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2015年10月6日

10月4日 水口農場の稲刈り体験と収穫祭

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スーパー農家の水口さんのあいさつ

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ニンジン畑も順調です。3月初めには二ンジン堀りがありますよ!

皆さん、広大な面積をすべて無農薬で栽培するという農家はほとんどいません。みな無農薬は数割で、あとは減農薬です。というのも本当に無農薬栽培はタイミングを外すと草にやられてしまい、広大な面積は無理だからです。その無理を通しているのが水口博さん。水口農場の親方です。水口さんいわく、ちょっとでも農薬を使った作物があると、コンバインも精米機も全ての機械を1回ごとにきれいに掃除して、お米が混ざらないようにしなければならず、それが面倒だからだということですが、本当に思い切りが良い人間なのです。

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今年は草対策に成功し、先日の水害の害もなく、無事収穫を迎えられたことに感謝して、お米を食べてくれている会員に稲刈り体験や農園案内、お昼のご馳走、マコモタケや新米他、たくさんの御土産を用意して待っていてくれました。稲刈りと言っても、水口さんがコンバインで田んぼの回りを2周ほど刈り取り、そこから好きなだけ鎌を使って手刈り体験をし、今度は順番にコンバインに乗せてもらって稲刈りをするという、テーマパークに遊びに行ったような1日でした。

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田んぼ大好き猫、モモちゃん。水口さんを追ってどこへでも。

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よし、みんなにマコモタケを採ってやるとマコモ田に入る水口さん

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マコモ田の生きもの調査、ヤゴ数種、ガムシ、カゲロウ幼虫などなど

DSCN0862 DSCN0867 DSCN0863お昼は、とれたての無農薬の野菜と米で、お母さんの料理や、みみちゃんというマクロビ料理の名人が料理した贅沢なご馳走やスイーツ、黒焼き玄米茶やマコモ茶もおいしくいただきました。こんなにしていただいていいのかしらと思うほど、次から次へと、あれも持ってけ、これも持ってけ、とサービス精神にキリがない水口さんを制止してイベントを終了しました。皆さん水口さんのお米くらぶ会員が増えるように、ご協力よろしくお願いします!(報告:中村陽子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年10月6日

10月3日 もてぎハッチョウトンボの棚田の稲刈り

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もてぎツインリンクもてぎ内にあった放置田を復元し、2004年から稲を育て始めて12年目、10年ほど前から積水化学工業グループの自然塾の皆様が稲作りに協力して下さっています。復元するのも大変ですが、作り続けることはもっと大変。メダカのがっこうの方では最近、人数を確保するのに苦労していますが、積水化学自然塾の方は努力を怠らず、たくさんの家族連れが参加して下さっています。

昨年あたりから、竹ぼうき除草のタイミングを逃さずに草取りを行い、今年からはさらにダックホーという草取りの新兵器が登場して、見事に草対策に成功。今年は今までで最高の稲の姿が見られました。しかし、山間で水も冷たく、稲はあまり分けつしなかったらしく、田植えの段階で、もっと1株の苗の本数を多くするべきかななどと、反省しています。苗代がかかるのを覚悟で、来年実験してみますか。

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稲刈りはふつう水が落としてあるので、運動靴でもできるのですが、この田んぼは水を落としてもぬかるみが解消せず、足が泥に盗られて身動きができません。刈った稲を畔まで運ぶのにも一苦労。こども達がお父さんから受け取った稲束を畔に置く役目をしていました。稲穂が泥につかり、すでに芽が出てしまっているものもありました。種には適期以外の時期には発芽抑制ホルモンが働くと聞きますが、それが働かなかったのでしょうか。

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初めて1時間くらいたつと、子どもたちは徐々に生きものを追いかける方に抜けていき、戦力は大人だけになってきます。カエルやザリガニ(この外来種はこの田んぼから除去します)イナゴやバッタなど追いかけ、捕まえ、生きもの博士に聞きに行ったりと、楽しんでいたようです。田植えと違って稲刈りは、刈る⇒運ぶ⇒束ねる⇒ハザカケすると、作業量が多いので時間がかかり、おひるごはんも遅くなってしまいました。お昼のおむすびと味噌汁や漬物のおいしかったこと。

