6月13日いざというときの食養と手当法
自分や家族の体調が崩れたとき、医者にすぐかかれない昔の人は、身近にある食材などで治していました。それがおばあちゃんの知恵や、民間療法です。患部を切り取る外科的治療や、症状を薬で抑え込む対処療法とは違い、体の免疫力を使って気持ちよく治すことができます。ですから日頃の食生活で基礎的体力や免疫力のある体を作っておくことが大切です。何のためにこのような努力をするかといえば、自分にとってやりたいことをやりたいだけやるという自由な生き方をするためです。自由に生きるためには、自分で自分の体を健康に維持し、治療もできる人になっておくことが理想です。講師の大友映男氏も“生存への行進”で日本を歩いて2回も縦断したり、離島でコミュニティーを作ったり、山に入って村を作ったり自由に生きるために勉強し身に着けてきたのです。
さて、まず梅醤番茶で頭を働くようにしてから、今回は陰陽五行説の概要を勉強し、手当て法は、すべての基本となるしょうが湿布と里芋湿布、ヨモギの足湯、そして手技と言って人の手で体を楽にする方法のなかから足先の施術を学び、五色五法を使った食養料理を味わいました。いつも通り盛りだくさんです。陰陽五行説は、中国から伝わるものと、日本に来てからのものとは、気候風土などの違いで様々な違いがあるのですが、それを知っておくことも自分の頭で考えられる人になるためには大切なことだと思い、マクロビオティックとは表現方法が違う内容を勉強しました。
本日の食養五色料理は、①厚揚げの野菜あんかけ ②蒸しカボチャのひえソース ③グリンピースのクリーム和え ④間引き人参のピクルス ⑤わかめとキュウリと黄ズッキーニの酢の物 と玄米と五分づきのハーフ&ハーフごはんと具だくさんの味噌汁でした。
この教室の魅力の一つは大友氏の生き方考え方、中村陽子の自然観に直接触れることができるです。内容も毎回更新しています。みなさん来てみてください。(報告:中村陽子)