないため、塩分の備蓄としての意味も重要でした。信玄は大豆の栽培と味噌造りを奨励しました。これがのちの信州味噌です。

伊達正宗も軍事用の兵糧としての味噌を重視しました。彼は仙台城の中に、「御塩噌蔵」と呼ばれる味噌の醸造所を作り大規模に製造しました。これが日本初の味噌工場だと言われています。伊達正宗の味噌は、豊臣秀吉の朝鮮出兵のとき、夏場の長期戦にも腐らなかったことで有名になりましたが、これがのちの仙台味噌です。仙台味噌の特徴は、麹の割合が少なく豆味噌にちかい赤味噌です。

味噌力の本領発揮はこれからです。味噌は放射線から体を守ります。長崎に原爆が落とされたときに、爆心地から1.8㎞にある病院で治療にあたった秋月辰一郎医師や看護婦やスタッフの中に一人も原爆症出なかったのは、わかめの味噌汁と玄米などの総合力だと言われています。その当時この病院は味噌・醤油の貯蔵場所になっていたそうです。薬は何もなくても、最高の機能性食品が貯蔵されていたわけですね。

この味噌の力を科学的に研究した広島大学名誉教授の渡邊敦光博士によると、放射線を浴びせたマウスに味噌を与えると細胞の再生能力が上がり寿命が延びることがわかりました。しかも熟成がすすんだ褐色の濃い味噌ほど効果があるのです。その正体はメラノイジンという褐色の成分で、豆味噌、赤味噌などに多く含まれており、米麹や麦麹の割合が多い淡色味噌や白味噌には少ないようです。本物の醤油の褐色もメラノイジンなので、醤油も同じ効果が望めるはずですが、最近の速嬢造りでカラメル色素で色を付けたものは当然ながら効果はありません。渡邊博士の研究だと、味噌はこの他に、ほとんどの癌や脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病、肥満、便秘などから体を守る多機能の高機能食品だということです。

ところでここで問題が出てきました。現代の味噌は、本来の味噌の機能を持っていない商品がほとんどなのです。今スーパーに並んでいるの味噌は、酵母が生きているとパッケージが膨張して返品になってしまうため、加熱処理や醸造用アルコールにより殺菌してしまうのです。また「だし入り味噌」もだめなのです。味噌の酵母が生きているとだしの旨味を菌が分解してしまうため、殺菌しなければ旨味を維持できないのです。味噌には加熱処理の表示義務がないため、消費者にはわかりません。しかし商品として並んでいる限り、処理をしているものと考えた方がいいです。

生きている酵母や酵素が有効な成分を腸に運び、健康な細胞を再生力を高めるのですから、味噌は生きたまま摂ることが大切です。殺菌、殺虫、消毒(施毒)の世の中になり、殺菌された味噌でなければ流通にのらなくなってしまったのです。味噌本来の高機能をもった生きている味噌を食べたい人は、メダカのがっこうの自給自足くらぶで、命を優先する農家と一緒に原料から無農薬・無添加で我が家の1年分を作りましょう。今年造らなかった方のために、5㎏樽、10㎏樽の販売もしています。