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2014年9月9日

9月7日慶応幼稚舎5年生の雨の稲刈り

6日が稲刈り日和だったので、7日の雨の天気予報が外れることを切に願いましたが、雨になってしまいました。子どもたちは雨の日の予定通り、まず田んぼの様子を見学してから、佐原の偉人、伊能忠敬記念館で勉強して、椿さんのところに戻ってきました。
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椿さんは、今年の稲はとても出来が良かったが、その原因は、田植えの時ちゃんと2〜3本ずつ苗を植えてくれたこと、草取りをがんばってくれたこと、昼間は暑くなっても夜まで高温にならなかったことだと話してくれました。でも一番がんばったのは椿さんで、今年の夏は暑くて誰一人田んぼに出ている人がいない中で、奥様と二人で仲良くケンカしながら、朝早くから夜遅くまで草取りをがんばり、夕飯は8〜9時過ぎ、お風呂に入って寝るだけの毎日だったそうです。今年77歳(喜寿)の椿さん、本当に稲刈りが済んだら体を少し休めてほしいと思いました。
稲のことも田んぼの生きもののことも本当に何でもよく知っている椿さんですが、彼のような小規模な農家をなくし、日本を大規模農家だけにしようという政策を国はとっています。今年の米価をとても低くすることで、たくさんの小規模な稲作農家が田んぼを止めることになるでしょう。そしてその農地を集め、大規模農業を進めていこうとしています。そうなれば、農薬・化学肥料の使用は当たり前になり、生きものに配慮するきめ細かな農業ではなくなってしまいます。日本の大地も生きものも、それを食べる私たちの健康もますます病んでいくでしょう。メダカのがっこうは消費者と農家が手を結んで、草も虫も農家も消費者も元気に生きていける農業を進めています。そして生きる環境と安全な食料に困らない日本を次世代に残そうと活動しています。どうぞお力を貸してください。椿さんのお米くらぶ会員になっていただいて、お米を食べていただくだけでもいいのです。そして一緒に新しい仕組みを作りましょう。(報告:中村陽子)

2014年9月9日

9月6日椿農場のお米くらぶ会員の稲刈り

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稲刈り開始

5月3日に田植えをし、毎週毎週竹ぼうき除草や、田ころがし機を押し、それが効かなくなってからは手除草で草取りをがんばった私たちの田んぼの稲刈りです。東京から東関東自動車道を走っている途中に雨にあったので、とても心配しましたが、田んぼについてみると薄曇りの稲刈り日和でした。
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田んぼに入ると、驚くことなかれ、ヒエが1本もなく、大きな草は全くなく、稲株は分けつし、太くて短くて丈夫な稲に育っていました。椿さん曰く「今年はみんなが草取りに来てくれたので、自分も8月22日まで草取りにがんばり、その上天候にも恵まれ、この15年間で一番良くできました。もちろん農薬や化学肥料を使えば12俵(1俵は60kg)は軽く収穫できるのですが、環境に配慮したり、食味を追及するために、無農薬を目指してからは、1反(1000㎡)当たり7俵を目指してきましたが、今年やっと実現できました。」と満面の笑みを浮かべてお話してくださり、私たちもとてもうれしくなりました。
DSC_1600.JPG蛙やイナゴが気になるDSC_1617.JPG稲束リレー

しかしこの日の稲は、刈り旬(稲刈りの適期はたった1週間だそうです)を過ぎているそうで、椿さん曰く、稲の刈り旬は18〜19歳であるのに、この日の稲は35歳くらいになっているそうです。この米は、新米ならおいしく食べられるが、来年の6月を過ぎたら不味くなる。その頃でもおいしく食べられるのが刈り旬に稲刈りしたお米で、それをちゃんと区別して、それ相応の時期に私たちに送ってくれているそうです。本当に椿さんにお米のことをまかせているお米くらぶ会員は安心で幸せだと思いました。
DSC_1620.JPG無事終了でパチリ

