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活動報告

2014年8月18日

8月16日 いざというときの食養と手当法ー10回シリーズの①ー

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食養と手当法の新シリーズ①はまず食養の歴史について学びました。講師は、やさい村の大友映男氏です。明治時代に石塚左玄が初めて提唱し、桜沢如一がマクロビオティックとして発展させましたが、日本の古来からの生活の知恵が元になっています。
実践編はまず梅醤番茶から。梅干しと醤油、生姜のすりおろした汁に三年番茶を注いだもので、瓶詰のものも市販されていますが、無農薬の梅干しと天然の醤油で作る梅醤番茶はとてもおいしかったです。
梅醤番茶はかなり陽性で、陰性体質の私はおいしいと感じますが、陽性体質の人も常飲してよいのか質問したところ、陰性の人も陽性になってくるとおいしく感じなくなり、常飲しなくなるだろうとのことでした。メディアなどで身体によいと紹介されると品切れ状態になったり、自分の体質を考えずに取り入れてしまいがちですが、まず自分の体質を知ることと、おいしいと感じるかどうかで自分がいま陰性と陽性どちらに傾いているのか、自分の感覚に注意を払うことが大切なのだと感じました。
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湿布の実践は生姜湿布と里芋パスタ。生姜湿布は血液の循環を良くし、きれいな血を集めて痛みやこりを軽減します。じんわりポカポカしてとても心地よかったです。里芋パスタは生姜湿布をした後にすることで毒を吸い出します。
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食養は西洋医学が広まっていない昔の日本では、家庭で普通に行われていた治療法だったのかもしれませんが、現代の日本では病気の症状が出るとすぐに市販の薬を飲むのが常識になってしまい、昔からの知恵は忘れられつつあります。ただ、処方される薬や湿布は体質に合わないと副作用などで別の症状を引き起こすこともありますが、食養の手当法は食材を用いるので、そうした副作用の心配が低いのが利点です。写真はよもぎの足湯です。自分で気持ち良さを体験すると、人にやってあげたくなります。
これから10回かけて食養を学んでいきますが、毎回テーマが異なるので楽しみです。
(報告:佐野友美)