12月27日食養料理教室(おせち2)
今回は第二回目でしたので、前回作らなかったメニューを作りました。
今回は基本の出汁の取り方を学び、それを使って何品か作りました。
おせちは、難しいイメージでしたし、今回作る品数が多く駆け足でしたが、簡単に作ることが出来るものが多く、すぐに実践に移せそうでした。
今年は家族のために一年のスタートにふさわしいお料理を是非作りたいです。
今回、作ったメニューは栗きんとん、牛蒡の梅煮、柚かん、梅かん、豚の角煮、海老の旨煮、八幡巻き、里芋のほたて味噌焼き、ゴマ甘酒餡の団子など多品種でした。(報告:山川恵)
12月24日米麹と酒粕を使った料理教室
本日は、まず米麹を使ったお料理としての代表格の甘酒を作りました。黒甘酒は写真にあるように黒米を飯炊釜で炊き、白甘酒と同じように作ります。そのあと、メダカのがっこうの手作り醤油を使った醤油麹を作りました。
甘酒は甘味の調味料として常備するころをお勧めします。小豆を煮るときの甘味はこの黒の甘酒が最適です。また、醤油麹は色々なトッピングに使うと美味しさがアップして便利です。
次の、百薬の長の酒粕を使ったお料理ですが、これにはまず、皆様に絶対常備していただきたい酒粕クリーム(写真参照)を作り、それを使ったスパゲッティナポリタン、クリームシチュウを作りました。
最後にデザートとして甘酒、酒粕、百薬の長、米粉でシートを作り、黒の甘酒で甘味を付けた小豆あんを巻き、それを蒸し器で蒸して小豆ロールを作りました。
皆様には米麹、酒粕という素材から、思わぬ身近な洋風お料理となり大変喜んで頂きました。(報告:塩野入史子)
12月20日 黒焼き玄米茶 実践教室
本日の黒焼き実践教室はワンツーマンで行いました。
参加者1人なので、焼き方をしっかりと教えることができて、寒さも吹き飛ぶ素晴らしい黒焼き玄米茶ができました。
作業場が外なので最初は寒いのですが、黒焼き玄米茶を作ってると、陽性のパワーをいただいて体がドンドン暖まってきます。
黒焼き玄米茶を楽しみながら、作って飲んで冬を乗り切りましょう。
作業後の健康おむすびや丼もこのお教室の楽しみの一つです。
皆様、ぜひ、黒焼き玄米茶作りにお出かけください。一度体験すればご自宅で作れるようになります。冬場の身体を暖める飲み物としては最強の黒焼き玄米茶が作れると、とても素晴らしいとおもいます。(報告:水野雄吾)
12月23日第3回食とお米とその周辺の研究会 テーマ「種」
第1回「塩」、第2回「米」、に引き続き、第3回は「種」に迫りました。種子は古代ハスのように何千年も植物のすべての遺伝子の記憶と命のカプセルであり、一粒万倍と繁殖し広がる力を持つ、本当に感動が尽きないものです。しかし、遺伝子組み換えと言って、2代目に同じものができないF1種を交配で作ったり、自殺種を作るといったことで、種本来の力を奪う操作が行われており、その勢力が世界の農業の66%を占めています。遺伝子操作には、2つの種類があり、①除草剤に耐性を持つ作物、②殺虫力を持つ作物 遺伝子銃により、植物に毒性を持つ菌の遺伝子を入れ込み、毒性を持つたんぱく質に変質させるなど、危険な操作が行われています。
これらの詳しい事情を勉強し、私たちができることを考えてみようと思い、ゲストに斎藤博嗣・裕子ご夫妻をお呼びしました。中村陽子は裕子さんが、ご結婚前の本間裕子さんの時代に知り合い、彼女が福岡正信さんの最初で最後の弟子として、日本中で集めた400種以上の種を鳥や獣に食べられないように粘土団子で包み、砂漠化した地に蒔き、草地化する砂漠緑化運動をしていた時、協力していたことがありました。メダカのがっこうを始める前の海のミネラル研究会時代に、粘土団子教室や福岡正信さんの講演会などを何回か開催していたのです。彼女は日本で集めた種を整理・分類し、何トンもギリシャや、イタリアのマヨルカ島や、中国西域に送り、福岡正信さんをお連れして、粘土団子作りと種まきをしていました。
