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中村陽子のコラム

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2001年12月11日

お金に愛を乗せて

 意識や祈りは偉大な効果があります。朝と寝る前に、人間を乗せた地球の平和と調和を祈り、全体が光り輝くまでイマジネーションして、ありがとうございます、と言うのが私のやり方です。人間を乗せた地球、とあえて言うのは、ホーキング氏の人間主義、美しく調和に満ちた法則で動く宇宙モデルがどんなにたくさんあっても、、その美しさに感動し、賞賛する人間がいるモデルを神様が選んだからです。
 祈りを始めてから、何年も前から知っていたのに、心と心が出会っていなかった人と本当に知り合うことができたり、自分の本当にやりたいことが少し近づいてきたり、私の心と体の中までバランスが取れてきました。地球の幸せは、私から始まるみたい。

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2001年11月2日

塩の心は「みんな大切」

 海には、地球上の全ての元素が溶け込んでいるのに、結晶させた塩は、白くてキラキラしています。この世はたくさんの色が溢れているのに全ての元素は透明な白なのですね。太陽は光の白。雪は、暗闇でも白く発光し、朝露は命を内に秘めて輝いています。とにかく美しい、そして人も同じ、人が無心に何かをやっているとき、そばにいると、その人の美しい魂が感じられて、たじろいてしまうことがあります。ただただ大切に思う、そっとしておくか、触れるのがもったいないような、扱いに困ってしまう嬉しい感覚です。みんな大切。
 塩を作っている人たちも素適です。男の中の男という感じ、はがねのような強さと、命を愛するやさしさが感じられて、みんなカッコイイです。日本の海から日本の塩を取り出してみんなの命を支えてくれる人。みんな後光が射しています。
 塩の心は「みんな大切」、今地球上の生き物のバランスを決めているのは、海や水や土や腸内細菌のミネラルバランスです。人間にとって都合の悪く見える菌や、虫や、動物や、人間を殺すと、徐々に地球のミネラルバランスも変わってしまうでしょう。海の水は地球のエキス、塩はその結晶。
 きっと、誰も何も殺さなくてもみんながうまくいく方法があります。農業にも医学にも国際社会にも。それを考えるために頭があるのですから。

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2001年10月12日

命を育むことば

 先日、日木流奈君のお家におじゃまして、ことばの働きを体験しました。一日のほとんどを生きるためのプログラムに費やすため、その間ずっと聞く生活をしている流奈君は、話す時、ことばを選ぶのにとても慎重で、批判、否定、誤解を生む阜サをしないよう、時々考え込みます。そして選ばれたことばは、その場にいない人まで誰一人悪い気持ちにさせない、そしてずれてない、文学的阜サで美しいというのではなく、耳と心が聞きたいことばを聞いた心地よさを感じさせます。
 流奈君が発したことばから、一つも悪い想念が生まれない、それだけでなく自分の気持ちが理解された満足感と、問題が整理されたために漠然としたプレッシャーがなくなり、心が軽くなって体が動けるようになります。これはすごいことです。すべての行動のもとは想念、ですから世の中を良くするのも悪くするのも、生き物たちの想念の集合体、すると、流奈君がことばを使ってやっていることは、すべての生きものと共に生きる世の中を作るのに貢献していることになります。これは誰にでもタダできるすばらしい方法ではないでしょうか。

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2001年9月10日

水の心は命を育む

 水の心は「命を育む」、これは夢物語だと思ってもらっていいのですが、ある日、ある人が、水が泣いているような気がしたので、どうしてなのか聞いてみると、このごろ自分たちに人を癒す力がなくなっていることを悲しんでいました、でも水源や湧き水はまだきれいなんでしょう、と聞いてみると、それも力が落ちているといって嘆いていました。えっ、それで水は怒っていないの、どうして、汚したのは人間じゃない、それなのに、人を癒したいなんて思っているの、ワァー、と涙なみだ、ごめんなさい、ごめんなさい、・・・ありがとう、ありがとう、・・・
 この事件は私の感性を変えてしまいました。この日から、不本意に塩素消毒されている水道水にも、農薬が溶け込んでいるであろう野菜の中の水にも、謝罪と感謝の気持ちが湧いてきてしまいます。薄い塩水で労をねぎらってから料理するようになりました。

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2001年8月20日

地球緑化・粘土団子の旅

 粘土団子で種を包み、砂漠化の進む地球に、鳥になって種を蒔き、もう一度地球を緑の楽園にしようと世界に働きかけている福岡正信さんと本間裕子さんが、中国から帰ってきました。以下は彼女の報告を要約したものです。
 『皆様が集めてくださった種のうち9.4トンは、今年2月6日に北京に向けて高知を出港し、北京から更に列車とトラックで20時間あまりの内モンゴル地区のゴビ砂漠に届いていました。そこで現地の選ばれた30人の女性と一緒に粘土団子を作り、蒔きました。

