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中村陽子のコラム

2019年6月20日

韓国の有機栽培面積が日本の18倍になっているのはなぜ?

 みんなには農薬を食べさせたくないという気持ちは、日に日に強まっています。それは、農薬の健康障害の研究がどんどん発表され、それが人間の腸や脳の機能を傷つけ、今まで消化や解毒が出来ていたものまで処理できず新たなアレルギーや病気の原因になっていたことがわかってきたからです。

 除草剤グリホサートは、私たちの腸の、アミノ酸に分解し吸収するという大事な機能をダメにするし、殺虫性を持たせた遺伝子組み換え作物は虫の消化器に穴を開けて殺す同じ方法で人間の腸も漏れるようにしてしまうし、殺虫剤ネオニコチノイド系の殺虫剤は、脳をかく乱し特に脳関門が発達していない子どもたちを脳障害にするし、ネオニコチノイドの代替農薬であるフィプロニルはギャバを阻害し怒り狂って死ぬ虫や、切れる人間にしてしまうし。
 考えてみれば、レタスと人間だって遺伝子レベルでは90%が同じだそうで、地球上の生きものである限り基本の生化学反応はかなり共通であり、草や虫だけ殺すことなどできない相談なのです。

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