その後、斎藤博嗣氏を結婚し1男1女を生み育てながら、茨城の阿見町で福岡正信さんが提唱する1反百姓をご夫妻で実践しながら、自然農法で種を増やし「じねん道たねや」を始めました。
お二人はこの研究会の辛気臭い雰囲気をブッ飛ばしてくれました。「エブリディーグリーンピック」百姓は毎日が緑の祭典、国民皆農、毎日種を蒔き続け、見守り、生きるために少し収穫し、種取りをし、また種を蒔き続ける。お二人にとって、結婚も出産も子育てもこの種まきと自然農法の一部なのだと感じました。人生は種まきだ!というオーラが、研究会の参加者を照らし、多くの参加者が、とにかく種を蒔こうという気になりました。
彼らは足尾銅山のように鉱毒で荒野になった山を緑にするという目的がはっきりした種まきだけでなく、マンションのベランダ、中庭、駅や空港のプランターなど処構わず種を蒔いている話をしてくれました。農的生活などと構えず、人の仕事は種まきだったのだと農耕民族のDNAを思いだすような感覚でした。
私ははじめ、遺伝子組み換えの対策として、買わない、食べない、安全だと証明されていないものを許可しないように行政に働きかけるためにも、世論を盛り上げようという一つの答えを持って、この研究会に臨んだのですが、もう一つの道が示されました。それは、遺伝子組み換えの種を企業が蒔く以上の種を、みんなで蒔くことです。これがシンプルで最強の答えではないでしょうか。
この研究会に参加した方がどう受け取ったのか、感想をご紹介します。
農業、作物を作ることの先入観が音を立てて崩れた。とても有意義な時間でした。これはこう植えるもの、これはこういう土で育てるもの等の教科書通り作ることが良いという固い頭になっていました。自然はもっともっと自然であること その懐の深さ、雄大さに気づくことができました。・・・・・今後の生き方に活かしていこうと思います。(Mさん)
大変楽しく伺いました。農法の「おおらかさ」に土に生きる楽しさを知り、種まくことより始めていこうという氣になりました。(Nさん)
「買う」ことしか農家さんとつながれないと思っていたけど、これからは「種まき」したり、プランターもやってみたいと思いました。自然について考えることができたし、いろんな盲点がなくなった気がします。とにかくすごく楽しかったです。(Kさん)
合言葉は「種を蒔いてきました」ですね。来年は、庭に種をたくさん蒔いて「待ち」ます。(Hさん)
12月14日たくあん漬作り
水口農場の無農薬の挽き立ての糠と大分の赤峰さんのナズナの塩と無農薬のみかんの皮、柿の皮、三陸海岸の昆布、無農薬のたかのつめ、隠し味の無農薬ニンニクのグラッセ(発酵させて甘くなっている)そしてたくわん用の干し大根(もちろん無農薬)を使ってのたくわんつくりです。
一段と寒くなり、空気も冷たい一日でしたが、お客様が笑顔で集まって、水口農場のビニルハウスの中で賑やかに沢庵漬けをしました。その姿に自給自足の満足感を感じた日でした。
美味しい差し入れのおまんじゅうを作ってきてくださった、斎木様の優しい心使いもありがたかったです。
たくわん作りが終わった後に水口さんがお正月用のしめ縄の作り方をを教えてくれました。しめ縄作りは皆で教え合って何とか作れました。
大家族のような雰囲気でした。(報告:宮廻華絵)
とても楽しく色々な事を学べたり、再確認出来た沢庵作りでした。来年は大根を掘って洗って干して~からやってみたいと思いました。