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2001年6月9日

ありがとうで時空を越える

 先日、粘土団子に使う種集めをしました。利根川土手に数純Lロにわたって繁殖しているのカラシ菜の種です。朝から雨が降っていたにもかかわらず、たくさんの人が来てくれました。
 人の背丈ほども伸びて種をいっぱいつけたカラシ菜の種は、触れると弾けてしまうものも多く、雨に濡れたカッパには赤い小さな種が唐閧ツきました。野生のカラシ菜の種です。さぞかし辛いでしょう。春に出る可愛い双葉も辛いので、鳥には食べられにくいかもしれません。
 種集めのあと、集会場で福岡正信さんを囲む会をしました。

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2001年5月8日

人間にできること

 福岡正信さんは、25歳のある日、自然の完璧な設計図を観たらしい。人間が手を加えるところなど何もない、何をしても余計なこと、無駄、何もしないのが一番いい世界。それから彼は、今までの農業から、あれもしなくても良いのではないか、これもしなくても良いのではないか、と止めていった結果、不耕起、不施肥、無除草、無農薬となりました。これは近代農法から健康に悪そうなものを除いていく現代の自然農法とは根本的に違います。農薬を我慢するのではなく、必要としない、また除草剤を我慢するのではなく、草の働きを知って利用する。不耕起から始めると、自然に必要なものがなくなり、すべてが理にかなっているので無理なく良い流れに入ることができるのです。
 耕すと言う自然破壊から出発した文明とは、その起源から違うこの流れを仮に「耕さない文明」と呼ぶことにします。耕さない文明系の医学や教育はどういうものなのでしょうか。考えてみると私は既にいくつかの事例に会っています。

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2001年4月9日

耕さない文明

 農業を耕さないということから始めたらどうなるのか、を現実に見せてくれたのが、福岡正信さんの粘土団子と、岩澤信夫さんの自然耕です。
 粘土団子はシンプルですがとても高度な農業技術で、種の力を100%引き出して、地球の砂漠緑化をしています。厳しい自然におかれた種は、不用意に芽を出したりしません。まずすべてのエネルギーを一本の主根に託し、水脈を探します。水を確保したら芽を出し、強風に耐えるため茎を太くし、生きるのが厳しいときほどたくさんの花を咲かせ種をつけます。緑の面積がある水準を越えると、雨を呼び自らの生きる環境さえ改善します。
 自然耕はイネの力を100%引き出す農業技術です。もともと岩澤さんは、冷害に強い米作りを研究していたとき、福岡さんの自然農法に出会い、その大原則の不耕起から始めてみたのです。この成果が目に見えたのが1993年の大冷害のとき、このとき、東北から関東までの稲は、それぞれに花の咲く時期を調節して実をつけたのです。野生の雑草に冷害が無いのと同じようにイネが野生の記憶を取り戻したのです。

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2001年3月5日

田畑の命と人の命

地球上でどんな生物が繁栄するかを決定するのは、神様ではなくて、ミネラルバランスです。ですから、土の中でどんな微生物がどんなバランスで活性化するかを決めているのもミネラルバランス、人の体の中でどんな菌がどんなバランスで元気になるかを決めているのもミネラルバランスです。人間が地球上の土や水や空気のミネラルバランスを変化させ、そのために生態系が変わり、いままで眠っていた菌が目を覚まして繁殖し、増えすぎた人間を減らしたとしても、何の不思議もありません。
しかし、私たちは人間ですから、人間をはじめとしたいま地球上で繁栄している生命の立場でものを考えると、この世の中には、私たちの体を良いミネラルバランスに整えるものと、崩すもの、の二つしかありません。 今まで私が調べてきた塩についても、いくらたくさんの塩があっても、体のミネラルバランスを整える塩と、崩す塩があるだけです。

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2001年2月4日

立上る雑草

 1946年の「採集と飼育」という雑誌に「立上る雑草」という題名で、広島に原子爆弾が落ちたあとに生えはじめた雑草を調べて記録してくれた人がいます。結城一雄さんという方です。当時の様子がよく伝わってくるので彼の文章を引用します。
「広島の焼野が原は、原子砂漠といわれていますが、その原子砂漠に今や数々の雑草が雄雄しく立上がっています。閃光一瞬、広島の人たちが被ったごとく、かれら雑草の大半は死滅したものと思われていました。当時の強烈なウラニュウムの放射は、広島に70年間生物を住まわしめぬだろうとさえ言っていましたが、広島復活の先駆は、実にナズナ、ウマゴヤシなどの雑草たちによってなされたのです。爆心地の湖畔から広島城一帯のかれらの繁茂は驚くほどです。緑に飢えた砂漠の人々のオアシスとなっているのです。スクスクと何物にもひるまない逞しいかれらの成長は、戦の疲れから抜けきらない人たちへの無言の教示とも言えましょう。」と彼は爆心地から1500m圏内の草を調べています。

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