2015年4月17日
4月5日草摘みから学ぶ春の野草料理教室inもてぎ(仲澤農場)
春の地面は野草の宝庫、ヨモギ、つくし、カラスノエンドウ、ハコベ、ウシハコベ、ノカンゾウ、タンポポ、ノビル、アサツキ、三つ葉、みんな冬の間にため込んだ老廃物を排毒してくれる神様が暮れた薬。草に詳しい人はより詳しくなるように、詳しくない人は今年1つでもちゃんと草を認識できるように、草摘みから始める野草料理教室を開催しました。
会場は開墾以来一回も農薬が撒かれたことがない有機栽培の里、茂木の仲澤農場です。ですからここに生える草は生き生きしています。草が豊富なところは昆虫もチョウも鳥も獣も豊富。毎年田植えをしている時、シマゲンゴロウやタガメと会うところです。
今日のメニューのメインは何と言ってもヨモギの胡麻豆腐、ヨモギの一番贅沢な食べ方です。ほかにヨモギのかりんとう、それからノカンゾウの酢味噌和え、生のタンポポで作るパスタサラダ、つくしのシンプル炒め、アサツキとノビルのチヂミ、数種の野草で野草味噌、三つ葉やタンポポの磯辺和え、そして野生の三つ葉の香りを生かしたとろろ昆布と手造り醤油と塩だけのお澄まし、ご飯は昨年八重桜を塩漬けにしておいたので桜と菜の花の春ごはん。お茶はヨモギ茶。メニューはたくさんありましたが、3チームに分かれて能率よく作業ができて、早くおいしくできました。
春の地面に感謝。私たちの体に必要なものはみんな手に届くところに生えているなんて、神様に感謝の1日でした。でも一切農薬が使われたことがない豊かな里山は、仲澤農場の仲澤先生が天にからくりあり(有機)、農は産業ではないという哲学の元、守ってくれているからなのです。メダカのがっこうのお米農家の農場はみんなそうです。お米を食べてつながりましょう!(報告:中村陽子)