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活動報告

2014年6月16日

6月14日いざというときの食養と手当て教室(医食同源)

前回は陰陽という中国の古い時代の易学を解明した桜沢如一氏のマクロビオティックの陰陽を勉強しましたが、今回は、陰陽から数千年後の中国にでてきた五行という考え方を合わせた陰陽五行説を勉強しました。五行とは、木火土金水というこの世界の成り立っている要素に方位、季節、五臓五腑の部位、色、方法などをあてはめたものです。講師はいつものようにやさい村の大友映男さんです。
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 大友氏は、アメリカの先住民族であるホピ族のウラン鉱石を掘り出し原子爆弾を作ることに抗議するための平和行進(ロンゲストウォーク)に参加し、日本に帰ってからは食を基本にした平和運動である無双原理に共鳴し、北海道から九州まで1年間かけて、玄米菜食や自然海塩運動を普及しながら歩く「生存への行進」を主催した方です。2回の「生存への行進」後、知る人ぞ知るミルキーウェイという共同生活の場を開き、その後は三鷹に東京でも自然食品店の草分けであるやさい村を始め、現在に至っています。太極拳や手技の指導者でもあり、その技をこの教室でも折々に紹介してくれています。
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 本日は医食同源がテーマであるので、五行五色五法をあてはまる食材を使って料理した健康五色どんぶりを、中村が作りました。まず木は青なので小松菜の磯辺和え、火は赤なので人参のエゴマ和え(焼く)、土は黄なのでカボチャサラダ(蒸す)、金は白なので切干大根の煮物(煮る)、水は黒なので牛蒡の黒ゴマ衣揚げ(揚げる)、の五色と、大根(白)ときゅうり(青)の糠漬け(生)、みそ汁、ミカンジュース寒天という献立でした。お茶は、教室の初めにいつもの梅醤番茶、途中に切干大根茶、食事の時にカキドオシ茶とヨモギ茶で陰と陽のお茶で体をきれいにしました。
 手当法は、基本の生姜湿布(よい血を集め痛みをとる)、高熱をとる豆腐湿布、ヨモギの足湯をやりました。自宅でヨモギの足湯が教室よりも効果が出ないとおっしゃっていた方が、塩の量が足らなかったことがわかり、やはり実際に体験することが大切なのだと思いました。(報告:中村陽子)