自分で作った沢庵をたべるのが楽しみです。そして、お昼ご飯の美味しさにも感動しました。皆様に感謝です。ありがとうございました。(報告:菅谷)
12月13日 いざという時の食養と手当法(陰陽入門)
大友映男氏を講師に迎えての食養と手当法教室。今回は、陰陽を広く知ろうというタイトルです。
毎回恒例の梅醤番茶で頭をスッキリさせてから教室を始めました。学生時代に戻って、テキストを声を出して回し読みします。緊張感が懐かしく感じます。
普通陰陽というと、食養の中の狭い意味でつかわれ、身体を温める(陽)体を冷やす(陰)身体を引き締める(陽)身体を緩める(陰)ことを食でコントロールしていきます。中庸を目指しているのですが、現代人は、化学薬品と砂糖、油、の取り過ぎで陰性に傾いている人が多いため、陽性の食事でバランスを取り戻す場合が多いのです。しかし陰陽の大本は中国の易学で、見えない世界、精神界が陰、見える世界、物質界が陽で、この宇宙は、陰が陽を包み込んでいるのです。この世はすべて陰陽で説明でき、陰陽の力が合力したものが、渦巻きで、渦巻きには遠心力の拡散するエネルギー(左回転)と、求心力の収縮するエネルギー(右回転)があることなど、広い視野でお話しいただきました。
食養の実践①では、渦巻きの右回転と左回転を利用してごま塩を作りました。食養の実践②では冬の咳風邪に良く効く蓮根蕩を作りました。
手当法①は、味噌湿布。宿便取りにいいものです。おへその上に味噌湿布をし、こんにゃくで保温をしました。モデルは今日で断食14日目の塩野入さん。味噌湿布は身体の掃除を後押しします。手当法②はマコモの足湯。デトックス効果抜群の足湯です。手当法③は大友氏が指導している手技。今回は相手の肩甲骨を触れるか触れないかの位置で包み込み、リラックスさせて広げる方法を習いました。やさしく後押しされているような気持になりました。
食事は玄米にごま塩、具だくさんのお味噌汁、根菜の煮物、常備菜(梅干し、たくあん、昆布の佃煮)のメダカのがっこう定食でした。農薬・化学肥料・添加物フリーの一汁一菜、身体に一切の負荷をかけず、真に元氣になる食事です。(報告:中村陽子)
12月6日7日 醤油搾り in 山梨県白州町五風十雨農場
12月6日、7日に主に山梨方面の方の2014年度仕込みの醤油搾りが行われました。
これは今年3月3日に仕込んだもろ味をみんながそれぞれ持ち寄って岩崎洋三先生率いる搾り師さんに搾ってもらってMy醤油と対面するものです。
私たちの醤油は風通しが良くて太陽の燦燦と照りつけるサンルームにおいて熟成を図るので、1年足らずできっちり発酵を完成させることができるのす。よく3年醤油などといいますが、そのように時間をかけなくてもすばらしく美味しい醤油が完成するのです。
朝9時には皆さんが各々自分のところで手塩にかけたもろ味をもって集まりました。
原料は同じなのに集まったもろ味を見ると色、固さ匂いすべてそれぞれの個性が出ていました。
もろ味をといて搾り袋にいれて搾り始めると透明の醤油が現れます。とても感動的です。
参加者みんながあちこちの醤油を味見して歩いて内心自分のが一番美味しいと思うのが手に取るようにわかってとても楽しいです。
醤油搾り当日は朝からお湯をたくさん沸かし、搾った醤油を火入れをしたり搾り袋を洗って干したり、まきをくべたりとたくさんすることがあって、参加者みんなの協力が必要です。楽しい村仕事が体験できました。
茹でたうどんに搾りたての醤油と薬味を入れて食べました。この上なく美味しいものでした。ご家族で搾りに来ているお子さんもたくさんほおばっていました。
夕方には各々搾りたての美味しい醤油を車に積んで家路に着きました。
