携帯サイトはこちら

中村陽子のコラム

2003年4月15日

生命を活かす技術体系

 最近、緩速ろ過の浄水システムを知りました。これは、200年前のロンドンで発明されたもので、いたって簡単な装置です。大きな深いプールの底に土や砂を敷いて水を溜めます。すると、水面には糸状藻類が発生し、その藻類が光合成によって酸素を出し、生きものを養います。この環境下で砂底数ミリのところに発生するたくさんの微小な生きものたちによって、菌などを食べてもらい、水をきれいにするのです。

続きを読む »