本当においしいお米を食べたければ、椿さんに田植えや稲刈りの時期はすべて任せて、時機を逃さずに作業してもらえばいいのですが、私たちの田んぼ体験のために、適期を逃してしまうことを、申し訳なく思いました。でも子どもたちに、楽しい田んぼ体験をしてほしいので、これは許していただきたいと思います。
椿さんを本当に助けたいと思ったら、田の草取りに行くのがいいのです。来年はもっと大勢で草取りに行きましょうね。(報告:中村陽子)

 

 

2014年7月18日

7月15日〜16日 水口農場 田の草取り終盤

先週に引き続きの水口農場での援農にいってきました。農場について、早速田んぼへ。水口さん達はすでに作業中でした。今週こそは、ヒエを駆逐してすっきりとした田んぼにして帰りたい。そう思いながら、先週よりも更に背の高くなった稲へ頭を突っ込み、除草作業開始。やはりまだまだ、稲に纏わりつくよう大量のヒエが生えていました。下の写真の中央と右はbefore afterです。
P1070719 .jpgP1070742.jpgP1070743.jpg
お昼休みを挟んで、すっかり夏の日差しになった太陽の下、懸命に除草。途中、木陰で頂いた麦茶の美味しさは、早くも今夏最高の麦茶とも思える程美味しく感じました。ここ数日は夕方・早朝はブユ・ヌカカが大量に出て作業にならんとのことで、17時前には1日目の作業終了。まだちらほらと草は見えるものの、なんとか、この田は除草終了といってもいい状態になりました。
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温泉で汗を流した後は、農場で栽培された数々の野菜で作って頂いた晩御飯。今回のメインはこちらも田で取れたドジョウの唐揚げとなりました。ドジョウの唐揚げとビール・濁酒を頂き、酔いと心地よい疲れで自分は20時過ぎには就寝となってしまいました。
翌日の作業は8時過ぎから。今日の田んぼは昨日までの田に比べればかなり小さい。これならば完璧に除草を終え、すっきり帰られるのでは…。なんてのは、非常に甘い考え。結局は草と悔しい気持ちを残してしまいました。
帰りには茂木によって自然農法をおこなっている國井さんの田んぼに、水口さん提案の草マルチを行い、東京へと帰ってきました。各農家さんの田んぼに加え、この自然農法による田んぼでは今年は、どんなお米がどのくらい収穫できるのか、収穫の季節に楽しみを一つ増やして、東京への帰路につきました。(報告:市村直基)

2014年7月10日

7月7日8日水口農場草取り(炎天下の田んぼでヒエとの戦い)

