2007年9月26日
9/1 大田原まこも刈り
マコモって知っていますか!?
イネ科の植物で、縄文時代から日本人の神事に使われていた植物です。
今でも出雲大社では、神様の通り道にマコモを敷き詰めるそうです。
もっと古くは、お釈迦様がマコモを敷いた上に病人を寝かしていたという逸話もあります。
昔は日本中の川に生えていて、水を浄化していましたが、護岸工事が普及してからは、ほとんど見られなくなっています。
マコモやヨシが川に生えていた時代は、「三尺流れれば水また清し」と言われていました。
3年前から始めた若杉友子さんの野草料理教室で、まこも料理が紹介されました
お茶にして飲んでも、食べても、血を浄化する働きに優れているようなのです。
このマコモは先にも述べたとおり、昔は日本中の川に自生したのですが、今ではほとんど見られなくなっているので、昨年、若杉さんが私にマコモを数株送ってくれました。
私はお庭に植えたのですが、あまり増えないので、稲作りの名人である大田原の水口さんに2〜3株渡しました。
すると、3〜4ヶ月でものすごく増え、背丈を越えるほどのジャングルになりました
実はマコモは、成長すると、マコモタケといって、歯の付け根のところがトウモロコシのように膨らみ、採って食べるとほんのり甘くて竹の子のような歯ごたえがあるとてもおいしい食材なのです。
中華料理では、ちゃんとした料理があります。
その大田原の水口さんが増やしてくれたマコモタケを、9月1日にメダカのがっこうとおむすび茶屋の有志で、収穫に行きました
マコモタケの田んぼは長靴よりも遥かに深く、田んぼに入ると水がどんどん長靴の中に入ってきます。
この日はとても暑かったので、入ってきた水が気持ちよく感じられました
収穫したマコモタケは、葉と実に分け、葉はハウスの中に干しました。
持って帰ったマコモタケは、翌日からおむすび茶屋のお惣菜になりました
南蛮漬け、キンピラ、胡麻和え、サラダなどなど、あまり特徴のある味ではありませんが、皆さんの身体に入って、良い働きをしていることでしょう