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活動報告

2015年4月1日

3月29日 安部司講演会「みんな大好き食品添加物―食品の裏側ー」

安部司氏の講演会は、大変盛り上がりました。さすが食品添加物を駆使して、ヒット商品を連発してきた張本人だけあって、その知識と経験の深さに驚きました。加工食品、飲み物、インスタント食品、お菓子、お惣菜などに使われいる本物とは似て非なるものを作る添加物の種類と働きを、余すところなく伝えてくれました。特にお惣菜は、コンビニのお惣菜はともかく、デパ地下からお弁当、ホテルの朝のバイキングに至るまで、原料の段階から味付けまでこれでもかというほど食品添加物が50種とか60種とか使われていることを知り、がっかりしました。

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たとえば、お惣菜で人気があるサバの味噌煮が、中国でサバと添加物がたっぷり使われた調味料とが真空パックされてから鍋で煮て、それを輸入し冷凍しておき、何か月何年たっても元に戻した日から1か月の賞味期限が決められていることを知り驚きました。また、表示のところに、PH調整剤とか香料とか、アミノ酸とか書かれていても、それはグループの総称で、何種類もの添加物が使われているそうです。

私は安部司さんの講演会をyoutubeで見ていましたが、直接お話を伺うと、彼が本当に添加物に侵されてしまった食品に囲まれている日本の子どもたちのことを本当に心配して正そうとしている愛情と情熱を感じました。また、わかっていてもやめられない人たちにとっては、止める決心をする日になったのではないかと期待しています。それほどの迫力がありましたから。

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安い、簡単、便利、キレイ、オイシイ という基準で買い物をする私たちが、添加物を増長させている。

また、一般の人にとっては、食べるものがなくなって困ってしまう話かもしれませんが、メダカのがっこうの自給自足くらぶの人たちにとっては、すでに添加物のない生活のやり方を知っているので、それほど慌てることはなかったと思います。安部さんのおっしゃる意識と行動が伴っている上位5%に入っているはずですから。

しかし問題なのは、実際に、無農薬・無化学肥料の米や野菜、無添加の味噌や醤油や梅干しやたくあんや油などが、日本の消費量の0.5%も生産できていないことです。たとえば1%の人が気が付いて本当に農薬、化学肥料、添加物ゼロのものを求めたとしたら、半分の人が手に入らないということです。ですから、私たちの分は私たちで作りましょう! お米は農家と一緒に、醤油や梅干し、オイルは現在募集中です。(報告:中村陽子)