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活動報告

2015年7月13日

7月11日いざというときの食養と手当法(アトピーと排毒)

食養というのは、本当は病気によって治療方法が一つ一つ違うわけではなく、血液や血管を汚すものを摂ることを止め、良い血液を作る食事を摂り、これにより体力がついて身体に溜まっていた毒素を出せるようになったら排毒しやすいような手当をすることで、体を立て直していきます。ですからアトピーといっても、さして特別なことはありません。しかもアトピーは病気ではなく、体にとって排毒の手段であるという立場で対処します。

メダカのがっこうは、様々な食養がある中で、1万人のアトピーを治したという赤峰勝人さんの実績を評価し、農薬、化学肥料、添加物、人工甘味料、合成甘味料、香料などの石油化学製品を一切摂らないことを、一番重要なことと考えています。今日の教室では、現代4人に一人がアトピー、2人に一人がガンという状況になっていますが、日本がここに来るまでの過程を振り返りました。

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昭和28年ごろに出てきたホリドールという農薬、硫安という化学肥料ですでに農家の自殺者が出て、梁瀬義亮さんという有吉佐和子さんの複合汚染の主人公である内科医がこの農薬を使う近代農法を死の農法と気づいたこと、昭和32年除草剤PCPが出た時には、用水路の魚やウナギ全滅したこと、以前から出てきていた食品添加物が年を経るごとに増え、現在1150種以上あること、昭和35年ごろから出てきた除草剤グリホザートなどの農薬で、永久歯が生えない子供たちが出始め、現在10人に一人の割合になっていること、平成14年ごろから出てきた殺虫剤ネオニコチノイドは、以前の体を直撃する農薬と違い、脳かく乱物質でミツバチの帰趨能力を奪い絶滅に追いやったこと、そして人間には無害といわれていたにもかかわらず、未発達の脳に害をもたらし、多動性の子どもが10人に0.7~1人という割合に達していること。この間に人間の自然治癒力をつかさどっていた自然塩にかわり、体液を狂わす塩化ナトリウムの塩しか手に入らない時代が続き、それは昭和47年から専売法が説かれる平成9年まで続いたこと。現在でも海のミネラルバランスが残っている塩は200人に1人しか手に入れられないことなど、水や空気の汚染は省きましたが、私たちがどれほど化学物質に侵され続けているかを勉強しました。

この現代社会の中で、化学物質を使わない米、野菜、調味料、基本的食料を命を優先する農家を協力して作っているのがメダカのがっこうなのです。

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さて数ある食養講座の中で、実践体験を最も大事にして毎回体験していただいているのがメダカのがっこうのこの講座です。この日も、梅醤番茶、糀水(酵素の補給に)、ヤンノーという小豆の粉と葛で作った飲み物(腎臓を養う)、大根蕩(タンパクの排毒によい)などを、すべて実際に作り試飲したり、生姜湿布のやり方を勉強し、膵炎の方に施したり、みんなも肩や眼に当てたり、全員でヨモギの足湯をして足の裏から排毒する体験をしたり、最後に手技といって何もなくても手を使って治療する方法を大友さんの指導の下実践したりと、盛りだくさんの体験をしてみな実践力を付けてお帰りになります。

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講師の大友映男先生が、人生を自由に生きるためには、健康を自分で維持できなければならないとマクロビや中医学、太極拳、手技などを修業することで得てきた知恵を実践方法を、惜しみなく分けてくれます。やったことがないことは、いくら話を聞いても本を読んでも、愛する人にやってあげることができません。皆さんどうぞこの講座に来て、実践力をつけてください。(報告:中村陽子)