5/26・27 伊豆修善寺での生きもの調査&田植え
メダカのがっこうの田んぼは、ほとんど関東以北にある中で、伊豆修善寺の水口農場は、箱根を越えたメダカの中では最も西に位置し、神奈川・静岡方面の人たちが中心になって、伊豆組が自然にできています。
また田んぼの持ち主である水口雅彦さんは、農家ではなく、コンピューターシステムのスペシャルエンジニアの仕事をしています。
でも生きものが大好きで、耕さない、冬・水・田んぼを愛し、田んぼの横にビオトープを作り、24時間15分毎に撮影する装置を設置しています
この田んぼで、5月26日田植えの前日、田んぼの生きもの調査をしました。
この田んぼはヤマからの水が入る一番初めの田んぼで、水があまりにきれいなので、一昨年まではイトミミズが1匹もいなかったのですが、米ぬかをまいたり、冬・水・田んぼを3年続けているうちに、イトミミズがとても増えてきました
コロコロと洗濯板をこすったような声は、シュレーゲルアオガエル、ちょうど繁殖の時期なのでしょう。
一足先に生まれたヤマアカガエルの赤ちゃんも泳いでいました。
一番多かったのはツチガエル、イボイボがある土色のカエルです。
田んぼの中には、産み落とされたばかりのカエルの卵もありました。
「カエル見つけた!」 |
伊豆の田んぼ整備 |
楽しい調査の後、ラフォーレ修善寺で食事と交流会、今回の参加者たちが、伊豆組の新しい仲間に加わりました
その後は、メダカのがっこう田んぼの生きもの調査隊長である岩渕先生に、生きものと一緒に稲が元気に育つ田んぼの魅力を、たっぷりパワーポイントによる映像とお話で堪能しました。
夜もふけて、温泉後に岩渕先生を囲みながら、みんなでおいしいお酒を飲みながらお話したひとときは、とても楽しいものでした
翌日は9時から、田んぼに田植えをしました。
昨日、草をとり、田んぼを整備していたので、とてもスムーズに田植えができました
私はその間、おむすび60個とトン汁を田んぼの前の公民館で作りながら、田植えが終わって、みんながお腹をすかせてやってくるのを待ってました
生きもの調査や農作業は、みんなでやって、みんなで食べるのが楽しいですね。
田んぼは本当にたくさんの楽しみを私たちに与えてくれます。
機械で済ませていたら、人が寄り付かない田んぼになってしまい、きっと稲も楽しさを知らないまま一生を終えてしまうのでしょうね。
私たちのお米がおいしいわけが分かるような気がします。
5/19・20 カタクリの沢の田植え
今年もメダカのがっこうの拠点.ハッチョウトンボの棚田の田植えをしてきましたー!!
場所はツインリンクもてぎ内にある、30年間放置されていた棚田です。
2002年から復元し、ハッチョウトンボや、タガメなどの今はあまり見られなくなった生きものたちが、たくさん生息できる環境を取り戻しています
田植えはやり始めると止まらない! |
植え残しはもうないかな? |
今年は40名の方が参加してくださり、子どもたちもたくさんきてくれました。
1つの田んぼに目安になるビーズ付のひもを張って、6つくらいの田んぼにそれぞれ分かれて、さあ田植えの始まりです
初めての方も、経験者の方も、皆さんなかなか真剣に植えていましたよ。
マイ田んぼを買ってくださっているYさんグループは、『私たちの田んぼだから』という意識が特に強いようで、補植の方もばっちりご自分達でされていました
子どもたちの多くは、はじめの30分ほどで田植えに飽きてしまい、カエルやオタマジャクシや虫たちを追い掛け回していました。
まだ幼い子どもたちには、田植えより泥んこや生きものの方が遥かに魅力的な存在なのでしょうね
また、田んぼに入らない数名の大人方もいらっしゃいました。
その方たちが何をしてらしたかというと...フキ摘みです
今の時期はフキの茎が美味しいことをご存知だったのでしょう。
花束ほどにフキを抱え、とても嬉しそうでした
さて田植えはどんどん進みました。
最初は水が深く、植えた苗の葉が全く見えなくて心配になりましたが、田植えが終わる頃には大分水が引けて、苗が風に揺れるさまが美しかったです
お昼は美味しい豚汁と おむすびが待っていました♪ |
その後、いつもは田んぼで、花丸農家さんのお米で作った塩むすびと具沢山のけんちん汁をいただくのですが、今回は朝の段階で天気があやしかったので、ツインリンクまで戻っていただきました。
昼食後は出発までフリータイムになりました。
ツインリンクの木工教室に参加される方や、食休みがてらのんびりされる方。
子どもたちはドロケイやカンケリで走りまわったり、滝に打たれたりなど、皆さん思い思いに過ごされていました。
次回のもてぎは7月の田の草取りとホタル観です!!
