2月21日いざという時の食養と手当法(五行五色)
陰陽、八卦をナトリウムとカリウム、十二の定理として解明したのが桜沢如一氏。彼の理論は、日本の気候風土や日本人の体質に合ったもので、私にとって心身ともに理解がしやすいのですが、同じ陰陽五行説と言っても、中国の気候風土の中で構築された五行五法は、動物性がバンバン入る食養なので、私たち日本人には、そのまま取り入れるわけにはいきません。しかし何千年も生きてきた教えなので、その素晴らしさを知っておくことが必要ということで、今回勉強しました。
中国の陰陽五行説のすばらしさの神髄は、「医食同源」という考え方です。中国の医学では、下薬が対症療法的な薬、中薬が体質改善をする中期的な薬、上薬が健康な体を作る食ということで、食は最高の薬なのです。ここが一番学ぶべき大切なところで、その内容は気候・風土に合ったものを自分たちで構築していくのが良いのだと思いました。
たとえば中国の五行説では、「春は酸」ですが、日本では「春は苦み」です。これは冬の間にどんな老廃物がたまったかの内容によって、動物性の油がたまった場合は酸味が解毒に良いのでしょうが、動物性のものでない穀物中心の老廃物がたまっている日本人には排泄を促す苦味が良いのだと思います。このように、自分の立ち位置を正しく認識しておけば、たくさんの情報に慌てることなく自分の頭で考えられる人になれます。これがメダカのがっこうの目指す自立した人間です。
さて今回の手当法は、今までやったことのないからし湿布を行いました。これは強烈な効き目で、胆石を溶かすと言われていますが、私は子供の時良く気管支炎になり肺炎予防のためにからし湿布をしてもらいました。すぐ赤くなるときは軽傷ですぐ直りますが、なかなか赤くならないときは重傷なので医者に行く必要があるそうです。
定例の足湯はヨモギでやりました。みんな気持ち良くてやめられない人は、最後の食事の時にも足湯の続きをしていました。でも本当は、足湯の前後30分は食事はしない方がいいと、西式健康法で教わったことを思い出しました。今度真意を確かめておきましょう。(報告:中村陽子)