今年の水口田は、初期の機械除草に成功、草のないきれいな田んぼが広がっていた。しかし、それは表面から見た田んぼであって、中に入ってみると、特に稲とそっくりのヒエが結構生えている。ヒエは小さいうちは手ですぐ抜けるが、大きく育つと稲と同じくらいしっかり根を張り、なかなか抜き取ることができない。しかも稲の周りに張り付いて見分けがつきにくいこともあり、やっかいものだ。「小さいいまのうちにできるだけ取っておきたい」という水口さんの要望に応えて、2回目の援農出動となった。
水口援農.JPG
水口農場オーナーの永井良子さん他4名の計5名がメダカ車で、別途茂木町から入った國井孝昭さんと今回は6名の援農隊。到着早々は、軽く足慣らし?で、屋敷前の田んぼへ。ここは田植えイベントで参加者の親子連れたちが植えた田んぼ。田植え後は苗の畝が曲がっていたり、大丈夫かな〜と不安であったが、どうしてどうして立派な苗が育っていました。「いい田んぼになりましたね」と感心しながら畝間を歩いていくと、途中からコナギ、クログアイ、そして一番問題のヒエが見えてくる。手除草しては草の束を埋め、またとっては埋めていく。軽い足慣らしにしては、結構な重労働?1時間程度で上がって昼食の時間。午後は、めざすヒエの田んぼが待っている。
タガメ水口農場.JPG
昼食の後、エネルギーを蓄えるために午後2時まで一休み、思い思いにお昼寝タイム。この間、数日前に家の前の田んぼで撮ったという、卵を守っているタガメのオスの写真を水口さんが見せてくれた。無農薬栽培の田んぼだからこそ、こうした希少生物も繁殖できる環境ができる、そんな環境を守って稲を育てる農家をやはり応援しなければ、という思いが改めて湧いてくるのであった。
「さあ、2時になったぞ〜、出かけるぞ〜」の掛け声で一斉に車でしゅっぱあ〜つ。縦100メートルほどの田んぼは、さほど大きいとは思わなかった。前回入った130メートルの田んぼが反対側にあっただけに、「楽勝!」という声が出たほどだ。十数名が横一列に並んで田んぼに入る草取り隊は壮観だ。草もコナギが散見する程度で比較的足取りは軽く?進んでいく。
「機械除草の効果がありますね。」と話しかけると、水口さんは「いやいやこれからですよ。入り口はあまりないけど、真ん中辺がね〜」と言葉を濁す。やがて水口さんの言う真ん中辺に差しかかると、、、、。「あっ、ヒエだ。ここにも、ほらこっちにも、稲にまとわりついてる。あるある、稲と稲の間を埋め尽くすように、ヒエの密集地帯だ!」かくして1歩進むごとに両手いっぱいのヒエの束、取っては土に埋めるが、1歩ごとに埋めていくので遅々として前に進まない。
「腰を伸ばしながらやってくださ〜い」という水口さんの声に、あちこちで立ち上がっては腰を伸ばす。かがんではヒエを取り、土に埋める。この作業を繰り返すうちに、5時の時報を知らせるメロディが聞こえてきた。「さあ、今日はこれまで、上がりましょう」の掛け声を待つまでもなく、一斉にあぜ道の方へ歩いて、地上の人となってほっと一息だ。残りは明日作業にすることにして、引き上げた。
水口援農3.JPG
温泉で汗を流した後、夜はカツオ尽くしの大晩餐会?築地市場で仕入れた5kg超のカツオ1本(写真参照)を、刺身とワラであぶったたたきに、血合いの部位はしょうが、にんにく、大葉を刻んでたたき、味噌をまぜあわせてナメロウに。あらは味噌仕立ての潮汁。たたきはしょうゆでなく塩を振りかける塩たたきだ。これに水口さんご手製のどぶろくが振る舞われ、大いに盛り上がった晩餐会であった。
2日目は、朝飯前の除草作業を敷地前の田んぼで終え、再び昨日取り残したヒエの田んぼへ。「真ん中辺にヒエが集中してるからよろしく」という真ん中は、本当に密集そのもの。稲の畝と畝の間にもう1本のヒエの畝ができて、それが延々と続いている。稲株と稲株の間にもヒエがあり、つまりヒエだらけの中に、それでも稲はガンと自己主張するように根を張っている。1回腰をかがめて両手でヒエを抜くともう両手は束ねきれないほどいっぱいになる。両手いっぱいの束なのでとても埋めきれない。仕方ないから、真ん中辺からタオルを絞るように絞って、根の部分と葉先の部分に分け、埋めないで水の上に置いていく。1歩進むごとにこの作業の繰り返し。ヒエの密集地帯からの脱出は絶望的だ。そんな時、救いの声が聞こえてきた。「一休みしましょう。スイカを持ってきているので、上がって食べましょう」ー水口さんの大きな声が天から響いてきたように思えた。
切ったスイカにそれぞれかぶりつく。適度な塩味がついてうまい!水分補給にはもってこいだ。梅雨の休みで太陽が容赦なく降り注ぎ、汗もかいて脱水状態の身体には、何物にも代えられない贈り物だ。しばしの休息の後、生き返った体で、「よ〜し、もう一働きやろう!」と勇んで再びヒエの密集地帯へ。取っては千切り、取っては千切る作業が炎天下の田んぼで1時間も続くと、もうへとへと。「さあ、お昼だから上がりましょう」と水口さんの声にほっと救われる気持ちと、いや、まだ取りきれてないという未練が交錯して作業は続けるが、体は次第に畔の方へ向かっているのだ。「この田んぼをやりきるには、あと半日は必要だね」の観測に、みな納得の表情で車に乗り込んだ。
シャワーを浴びてお昼ご飯。今回は冷汁にソーメンという真夏の献立。火照った体には最高の食事だ。あの過酷な草取りは、援農の私どもはたま〜にの作業、毎日の水口一家はいくら慣れているとはいえ、へとへとのはずだ。
「この草取り作業はいつまでやりますか」の問いに、「穂が出る前、田んぼに入れるうちは、あきらめるまでやりますよ」「じゃあ、まだまだですね。では、もう1回援農隊で来ますか」「本当!そりゃ助かるね」と、途端に水口さんの顔が明るくなった。というわけで、来週、3回目の援農隊出動を約束して帰途の車に乗り込んだ。(報告:根本伸一)

