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活動報告

2014年7月10日

7月6日草摘みからする夏の野草料理教室in 水口農場

春は栃木県茂木町の仲澤農場で草摘みをしましたが、夏は場所を大田原の水口農場に移して行いました。春の野草、ふきのとう、つくし、ノカンゾウはすでにフキ、スギナ、花が咲くところまで成長し、その他の春の野草、セリ、タンポポ、ハコベ、などはアクが強くて食べられません。夏は夏に出てきた野草を食べます。
前日から水口農場に入り、早朝からどんな草が生えているか下見をしました。夏の野草として、イノコヅチ、ヒューナ、イヌビユ、シロザ、ノカンゾウのつぼみ、ツユクサ、タデなどが採れました。また草刈りを一度したところは、春の草である、ウシハコベやヨメナなどもやわらかくアクの少ない状態で生えていました。早朝から参加者が到着するまでに、これらの草を採集し、仕分けし、お湯を沸かして準備をしました。
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午前10時、続々と参加者が集まってきました。皆で農場を1周して草摘みをし、最後にナス畑で思う存分お土産を採っていただきました。
今日は、夏の野草の紹介と、3段階のアク抜きの方法を伝えるだけでなく、いつもは陰性で体を冷やすと言われている夏野菜の上手な食べ方をやります。
メニューは、1、ノカンゾウのつぼみのシンプル炒め 2、夏草(イノコヅチ、ヒューナ、イヌビユ、ウシハコベ)のしぐれ味噌 3、ツユクサの磯辺和え 4、夏草(クワ、イノコヅチ、ツユクサ)の白和え(ごま味噌豆腐) 5、冷汁そうめん(キュウリやネギ、大葉、生姜など薬味たくさん) 6、トマトの炊き込みご飯、7、ナスの酒粕味噌炒め、8、疲労回復ドリンク(甘酒と梅酢の夏に最適の飲み物) 9、黒焼き玄米コーヒー(陰性を中和するため)という9種です。このほかに水口農場のお母さんが、サラダやおむすびを作って出してくれました。
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野草をなぜ食べるのか、それは野菜がF1種になってしまった今、時々、自ら種を落としいのちをつないでいる野草の生命力をいただくことは大切です。私たちは栄養素を食べているのではなくて、生命力をいただいているのですから。そして日頃は、お米中心味噌汁と少々の野菜や海草で作ったおかずと、梅干し、たくあんがあれば十分健康に生きていけます。そして、農薬、化学肥料、保存料や合成甘味料や発色剤などの添加物(化学物質)を体に入れないようにすること、体液の原料として本当に良い塩と良い塩で作った味噌や醤油や梅干しやたくあんなどの塩気を摂ることが何より大切です。肉や魚や卵やアレルギーの原因になるといわれているものでも適量であれば、本当は化学物質を一切使わない本物の良いものなら体に悪影響は及ぼさないのです。化学物質は、ビニールのごみがなかなか土に還れないように、私たちの体の中で処理できないのです。良いものを摂ることより、悪いものを摂らないことのほうがもっと大切、気を付けましょう。(報告:中村陽子)