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活動報告

2014年6月27日

6月21日、22日 郡山の中村農場の田の草取りツアー

梅雨の合間を縫って、福島県郡山の中村さんの田んぼへ行ってきました。冬・水・田んぼの中村田は、冬、白鳥がシベリアから渡ってきて越冬することで知られた田んぼ。車が行きかう道路脇の田んぼは、幅30m×縦130mの4反歩と結構な広さ。
DSC_1265.JPGDSC_1264.JPG機械除草.JPG
すでに5月中旬に植えられた苗は成長していて竹ぼうき除草の段階を超えている。参加者の高橋友美恵さんを含め5名の援農隊で、手除草はちょっときついかなと、尻込みしていたら、「草取りの新兵器を調達しておいたよ。棒の先が輪っかになっていて、そこで草の根を引っ掻けるんだ。腰をかがんで取らなくていいから楽だべ」と中村さん。
さっそく新兵器を見せてもらった。なるほど、アルミの棒は軽い。先端に半円の金具がつけてあり、しかも平たい刃となっており、これなら草の根は簡単に切れそう。田んぼに入って動かしてみると、面白いように草が浮いてくる。コナギやオモダカあるいはクログアイの若い草に効果的だ。育っている稲は根が張っていて上をなぞっても影響なし。
草取り新兵器ダックホー1.JPG草取り新兵器ダックホー2.JPG
アルミの棒が3mほどあるので、5,6列向こうの畝まで手が伸びて草を浮かすことができる。左右前後で3〜4m四方の面積が1ヵ所からカバーできる、きわめて効率のいい除草具だ。苗が育って竹ぼうき除草の段階を過ぎた後にこの新兵器は効力を発揮しそうだ。
それにしても、かつての中村さんの田んぼは、コナギがびっしり生えて、やせた稲がひっそりと点在するコナギの田んぼだったのが、今は見違えるように立派な稲が育っている、隔世の感だ。
近くに住む長男夫妻には3人の子宝に恵まれ、中村家の後継者問題は解決済み。住み着いた親猫が数匹とこちらも4〜5匹の子宝?に恵まれ、お孫さんのいい遊び相手となり、大変なにぎわいの中村家であった。(報告:根本伸一)