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メダカのがっこうの参加者が少なかったので、積水化学自然塾の方がお帰りになった後も、メダカのがっこうの棚田の稲刈りが続きました。みんなで黙々と作業をして最後までやりきった時の喜びは最高でした。皆さんも、苦しい作業が楽しい思い出になるので、どうぞ来年は参加してくださいね。(報告:中村陽子)

2015年10月5日

9月27日 東北支援の棚田の稲刈り

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茂木のひっそりとした山間にある東北支援の棚田、今年もNPO法人底上げの若者たちと一緒に、稲を育てました。交代で草取りを頻繁に行ったおかげ、草を抑えることに成功、稲が立派に実り、稲刈りを迎えました。

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都会でパソコンの前で毎日働いている私たちには、この静かな棚田の空間は、別世界。体の緊張がほどけ、心が楽になります。すべてが手作業なので、鎌で刈り、束ね、はざかけをする。作業量が多いので、身体はくたくたになりますが、帰ると元気になっているから不思議です。稲刈り終盤、みんなの疲れも胸突き八丁のころ、トラックの荷台に乗った子どもたちのはしゃいだ声が谷間に響きます。その張りのある声を聴くと、もう一つ元氣が出てくるのです。

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ここは実はツインリンクもてぎの敷地内、全く農薬や化学肥料を使わない生きものいっぱいの山間ですが、放置されて荒れ地の湿地のようになっていたところを、棚田を復元してからは、さらに生きものが豊かになりました。稲刈り後の稲株には、小さなクモたちがウヨウヨ、1株当たり2~3匹は見つかるとなると、田んぼ全体ではどれほどのクモがいるのでしょう。

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珍しい野の花たちにもたくさん会いました。まだまだ稲刈りする棚田があります。続きは10月12日に行います。参加なさりたい方は、中村陽子まで直接ご連絡ください。ここで収穫したお米は、岩手県田老町と大槌町の児童館や保育園の子どもたちに田んぼ紙芝居やおむすび教室をやりながら手渡しします。

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これからも東北支援の棚田の作業、手伝ってくださる方募集しています。(報告:中村陽子:090-3472-2038)

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年9月17日

9月12日 伊豆分校の稲刈り

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台風と大雨でダメかと思っていた伊豆分校の稲刈りでしたが、前日から雨が止んで、何とか稲刈りができる状態になり、12日の当日は朝から太陽が顔をだし、熱中症になるほどの天気になりました。

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伊豆分校は修善寺のなだらかな山間にあり、空が広く棚田も広くて、川の流れも豊かで生きものもたくさん、稲刈りをしている足元には、サワガニやツチガエルが、稲の上にはトンボたち、ビオトープにはドジョウやシマゲンゴロウやたくさんの水辺の生きものたちに会えます。

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この田んぼは、この素晴らしい里山の景観のファンが多いのですが、いざ稲刈りとなると、土曜日ということもあり、学校行事と重なり都合がつかない家族が多く、いつも申し訳なく思います。それでも20名の稲刈りになりました。12日は上の1枚の稲刈りをして、翌日は農家さんにお願いしてコンバインで残りの田んぼを刈ることにしていたのですが、13日は朝から雨が降り始め、できませんでした。12日に参加できた方たちは、本当にラッキーだったと思います。(報告:中村陽子)

2015年9月9日

9月6日 椿農場稲刈り

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7家族がそれぞれ陣取り稲刈り開始、お父さんが一生懸命指導中。

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この一家はサクサクと速いペースで稲刈りが進む

 

5月3日に田植えをした稲、今年もおかげさまで実りました。椿さんのお話によると、田植えはきちんときれいに植えられて、草取りも何回も田ころがし機を押しに来てくれて、みんなの情熱を感じたので、椿さんも手除草を2回もしてくれたそうです。私たちが腰を曲げるのが辛くて、いろいろ道具を使おうとするのに対して、椿さんは手除草が一番ということで、稲株の周りを両手でぐるりとかいて一株一株すっきりさせてあげています。これが一番稲が喜ぶのでしょう。椿さんの愛情をたっぷりもらって毎年美味しいお米ができています。

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いよいよ最後の一株。カエルたちも逃げ場がなくなる。

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泥の山をどけたら、そこはザリガニの深い穴。

 