2014年6月30日

6月29日椿農場の田の草取り

6月29日(日)、梅雨空の中、メダカのがっこうスタッフ3名による椿田の草取りに出かけました。途中、成田空港付近に来ると、雨足が一層強くなり、これはダメかなと心配しましたが、「何、メダカの最強軍団だから大丈夫」という力強い信念に支えられて、現地着。が、雨は降りやまず、とりあえずは椿さんちで雨宿り。お茶とカキモチをご馳走になっているうちに、雨も小やみに、「あれっ、明るくなってきた。ほーら、言ったろ〜」と、身支度して、いざ田んぼへ!
椿草取り.JPG
 稲は立派に育っていました。開帳型に分けつも申し分なく、しかも草が見えません。きれいな田んぼに仕上がっています。「いや〜、ここ2週間、2人でヒエ取りやってたんだよ。結構、取り残しがあるんでね」と椿さん。
 稲は腰の高さまで伸びており、これが最後のヒエ取り。慶応幼稚舎の大野先生も加わって、5名で横1列に並び、一人が5本の畝を担当、前後左右を見まわしながら一斉に歩き出す。が、なかなかヒエが見つからない。「ないじゃない、結構取りつくしたんじゃないの」と、椿さんを除いて4名は田んぼの中をどんどん進んでいく。
 ひょっと後ろを見ると、椿さんは腰をかがめて、遅々として進んでこない。起き上がると、両手にいっぱいヒエなど取った草を束ねている。それを丸めて土に埋めては一歩前に出る。「え〜、あんなにヒエがあるんだ。どれがヒエなんだろう?」と、みんな自信がなくなってきた。
 以前は株周りを指でぐるっとなぞると、草が指について取れる。それがヒエだ。が、ここまで来ると、稲とヒエはほぼ同じ高さで、しかも稲株の中に生えてもいる。全く稲に成りすましているのだ。「ほら、これがヒエだ。葉っぱに白い筋が通っているだろう。稲の葉には白い筋はないよ。それから、株元の方を見ると、ヒエは薄べったく、稲は丸いという特徴が見える。何回も見ていくうちに、ようやく「これがヒエだ」とわかってくる。「いや〜、素人の我々にわからないのも無理ないよ。椿さんの奥さんですら、とうちゃんにほれそこにもあるよと、いつも取り残しを指さされているらしいから、我々がわからないのはしょうないよ」と、スタッフ一同妙な納得の一日でした。
 ともあれ、1枚の田んぼで一通りヒエ取りを終えることにした。やがて出穂の時期を迎える。そうなると田んぼには入れない。今週が今年最後の草取りとなった。あとは暑い夏を迎え、順調に稲穂が実ることを祈るばかりだ。(報告:根本伸一)

