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まずごはん お汁に野菜に 漬け物を

人間の歯の数は28本中臼歯が16本、臼歯は穀類を噛むための歯。穀類を全体の6割食べることが、人体の設計図に忠実な食べ方なのです。病気を治す力のある血液を作る時、穀類と海の塩だけをよく噛んで食べることをします。これが最強の血液の作り方です。ですからお米6割の一汁一菜は、病気にならない食生活です。一汁は味噌汁ですが、これまた最高の塩分の摂り方です。一菜は根菜類や菜っ葉の和え物、これに3毒を消す力のある3年物の梅干しや日本人の乳酸菌のたくあんやぬか漬けがあれば最高です。

葉っぱでも 干して煮出せば 薬効茶

栽培ではなく、野草は自ら種を落とし生えてくる非常に生命力のある植物です。日本の野山は野草の宝庫です。ヨモギ、ハコベ、ササ、カキドオシ、ツユクサ、マコモなど、日ごろから生えている場所を覚えておいて、柔らかいうちに刈って、数日間干せば薬効茶になります。薬効はそれぞれですが、血の浄化、デトックスが共通の働きです。都会暮らしでなかなか野草を摂れない方々は、どうぞ薬を使わないメダカのがっこうの農場に田植えや草取りを兼ねてお越しください。安心してお茶に出来る野草を摘むことが出来ます。

黒焼きで 炭になり増す 浄化力

こんがりと焼くのではなく、本当に炭にします。食養の世界では、陰性、陽性、中庸、極陰、極陽と食物を5つに分類していますが、炭は極陽なので、病気で陰性に傾いた身体を立て直す力があります。化学物質(農薬、化学肥料、添加物、医薬品など)はすべて陰性です。放射性物質は極陰なので、極陽の炭は有効です。黒焼きの中でも三毒消すと言われている梅干しの3年物の黒焼きが最高です。籾付きの黒焼き玄米や、昆布などは、塩気のない黒焼きです。日本には昔から黒焼き療法というものがあり、科学的に証明されていませんが、陰陽の考え方だとよく理解できます。現代人は気を付けていても、化学物質や放射能から逃れられないので、黒焼きを上手に摂るといいでしょう。

コンコンと 辛い咳には レンコン湯

蓮根は、節のところを挟んで左右3センチくらいのところが一番薬効が高いところです。よくお店などで、節の部分が取り除かれて売られているのを見かけますが、それでは役に立ちません。無農薬で漂泊していないものを求めましょう。摩り下ろして搾った汁を使いますが、金属のおろし器よりもセラミックの方が酸化しにくいです。またセラミックのおろす面に梅酢を垂らしておくと、さらに酸化しにくく色が変わりません。搾り汁は火を入れるとトロリとしてきます。塩を少々加えてつらい喉に静かに流し込むように飲むと、とてもおいしく直ちに喉が楽になります。夏の蓮根の端境期には、粉末のものを使います。冬の咳の時期には、本物がたっぷりあるので、ありがたいです。

お魚に 大根併せて 毒を消す

昔から刺身には大根のつまが大量についています。これは、大根が魚の毒消しになることを昔の人が知っていたからです。食べ合わせも、近海の魚には大根おろし、少し沖の魚には生姜おろし、遠洋の魚にはわさびとなります。それだけでなく、今まで魚類をたくさん摂取してきた人は、血管や腎臓などの細管に魚の毒が詰まっているはず。これを溶かすには、大根おろしや大根蕩、切り干し大根茶を飲むといいのです。大根は今主流の青首大根より、首元まで土の中に埋まっている昔の大根がいいのと、化学肥料で細胞をふくらませて大きくした大根ではなく、無農薬・無化学肥料栽培のしっかり身がしまった大根がいいのです。

梅醤番 三役揃えば 最強だ

水の毒、食の毒、血の毒の三毒を消す力のある3年物の梅干しと、大豆と麦麹と塩だけで作った醤油、少々の生姜汁 それに三年番茶という組み合わせは、食養茶の傑作です。薬効効果が高い梅干しと醤油の塩分は、朝の塩気として最高ですし、そこに血管を広げる生姜汁、3年間熟成して中庸にした三年番茶で最強の飲み物が出来ます。朝1番に梅醤番茶を飲めば、貧血、冷え症、低体温の方だけでなく、二日酔いの方、健康の方の朝の塩気として、常備しておくといいものです。