参加者みなさんに醤油を自分で作ったことの誇りと生きる自信がみなぎっていました。(報告:塩野入史子)
12月3日玄米飯炊釜でおいしい玄米の炊き方教室
本日のお教室は参加者がお二人と少なかったので玄米と五分つき米を炊きながら、色々脱線をして、塩の大切さや色々な発酵食品の話、作り方などに話が及んだ情報満載のお教室となりました。
炊き上がった玄米をみて食べて、圧力釜で炊いたものと比べると、色が薄く、お味はさらに美味しい。お釜に御飯がくっつかずにお手入れが簡単とこのお釜を大変氣にいってくださいました。
ぜひ、美味しいメダカのがっこう米をさらに美味しく炊いて、皆様、お米中心の食生活で健康増進をはかりましょう。(報告:塩野入史子)
11月29日食養料理教室ー健康おせち その1-
今回の食養料理教室は、お正月に向けて、「御節」作りです。
御節は“太りやすい”というイメージがありますが、それは、砂糖やみりんを多く使っている為というのがその理由のようです。また、今回は、お砂糖がどうして使うと良くないのかにもふれ、甘味はハチミツとキトルシロップを使いました。
薬膳の良い所とマクロビなどの良いところを取り入れ、免疫アップや美肌効果のあるメニューとなっていました。食材ひとつひとつの効能からまず学びました。
作ったメニューは、上の写真の6種と、さわらの味噌床つけ焼き の計7品目
少人数に分かれてメニューを作りました。先生以外からも、この煮汁は捨てないでこう使った方が良いなど、参加者の方からも参考になるお話が聞けて良かったです。
最後は皆で試食。たくさん作ったのでボリュームがありましたが、美味しく頂きました。
御節作りは難しいように思っていましたが、どれも簡単に作ることが出来、レシピを見て家ですぐに実践できそうでした。美味しいものを食べて健康になれるとは、とても素晴しいですね!
次回は、12月27日となります。今回作っていないメニューを作る予定です。(報告:山川 恵)
11月29日-30日伊豆分校田の畔修理合宿
お米を収穫して農閑期を迎えると、畔修理や水路整備の作業があります。今年も2か所の整備を中心に作業をするため、1泊2日の合宿を行いました。参加したのはメダカのがっこうのコアメンバー5名と農作業が大好きなビジター1名。実はこの日は天気予報では午後3時半まで結構強い雨が断続的に降る予定だったので、早めのお昼を取りながら、晴れたらすぐ作業にかかるつもりで腹ごしらえ。水口雅彦さんが前日私たちをもてなすために釣ってくれたアオリイカのお刺身に舌鼓を打ちました。
すると2時過ぎにはすっかり晴れ暑いくらいの陽気。みんなで作業開始。田んぼ脇の細いU字溝の周りの土が流されてしまい、水路の役目を果たさなくなっているため、その周辺を大きく堀り、砂利や土を詰めて硬く締める作業をしました。
2か所目は同じ細いU字溝の上流側の土手の土がすっかり水で流されてしまったので、U字溝の淵に竹の割板を差し込み、川砂で左官のように盛り土をしました。男性軍が仕事人だったので、作業は早くきれいに仕上がり、この日の仕事は4時には終了し、釣り宿の一二三荘に向かいました。
翌日は、一番下の台形の田んぼに入る水をを温めるため、取水口側を波板で仕切りました。こちらは水口雅彦さんがこれからいろいろ考えて完成させるそうなので、写真は撮りませんでした。中村家の1年分のお米3俵はここの田んぼで十分まかなえるので、この日は申し込みのある人の分も合わせて240kgを車に積んで持ち帰りました。メダカ車は重かったと思います。4年で160,000㎞走っているメダカ車、いつも重いものをたくさん運んでくれて、本当に感謝です。(報告:中村陽子)