2014年11月19日
11月18日千葉県椿農場の生きもの調査
今日は、秋の生きものたちを調べに椿農場に行ってきました。田んぼはもう一度起こしてあり平らになっていました。メダカのがっこうの生きもの係の市村君が畔を1周歩くと、バッタ類だけでも7種、クモ類は数種、チョウも数種、その他にアキアカネ、土色に変化途中のアマガエル、水たまりにはフナやタニシやメダカ、それにあまりうれしくないアメリカザリガニの子どもたちなど合わせて25類発見できました。かわいそうですが、アメリカザリガニはトンボのヤゴを食べてしまうので、線路の石の上に置いて、鳥に見つけて食べてもらうことにしました。
私は畔草を記録していきましたが、草の種類が多いとても素晴らしい畔で、ほんの30分ほどで50種類の草が確認できました。草の多さは生きも野の多さを保証してくれます。一つスギナの茎からつくしが出ている奇形を発見し写真を撮りました。春に花の咲く花でも冬の初めでも花をつけている草がたくさんあり、たとえどんな気候変動が起きても対応できる野生の力を感じました。
椿さんは、苗床の草をバーナーで焼いていました。明日からは燻炭焼きを始めるそうです。燻炭とはモミガラを炭にすることです。これは苗床の土の半分に使います。農協に頼らず全部自分で調達しようとすると、稲作りの仕事は1年中あるのです。(報告:中村陽子)