7/16 伊豆修善寺での生きもの調査&草取り大会
伊豆修善寺の水口農場(伊豆分校)で、生きもの調査&草取り大会をしてきましたー!
参加者の中心は、女親分・Aさんが率いる『伊豆組』メンバー。
伊豆組のみなさんが主体的に関わって下さっているお陰で、伊豆分校はメダカの行事の中で最も自立しているイベントになっています。
また、『伊豆組』は最近口コミで人気を集めていて、今回の参加者は19人でした
みんな草取り大会に集中 |
流石みなさん、既に動きが参加者ではありません
現地到着後、小雨が降っているのも関わらず、着替えを済ませた人からどんどん田んぼに入って草取りをして行きます。
Aさん『草に負けない、いい田んぼに育ったねぇ!今年はかなりいいんじゃないの?!』
Tさん『本当だよ。1本か2本植えでやったのに、こんなに分けつして・・・。固い地面に指が痛くなるまで植えた甲斐があったね。』
こんな会話が巻き起こる中、草取りはどんどん進んで行きました。
草取り中に、やけに黄色いカエルに何度も遭遇しました。
この子はシュレーゲルアオガエルですね。
ちょうど繁殖の時期なのでしょうか。
また、気がつくとトンボの群れに囲まれています。
生きもの調査隊の林さんいわく、この日水口さんの田んぼで見られたトンボの種数は10種類だそうです!!
イトミミズが見つかると面白い! |
草取りでお疲れ様のところですが、次は生きもの調査です。
土を洗った後の残留物が砂っぽかったため、『イトミミズはそんなに多くなさそうですね・・・。』と林さんと話していたら、とんでもありませんでした。
藻の塊りのようなところに隠れているイトミミズがいっぱいいました
一昨年まではイトミミズが1匹もいなかったなんて嘘のようです。
美味!薬味素麺♪ |
草取り・調査をしている間に、陽子さんはおいしい手料理(今回のメニューは、薬味素麺、ニラのチジミ、ヒジキのサラダ、味噌のシソ巻き)を田んぼの前の公民館で作りながら、田植えが終わって、みんながお腹をすかせてやってくるのを待っていてくれました
今回、草取りが始まる前に、伊豆組の田んぼの前に住んでいるおばあちゃんと初めてお話しをしました。
なんでも、朝起きたら、まず窓を開けて田んぼの様子を毎日見てくれているそうです。
田植えの様子も良く観ていてくれたそうで、
おばあちゃんが
『あなたたち、随分と固い苗を植えていたでしょ?
肥料も米糠しかやらないんだってね?きっとあれがいいのね。
ほら見て、隣の田んぼと葉の色が違うでしょ。
隣は田植え前に肥料をやって、まだ柔らかい苗を植えて、田植え後また肥料をあげる。
柔らかいから病気にもなりやすいんだよ・・・。
うちも米糠をやってみたんだけど、適度な油分が水面に膜を張って、
草を抑える効果があるみたいね・・・って勝手に思ってるの。うふふ。』
と言っていました。
水口さん曰く、『俺より、あのおばちゃんの方がよっぽど田んぼ見てんだ。田んぼが家の目の前なんだもの、かなわんね。』だそうです。
地元の方とお話できただけでも嬉しいのに、自分の田んぼでもない田んぼを毎日見て下さっているなんてとても嬉しいですよね!
秋の収穫時に、黄金色に実ったイネと、おばあちゃんにもまた会えるといいな