2015年7月30日
7月25日 タイコウさんの出し取り教室
タイコウさんの出汁取り教室の大きな魅力は2つあります。1つ目は、素材を超える出汁は出ないと、最高の素材を使った出汁取りがいかに簡単かを素晴らしい味と共に教えてくれることです。基本ルールは「素材を超える味は出ない」「昆布は水から、かつおは湯から」のみです。なんのテクニックもいりません。只々昆布とかつおの旨みに魅せられて、美味しいものを知ってしまうとなかなか既成の物が食べられなくなるという<不幸な人生>が始まるのです。(笑)
2つ目は何と言っても講師をしてくださっているタイコウさんの主の稲葉さんのお人柄です。歯に衣を着せない物言いが江戸っ子気質そのもので、考え方が公平で、鰹の一本釣りがなくなってしまったら日本のすばらしい出汁取りの文化が消えてしまうと生産者のことを考えた商いを心がけ、消費者に本物を届けてくれています。鰹の包丁の入れ方ひとつで生産地や生産者がわかる程の目利きです。また、お教室ではそのほかいろいろな話題が飛び交いとても勉強になります。坊主頭で歯に衣を着せず、ユーモアたっぷりにいろいろなお話をしてくれます。<本物のわかる男>稲葉さんい会いに是非出汁取り教室においで下さいませ。(報告:塩野入史子)