ところが今年は、ちょうど開花のころ台風が2つ続けてきたことで、風の日が4日ほどつづき、受粉前の籾が擦れ合って、未受粉のお米が多くなってしまいました。今年の収穫量は、1反当たり5俵から6俵だろうということです。農業は、努力しても気候など人間の力ではどうにもならない自然の影響で、収穫が報われないところが厳しいお仕事ですね。そんな農家が何があっても後継ぎができて続けていけるように、お米を食べて応援するお米くらぶ会員を増やしていきたいです。

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写真はお米くらぶの皆さんと稲刈りを楽しみ、お母さんが育てた無農薬のおいしいお野菜の料理とお汁をみんなで食べているところです。この日は雨の予報でしたが、みんなが岐路につく2時まで降りませんでした。感謝です。(報告:中村陽子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年6月30日

6月28日椿農場田の草取り

4月29日と5月!3日に田植えをした慶応幼稚舎とメダカのがっこうの田んぼでは、その後1週間ごとに竹ぼうき除草や、今年から登場したダックホーという除草道具で草取りをしてきましたが、この日は少しまとまった参加者と草取りをしてきました。

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メダカのがっこうの田んぼは、去年より少し分けつ数が少ないようですが、稲、田の草ともに元気でした。稲がリンを延びているのは嬉しいのですが、肌や眼に葉先刺さって痛い痛い。もう穂が出始めているので、私たちにできる草取りはこれでおしまいです。あとは椿さんにお任せします! (報告:大沢佳子)

 

 

2015年6月11日

6月6日~7日佐渡田の草取りツアー

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佐渡には「トキの田んぼを守る会」という2001年からずっとメダカのがっこうと一緒に、農薬・化学肥料ゼロで田んぼの生態系を取り戻そうとしている農家がいます。2005年の交流会で、佐渡の農家の奥様が、「無農薬で一番のネックは草取りです。みんなで草取りに来てくれるといいのだけど」という言葉を受けて、2006年の6月から毎年田の草取りツアーに出かけています。今年も、米ネットワーク新潟というこだわりのお米屋さんのグループとメダカのがっこうの会員たちで伺いました。

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子どもたちを中心に生きもの調査隊を結成、1日目はメダカのがっこうのお米くらぶの農家、佐々木治巳農場へ、2日目はトキめきプラザ近くにある生きものの宝庫、佐々木邦基農場の調査をしました。カエルはニホンアカガエルのオタマジャクシにずいぶん足が生えていましたが、モリアオガエルは卵塊のみ、アマガエルやトノサマガエルはまだ数が少なく、サドガエルには残念ながら会えませんでした。しかし、黒サンショウウオの幼生や、たくさんのトンボのヤゴや水生昆虫の幼生に会うことが出来ました。子どもたちは水を得た魚のように楽しそうでした。ヘビの手触りを初体験して興奮していました。

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夜の交流会では、トキの田んぼを守る会の斎藤会長の地区の鬼太鼓を見せてくれました。また今回メダカのがっこうの古くからの知り合い、木谷正道さんがギター持ち込みで日本の歌やアメイジンググレースなど美しい歌を聞かせてくれました。茶摘みの歌の替え歌の「田の草取りの歌」も飛び入りでみんなに聞いていただきました。木谷さんはこの田の草取りツアーの意義に感じて、来年は仲間のバンドを連れて来てコンサートをやる約束をしてくれました。

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翌朝は6時宿泊所のトキ交流会館前集合で、トキウォークに出かけました。箱庭のような景色の中、トキの朝の巣立ちにも出会いました。しかし実はトキ交流会館の前の森をねぐらにしているトキのほうが、間違いなくみられるのです。交流会館で集合していると、かなりの確率でトキが数羽で頭上を飛んでいきます。野生のトキが数百羽になる日が来るなんて、佐渡に通い始めた15年前には考えられませんでした。これもトキの田んぼを守る会の農家たちの初めの一歩があったからこそと、感慨ひとしおです。

佐渡田の草取りツアーも今年で10年目、無農薬で命を優先する農家のお米を食べる都会の私たちが、田の草のことや草取りの苦労を知って一緒に悩み、年1回でも手伝いに来られる仲間を増やしたいと願っています。メダカのがっこうのみなさん、田の草取りに一緒に行きましょうね。(報告:中村陽子)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年6月3日