2014年6月27日

6月23日、24日 栃木県大田原の水口農場の草取りツアー

昨年は乗用の機械除草機が故障、初期除草に失敗して、草だらけの田んぼになった苦い経験の水口さん。今年は昨年の二の舞はご免とバッチリの除。特に三輪乗用車の前後に除草器具を取り付け、一度回れば二度除草ができる高効率化で、見違えるような草の見えない田んぼに仕上がっていた。
「素晴らしい田んぼになったね。これじゃ援農はいらないのでは?」と問いかけると、「いやいや、それでも取りきれないクログアイの田んぼがあるよ。ヒエの田んぼもあるし、やっぱり援農隊は心強い味方だね」と、水口さん。
草取り水口農場.JPG赤とんぼ.JPG
実際、離れたところにある田んぼは、クログアイが結構生えて、稲の生育を邪魔しているようだった。10人ほど横1列に並んでいざ手除草開始。一人3〜4条ほどの草を取りながら歩く。中ほどにはクログアイの密集地があり、一か所で両手に取った草がいっぱいに。束ねて泥土の中に埋める。取っては埋める、取っては埋める、そんな作業をしながら進むのだが、一歩一歩が遅々として、遠い向こうの畔までなかなか到達しない。1時間半超でやっとたどり着く。右の写真は草取りの最中に良く出会うトンボの羽化光景。
こうして田んぼの半分ほどで本日の作業終了!「いや〜、やっぱり大勢だとはかがいく。これを1人、2人だと1週間はかかるからね。助かるよ。」と、水口さんのニコニコ顔を見ると、腰の疲れも吹っ飛んでいく。
近くの温泉で汗を流した後、水口さん手製のどぶろくがことのほかのどを潤してくれる。畑で取れたての新鮮野菜に串刺しのアユ、岩魚に、昼の疲れはどこへやら、、、、楽しい夕食は続く。
翌朝は、前日のクログアイの残りを片付け、ヒエの田んぼへ。稲が育っており、その中でヒエはまだ幼く、簡単に抜けるので草取り作業がとてもやりやすい。これがあと2〜3週間もすると、稲を追い越すほどにヒエが伸びる。そうなると稲そっくりで見分けが難しく、根もしっかり張るので取りづらくなる。「援農は早い時期に来てもらえたらうれしい」という水口さんの気持ちがよくわかった田んぼであった。(報告:根本伸一)

2014年6月27日

6月21日、22日 郡山の中村農場の田の草取りツアー

梅雨の合間を縫って、福島県郡山の中村さんの田んぼへ行ってきました。冬・水・田んぼの中村田は、冬、白鳥がシベリアから渡ってきて越冬することで知られた田んぼ。車が行きかう道路脇の田んぼは、幅30m×縦130mの4反歩と結構な広さ。
DSC_1265.JPGDSC_1264.JPG機械除草.JPG
すでに5月中旬に植えられた苗は成長していて竹ぼうき除草の段階を超えている。参加者の高橋友美恵さんを含め5名の援農隊で、手除草はちょっときついかなと、尻込みしていたら、「草取りの新兵器を調達しておいたよ。棒の先が輪っかになっていて、そこで草の根を引っ掻けるんだ。腰をかがんで取らなくていいから楽だべ」と中村さん。
さっそく新兵器を見せてもらった。なるほど、アルミの棒は軽い。先端に半円の金具がつけてあり、しかも平たい刃となっており、これなら草の根は簡単に切れそう。田んぼに入って動かしてみると、面白いように草が浮いてくる。コナギやオモダカあるいはクログアイの若い草に効果的だ。育っている稲は根が張っていて上をなぞっても影響なし。
草取り新兵器ダックホー1.JPG草取り新兵器ダックホー2.JPG
アルミの棒が3mほどあるので、5,6列向こうの畝まで手が伸びて草を浮かすことができる。左右前後で3〜4m四方の面積が1ヵ所からカバーできる、きわめて効率のいい除草具だ。苗が育って竹ぼうき除草の段階を過ぎた後にこの新兵器は効力を発揮しそうだ。
それにしても、かつての中村さんの田んぼは、コナギがびっしり生えて、やせた稲がひっそりと点在するコナギの田んぼだったのが、今は見違えるように立派な稲が育っている、隔世の感だ。
近くに住む長男夫妻には3人の子宝に恵まれ、中村家の後継者問題は解決済み。住み着いた親猫が数匹とこちらも4〜5匹の子宝?に恵まれ、お孫さんのいい遊び相手となり、大変なにぎわいの中村家であった。(報告:根本伸一)

