携帯サイトはこちら

活動報告

2014年6月27日

6月23日、24日 栃木県大田原の水口農場の草取りツアー

昨年は乗用の機械除草機が故障、初期除草に失敗して、草だらけの田んぼになった苦い経験の水口さん。今年は昨年の二の舞はご免とバッチリの除。特に三輪乗用車の前後に除草器具を取り付け、一度回れば二度除草ができる高効率化で、見違えるような草の見えない田んぼに仕上がっていた。
「素晴らしい田んぼになったね。これじゃ援農はいらないのでは?」と問いかけると、「いやいや、それでも取りきれないクログアイの田んぼがあるよ。ヒエの田んぼもあるし、やっぱり援農隊は心強い味方だね」と、水口さん。
草取り水口農場.JPG赤とんぼ.JPG
実際、離れたところにある田んぼは、クログアイが結構生えて、稲の生育を邪魔しているようだった。10人ほど横1列に並んでいざ手除草開始。一人3〜4条ほどの草を取りながら歩く。中ほどにはクログアイの密集地があり、一か所で両手に取った草がいっぱいに。束ねて泥土の中に埋める。取っては埋める、取っては埋める、そんな作業をしながら進むのだが、一歩一歩が遅々として、遠い向こうの畔までなかなか到達しない。1時間半超でやっとたどり着く。右の写真は草取りの最中に良く出会うトンボの羽化光景。
こうして田んぼの半分ほどで本日の作業終了!「いや〜、やっぱり大勢だとはかがいく。これを1人、2人だと1週間はかかるからね。助かるよ。」と、水口さんのニコニコ顔を見ると、腰の疲れも吹っ飛んでいく。
近くの温泉で汗を流した後、水口さん手製のどぶろくがことのほかのどを潤してくれる。畑で取れたての新鮮野菜に串刺しのアユ、岩魚に、昼の疲れはどこへやら、、、、楽しい夕食は続く。
翌朝は、前日のクログアイの残りを片付け、ヒエの田んぼへ。稲が育っており、その中でヒエはまだ幼く、簡単に抜けるので草取り作業がとてもやりやすい。これがあと2〜3週間もすると、稲を追い越すほどにヒエが伸びる。そうなると稲そっくりで見分けが難しく、根もしっかり張るので取りづらくなる。「援農は早い時期に来てもらえたらうれしい」という水口さんの気持ちがよくわかった田んぼであった。(報告:根本伸一)