5月31日もてぎ東北支援の棚田の田植え

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もてぎでは2か所の棚田を毎年作り続けています。1か所目がツインリンクもてぎ内のハッチョウトンボの棚田、2つ目がここ仲澤農場の前に広がる時が止まったような山間です。ここも実は本田技研の敷地で、サーキットの爆音が響くために買い上げた山間なのです。ここを毎年少しずつツインリンクもてぎの森の番人﨑野さんが棚田を復元したり、ため池を作ったりしてくれています。ハッチョウトンボの棚田に比べて1枚当たりが広い田んぼです。

ここは、東北支援のNPO 底上げという若者たちと、メダカのがっこうとその協力者たちで田んぼを広げてきました。今年も数回に分けて田植えをし、今日が最後の田植です。ここは生物相が豊かで、今でもタガメに会うことができます。田植えを終えて、みんなでおむすびと具だくさんの味噌汁と、ありあわせの野菜や葉っぱで楽しい昼食。

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昼食後は仲澤先生からお話と伺いました。彼の話では、昔はもっともっと豊かで、ウナギもたくさんいたとか、昔のような棚田を復元して、自給自足の里=まほろばの里を作ろうと志を持ってここに入られて20年、少しずつ実現に向かっています。覚悟を決めて一つ所に腰を落ち着けている人は強いですね。いろいろな人を呼び込む力があります。この田んぼの稲刈りは、9月27日(日)このすてきな山間を覗いてみたい方はどなたでも参加できます。(報告:中村陽子)

 

 

 

 

2015年6月2日

5月24日水口農場の田植えとマコモの田植えin大田原

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水口農場は大規模なので、田植えも手植えはほんの少しだけ、子どもたちは田植え機に乗せてもらって機械植えを体験できます。水を落とした田んぼに、水口さんが線を引いてくれて、その交差点に苗を植えていくと、30分もしないうちに終わってしまいました。そこでマコモ田に移動して、この時期が植え時のマコモの苗を植えました。マコモはイネ科でまったく稲を5倍に大きくしたような相似形です。

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田植えの跡はすべて水口農場の無農薬の野菜料理で昼食。水口さんの奥様とミミちゃんのおいしい料理にはいつも感心してしまいます。青空のもと、自己紹介をしていただきながら、和やかな時間を過ごしました。

その後は、いつもの通りあれも持って行け、これも持って行けと、畑でキャベツ、レタス、大根を抜いてはお土産にしてくれました。みんなこんな贅沢に慣れてしまっていいのでしょうか。甘え癖がついては困ると思いつつも、水口さんの大盤振る舞いを受けてしまいました。ありがとうございます。

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明日が神保町での野草料理教室ということで、初夏の野草を収穫して帰りました。(報告:中村陽子)

 

 

 

2015年6月2日

5月23日 もてぎハッチョウトンボの棚田の田植え by 積水化学G.自然塾+メダカのがっこう

ツインリンクもてぎ内の荒れ果てた棚田を復元して11年たちました。積水化学グループ自然塾や、メダカのがっこう会員が毎年この棚田で稲を育てているお蔭様で、今年も田んぼの生きものたちと一緒に田んぼ作業ができます。田んぼは人間が作った浅い水たまりで二次自然といいます。ですから、棚田は作り続けることが、自然再生になるのです。

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平地の田んぼと違い、この棚田は、水も冷たく、稲の分けつも少ないので、はじめから4~5本の苗を15センチ間隔に植えました。畝間は、30センチで風が通ります。いつもの2倍の苗を用意したのですが、これでも足らず、後日補植することにしました。

開始時間が11時近くと遅くなってしまいましたが、12時半には8枚全部の田んぼの田植ができました。お昼は、五分づきと、餅キビと、黒米の3色おむすび、具だくさんの味噌汁、それにおかずが3種でした。日差しは強かったですが、ホタル観の台の上で、今田植えが終わったばかりの田んぼの上を吹いてくる風を受けながら美味しくいただきました。

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食事後は、生きもの観察。みんな田んぼで見つけてきた生きものたちを先生に見せて、解説してもらいました。もちろん終わった後は、元いた場所に返しました。次回は7月4日の田の草取りとホタル観です。午後から田の草取りと生きもの観察をして、夕食を食べて、暗くなり始めたら棚田に降りていきます。ホタルを増やすには、アメリカザリガニを退治しなければなりません。今年もペットボトルで罠をたくさん作って仕掛ける予定です。(報告:中村陽子)