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活動報告

2014年9月9日

9月7日慶応幼稚舎5年生の雨の稲刈り

6日が稲刈り日和だったので、7日の雨の天気予報が外れることを切に願いましたが、雨になってしまいました。子どもたちは雨の日の予定通り、まず田んぼの様子を見学してから、佐原の偉人、伊能忠敬記念館で勉強して、椿さんのところに戻ってきました。
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椿さんは、今年の稲はとても出来が良かったが、その原因は、田植えの時ちゃんと2〜3本ずつ苗を植えてくれたこと、草取りをがんばってくれたこと、昼間は暑くなっても夜まで高温にならなかったことだと話してくれました。でも一番がんばったのは椿さんで、今年の夏は暑くて誰一人田んぼに出ている人がいない中で、奥様と二人で仲良くケンカしながら、朝早くから夜遅くまで草取りをがんばり、夕飯は8〜9時過ぎ、お風呂に入って寝るだけの毎日だったそうです。今年77歳(喜寿)の椿さん、本当に稲刈りが済んだら体を少し休めてほしいと思いました。
稲のことも田んぼの生きもののことも本当に何でもよく知っている椿さんですが、彼のような小規模な農家をなくし、日本を大規模農家だけにしようという政策を国はとっています。今年の米価をとても低くすることで、たくさんの小規模な稲作農家が田んぼを止めることになるでしょう。そしてその農地を集め、大規模農業を進めていこうとしています。そうなれば、農薬・化学肥料の使用は当たり前になり、生きものに配慮するきめ細かな農業ではなくなってしまいます。日本の大地も生きものも、それを食べる私たちの健康もますます病んでいくでしょう。メダカのがっこうは消費者と農家が手を結んで、草も虫も農家も消費者も元気に生きていける農業を進めています。そして生きる環境と安全な食料に困らない日本を次世代に残そうと活動しています。どうぞお力を貸してください。椿さんのお米くらぶ会員になっていただいて、お米を食べていただくだけでもいいのです。そして一緒に新しい仕組みを作りましょう。(報告:中村陽子)