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活動報告

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2014年10月16日

10月11日いざという時の食養と手当法教室

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今日のテーマは、「低血圧と高血圧」。正反対の状態に思えるが、なぜそうなるのかという原因を知ると、根本から改善するには食事が有効なことがわかる。どちらも穀類と塩分の質と摂り方がカギとなる。教室は、学生時代に戻って、テキストを一人ずつ読み上げたのち、講師の大友さんが解説して理解を深める。

食養としてまず頂いたのは、梅醤番茶。これは低血圧、低体温、貧血の時に有効。これらが解決して体に塩気が足りて陽性になるとおいしくなくなるので、その時は飲むのを一旦止めたほうがいい。

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次にすでに朝の8時から作り始めていた鉄火味噌の仕上げをする。教室で2時間、計7時間くらいかかって、ぽろぽろの状態まで炒りあげた。ゴボウ、レンコン、にんじん、生姜の切り方は下記のようなみじん切り、これを少量のごま油と塩を一振りして念入りに炒り土鍋でじっくり蒸したところに、八丁味噌を入れて練る。ぽろぽろに真で炒りあげたら最後に生姜を加えて出来上がり。

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それから高血圧だけでなく、糖尿病など腎臓肝臓に有効な小豆カボチャ、昆布とアズキを柔らかく炊いてそこにカボチャを入れて静かに煮るのだが、カボチャは少し土鍋で塩蒸ししてから入れるといい。この日は塩を振って汗をかかせたカボチャの生を入れたところ、この塩気のせいでカボチャがなかなか柔らかくならずに気をもんだ。

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次に、高血圧に即効性があるしいたけスープ。4カップの水にシイタケ10枚と大根の薄切り5枚を入れてじっくりとエキスを煮出し、最後に醤油で塩気をつけて飲む。ものすごくおいしいが、私は低血圧なので、一口で止めておいた。

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次は玄米の小豆ごはん。玄米飯水釜で炊くと抜群においしい。小豆は腎臓肝臓に良いのでこうして玄米に炊きこんで時々食べるようにするとよい。

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本日の手当法は生姜の足湯。無農薬の力のある生姜をたっぷりと擦って、お湯の中でエキスを絞り出して塩を一握り加えて足湯をすると、体の芯から温まる。気持ち良くてみんな顔がゆるむ。

 

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今日のお食事は、食養ばかりで作った一汁一菜+常備菜 と言っても我が家では定番の当たり前のメニュー。しかし鉄火味噌だけはなかなかここまで時間をかけて日頃作らないので、たった小さじ2杯の鉄火味噌が今日のご馳走だと思った。そして、毎日の食事が日ごろ酷使している体にとって薬になるのだとしみじみ食の大切さを感じた。

このほかに大友さんから循環を良くする手当を教えてもらった。(報告:中村陽子)

2014年9月23日

9月21日いざという時の食養と手当法

季節の変わり目は、人間の体にとっても排毒の季節。これを促す断食の具体的やり方と対処法が本日のテーマです。
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まず、排毒というものが、病気とどう違うのか、どんな形があるのか、なかなか排毒だと気が付かないことも多いとか、そして苦しい排毒が来たらどんな対処法があるのかなど、講師の大友さんから伺いました。
次に断食の10の効用について学びました。食糧が入ってこないとわかると、人間の体は非常事態に入り、いろいろな働きを復活させたり、免疫力や長寿のスイッチが入ったり、血管や血液が浄化されていろいろな問題が解決したりします。
ですが本当の断食は、指導者が必要で、復食に長期間かかりとても大変。そこで今日は、メダカ×大友方式の半日断食を紹介しました。排毒ならこれでも十分な効果があります。半日断食のポイントは、夕食から翌日の昼食までの間隔を18時間あけるということです。この断食の期間に摂取してよいものは、水や塩、梅醤番茶や黒焼き玄米茶です。この2つの飲み物を教室の初めと終わりに作って飲みました。
DSC_1728.JPGまず梅醤番茶DSC_17391.jpg一汁一菜常備菜
次に昼食の食べるとよい玄米と一汁一菜と梅干しや漬物などの常備菜を教室の最後に頂きました。
また、夕食に食べるとよい玄米がゆを手当て法を受けながらいただきました。
DSC_17351.jpg足湯+玄米がゆDSC_17431.jpg塩ローション
手当法は、断食で出やすくなる宿便を手助けする味噌湿布を体験しました。また足の裏からの排毒を促すヨモギの足湯も全員で体験しました。
最後に、中村が15年以上愛用している塩ローションをご紹介し、実際に作ってお土産に持って帰っていただきました。塩ローションは、阪本さんの塩とにがりで1%ほどの海水を再現したものですが、肌にも目にも皮膚にも万能です。化粧品会社の人には申し訳ありませんが、どうぞお試しください。(報告:中村陽子)
参加者の感想をご紹介します。
・健康に対する意識が高まった。食に対する興味がわいてきました。もっといろいろ なことが知りたくなりました。
・排毒の意味がよくわかりました。
・大変楽しくまた、実際にヨモギの足湯や味噌湿布ができて、身にしみてよかった。
・夏は汗で排毒できていたようですが、涼しくなってからアトピーが悪化してきてい るようなのでヨモギの足湯で定期的に毒出しをしたいと思いました。
・半断食が夕食と昼食の間を18時間空けるというのを知りませんでした。毎回新しい 発見があり次回も期待しています。
・初心者にも易しくとてもわかりやすかったです。実践的にやって下さってお食事、 お土産付き!また来ます!
・自然の力はすごいと思いました。身体が温かくなってとても楽しくためになりまし た。お食事もとても美味しかった。
ご参加と感想をありがとうございました。

