6月28日食とお米とその周辺の研究会 糀の研究―山崎京子講演会(新潟県阿賀町山崎糀や5代目女将)
新潟阿賀町に150年の糀やがあり、その5代目女将はお肌つるつるのエネルギッシュな70歳、その秘訣は糀の力であることを自ら証明している麹ばあちゃんだということで、研究会に来ていただきました。
今回は、メダカのがっこうの食とお米とその周辺の研究会の糀の研究としてだけでなく、同じく東京大田区のブティックとは言いながら本当に値打ちのあるものを紹介しているお店の国井さんとの共催になりました。最初の時間をいただき、糀の歴史や種類、日本の国菌になった糀の働きや効用など概論をまとめて中村が発表しました。
糀ばあちゃンこと山崎京子さんのお話は、糀のパワーを余すところなく伝えてくれました。そして甘酒の試飲、青菜や果物と甘酒で作ったスムージーの試飲、キュウリの塩麹漬の試食でみんなの心を掴んでしまいました。家庭で手づくりすることの意味は、企業が作ってお店で売っているものは、菌を殺さないと袋が膨れて返品になるなど、生きているものは一切手に入らない。だから自分で作ることが大切だと、塩麹やしょうゆ糀の作り方から、それを使っての料理をいろいろ伝えてくれました。
また、糀の力を感じる簡単な方法に、糀水があるのですが、それを3か月実験して、血圧が170から140に、肝臓の数値も尿酸の数値も改善して以前にもまして健康になったメダカのがっこうの根本からビフォーアフターの血液検査結果の発表がありました。
日本人の健康を奈良時代から支えてきた糀、糀はお米の力を何倍にもしてくれる私たちにとってもっともっと活用するべきものです。私事で恐縮ですが、中村も歯なのか歯茎なのかわからずずっと上あごが痛かったのですが、糀水を一日少しずつ良く噛んで摂っていたら、1日で痛みがなくなりました。理由はわかりませんが、これからいろいろ実験してみます。(報告:中村陽子)