一緒に田植えをしたみなさまは勿論のこと、田植えはご参加されていなくてもホタルは見たいという方も大歓迎です
皆さんのご参加をお待ちしています
5/13 もてぎ分校・井村田での田植え
昨年7月、杉並区役所を辞めて茂木町のメダカのがっこうもてぎの家に移り住んだ井村さん、今年から田んぼを借りて稲作を始めました
井村さんの謙虚な人柄は、もてぎの人たちに受け入れられて、林地区の田んぼのメインストリートに1反3畝の田んぼを借りることができました。
近くの人たちもみな心配して、畦塗り、代かきなど何かと手を貸してくれ、13日の田植えまでに何とか水を張った田んぼの状態にこぎつけました。
協力してくださった皆さん、ありがとうございます
その田んぼの田植えは、メダカのがっこうの身内で手伝おうと思っていたら、思いもかけず、この春から命の田んぼのお米を給食で食べてくださっている「新宿せいが保育園」の本校、八王子にある「せいがの森保育園」の保護者とその子どもたちが、田植え体験に来てくれることになりました
8家族30名あまり、メダカのがっこうの精鋭(?)11名と共に、真ん中から2手に分かれて田植えをしました。
1反3畝と、初めての人がたくさんいるにしては広くて大変だったので、1時半頃までかかってしまいました
子どもたちは、はじめの30分ほどで田植えに飽きてしまい、カエルやオタマジャクシや虫たちを追い掛け回していました。
この田んぼにはシュレーゲルアオガエルのマシュマロのような卵がたくさんありました。
トウキョウダルマガエルはいつも不思議に近くに寄ってきて人間たちの様子を見ています。
保育園の子どもたちには田植えより泥んこになって生きものを追いかけるほうが楽しいですよね
この日はちょうどこの地区の東元気会の子どもたちの田植えがあり、12時から一緒におむすび交流会をすることになっていたのですが、こちらの田植えに時間がかかってしまい、実現しませんでした。
本当にごめんなさい
それでも東元気会のおかあさんたちがつくってくださったお赤飯のおむすびやトン汁をご馳走になり、みんな疲れが吹き飛びました
ありがとうございました。
田んぼを初体験したせいがの森保育園の皆さんは、すっかり気に入って、7月のホタル観と田の草取りへの参加も検討を始めたようです。
また田んぼのファンが増えてうれしいです
皆さんお待ちしてます
5/12 積水化学田んぼ体験自然塾
積水化学は環境活動の一環として、復元された棚田で稲作りをしてくれています。
場所はツインリンクもてぎ内にあった30年間放置されていた棚田です。
2002年から復元し、ハッチョウトンボや、タガメなどの今はあまり見られなくなった生きものたちが、たくさん生息できる環境を取り戻しています。
棚田は復元しても、農家は生産性が悪いので、稲作をしません。
ところが田んぼは人間が稲を育てたほうが生物多様性になるのです。
そこで、都会の人たちが豊かな生態系を楽しみながら稲を育てることで、守っていこうとしているのです。
今年3年目になる積水化学の自然塾の皆さんは50名あまり、子どもたちもたくさん参加しました
田植えの前に、田んぼの生きもの観察をしました
田んぼに入ると踏みそうになるくらいオタマジャクシがいました。
ヤマアカカエルの子どもです。
水中には水生昆虫、コオイムシやマツモムシ、畦周辺には、これから産卵するトウキョウダルマガエルやシュレーゲルアオガエルやニホンアマガエルもいました。
田んぼの上には、シオヤトンボやシオカラトンボが飛んでいました。
さて田植えです。
6枚の棚田に目安になるビーズ付のひもを張って、3組に分かれて田植えをしました。
今年は今までのうちで一番きれいにそろって植えることができました。皆さん、上手くなりましたね
その間、わたしはみんなが見渡せるホタル観の台の上で、具沢山のけんちん汁を作っていました。
野菜を切るのを手伝ってくれた子どももいました。
おいしくできました。
今朝おむすび茶屋でにぎってきた塩むすびと、古代米むすびと、きびあわむすびと一緒にお汁と頂きました。
だれか、「おむすび茶屋で食べるよりもおいしいね」と言っていましたね。
田植えをしたあと青空の下でみんなと一緒に食べるからですよね。
積水化学の皆さん、次回は7月の田の草取りとホタル観でお会いしましょう
5/5 椿農場での田植え体験
5月5日、利根川に繋がる広い広い千葉の田んぼは、みんな田植えが終わっていました。
残るは、私たちの田植え体験の田んぼだけ。
今日のメンバーは、子どもの料理教室をしている相澤グループと、メダカのがっこうの会員たちです。
合わせると70人あまり、でも20人以上は子どもたちです。
メダカ組と相澤組が、田んぼの両側からビーズの目印が付いた紐を張り、横一直線に並んで苗を植え始めました。
苗を2本ずつ取るのは結構難しく、4本も5本もまとめて取れてしまいます
また苗の根っこをいためないように人さし指と中指をそえて持つのも難しいので、四苦八苦している人がたくさんいる中、田んぼ体験8回目のちびっ子は、大人顔負けの上手さで、どんどん植えていきました。
おとなが多いメダカ組と、子どもが多い相澤組とどちらが早く田植えができたと思いますか!?
実は、子ども組なのです!!
両方の組が出会ったのは、田んぼの端から3分の2のところでした。
田植えの最中も子どもたちは泥を掛け合ったり、尻もちをついたりと大変だったのに、掛け声をかけた指導者が良かったのでしょうか。
おとなたちは最後に7畝の田んぼの田植えをしました。
こちらは30センチ間隔で線が引いてあったので、あっという間に終了しました。
田植えが終わると、おいしいおむすびとトン汁が待っていました。
椿さんのお話は毎回違っておもしろいです
本当に稲のことを良く知っているので、田植えの翌日の苗の姿の違いを一生懸命教えてくれました。
私も翌日、田んぼで苗の姿を見てみたいと思いました。
ちゃんと根から水を吸って左右に葉っぱが開いているかしら。