2014年9月14日

9月10日 食養料理教室

新しく始まった食養料理教室のご報告を致します。はじめの1時間は経絡リンパマッサージを学びました。
私たちの身体は血液をはじめとした体液の巡りや気の巡りをよくすると食物で身体を立て直しやすくなるからです。
いろいろ本日のテーマの<夏のお肌、内臓疲れの回復>にそったツボを探し、押したりさすったりとお互いに押してみたりとこの時点ですっかり体があたたかくなりました。
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次は3班にわかれて3つの料理作りをしました。①トマトとピーマの冷製スープ、②カボチャのニンニク炒め、③酒粕クリームシチュー、いずれもおいしく、簡単で応用のきくものばかりでした。また、テキストの解説も丁寧にされていて、あとで読み返しても大丈夫なようにつくられていました。
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お料理が全部できあがったところで、講師の新里さんが作ってきてくれた、メダカのがっこう酒、百薬の長を使った薬膳サングリア(いわば薬膳フルーツポンチ)と黒豆を梅酢に漬け込んだものを加えてお食事となりました。ご飯のお供にお出ししたキクイモ漬けも大好評で皆さんのご飯がすすみました。
黒豆の梅酢付けはこれをお正月の黒豆に置き換えたいという声が出たほどさっぱりして好評でした。
お肌がすべすべになるという糠と梅酢を使ったパックまでおしえてもらって大変盛りだくさんの教室でした。次回は高血圧、糖尿病をやってほしいとか、保存食の教室をしてほしいと、たくさんの要望をいただいた第一回目でした。(報告:塩野入史子)

2014年8月18日

8月16日 いざというときの食養と手当法ー10回シリーズの①ー

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食養と手当法の新シリーズ①はまず食養の歴史について学びました。講師は、やさい村の大友映男氏です。明治時代に石塚左玄が初めて提唱し、桜沢如一がマクロビオティックとして発展させましたが、日本の古来からの生活の知恵が元になっています。
実践編はまず梅醤番茶から。梅干しと醤油、生姜のすりおろした汁に三年番茶を注いだもので、瓶詰のものも市販されていますが、無農薬の梅干しと天然の醤油で作る梅醤番茶はとてもおいしかったです。
梅醤番茶はかなり陽性で、陰性体質の私はおいしいと感じますが、陽性体質の人も常飲してよいのか質問したところ、陰性の人も陽性になってくるとおいしく感じなくなり、常飲しなくなるだろうとのことでした。メディアなどで身体によいと紹介されると品切れ状態になったり、自分の体質を考えずに取り入れてしまいがちですが、まず自分の体質を知ることと、おいしいと感じるかどうかで自分がいま陰性と陽性どちらに傾いているのか、自分の感覚に注意を払うことが大切なのだと感じました。
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湿布の実践は生姜湿布と里芋パスタ。生姜湿布は血液の循環を良くし、きれいな血を集めて痛みやこりを軽減します。じんわりポカポカしてとても心地よかったです。里芋パスタは生姜湿布をした後にすることで毒を吸い出します。
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食養は西洋医学が広まっていない昔の日本では、家庭で普通に行われていた治療法だったのかもしれませんが、現代の日本では病気の症状が出るとすぐに市販の薬を飲むのが常識になってしまい、昔からの知恵は忘れられつつあります。ただ、処方される薬や湿布は体質に合わないと副作用などで別の症状を引き起こすこともありますが、食養の手当法は食材を用いるので、そうした副作用の心配が低いのが利点です。写真はよもぎの足湯です。自分で気持ち良さを体験すると、人にやってあげたくなります。
これから10回かけて食養を学んでいきますが、毎回テーマが異なるので楽しみです。
(報告:佐野友美)