2014年6月20日

6月15日椿農場お米くらぶ会員による田の草取り

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6月15日は快晴の”草取り日和”?
5月初めに植えた苗は結構育っており、もはや竹ぼうき除草の段階は過ぎて、今回は手除草。お米クラブ会員の三浦さん一家や石川さん一家、辰巳さんご夫妻など、総勢十数名の援農隊が一斉に田んぼへ入って、草取り開始。
 やっかいなヒエが標的だ。ヒエは稲とそっくりで、しかも稲のそばにさりげなく寄り添って立っているので、見分けづらい。
「おっ、おまえ稲じゃないだろう、ごまかしたって駄目だよ」と、取っていく。慣れてくれば稲の周りを
指でぐるっとなぞると指に引っかかるのが草とわかる。そうなると草取りのベテランだ。取った草は束ねて泥に埋めていく。
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6月の草取りは、羽化したアキアカネが羽を乾かしている場面に出会えるのが楽しみだ。水路ではザリガニや虫さがしに興じる親子も。
、、、、という作業を2時間近くやり、お昼は椿お母さんの手作り料理に舌鼓。今回もあ〜おいしかった!(報告:根本伸一)

2014年6月9日

6月7日8日佐渡田の草取りツアー

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佐渡田の草取りツアーも今年で10年目。しかし今回は経団連自然保護基金の助成金に落選し、参加費は全額自己負担になってしまい、参加者の皆さんに厳しいイベントでした。ところが、2001年当初からずっと応援してくれている愛知の豊安工業さんや米ネットワーク新潟のお米屋さんや、支援者の中でもコアなメンバーが集まり、結束が強い楽しいツアーになりました。ありがとうございます。また、佐渡トキの田んぼを守る会の斎藤真一郎会長も「お金のないときはお互い様」と交流会費を一部負担しださり、皆様のお心に支えられていることに感謝でいっぱいです。
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東京では土砂降りの2日間だったらしいですが、佐渡では雨不足で、十分深水にできない田んぼが多数あり、ヒエに困っていました。ヒエの根がついてしまうと、竹ぼうき除草は効果がありません。7日のお昼ごろ両津港に着き、トキ交流会館で身支度を整え、6か所の田んぼに分かれて田の草取りをしましたが、まだ竹ぼうきが間に合うところと、手除草でなければとても取れないところがありました。
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今回は生きもの調査も行いました。今年からメダカのがっこう米としてお米くらぶ会員に直送してくれることになった佐々木農場と、自家採種の稲を栽培しているトキの田んぼを守る会の田んぼの生きもの調査です。6月は水生生物と植物調査でしたが、夏のクモ調査、秋のバッタ調査、冬の鳥調査などを重ね、楽しい田んぼの生きもの通信を作りたいと思っています。
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1日目の終わりには、恒例の交流会で、農家のおもてなしを受けました。佐渡近海のお刺身や、おばあちゃんの煮物や家庭料理と佐渡の方たちとの語らいを楽しみました。斎藤会長のご尽力で地元の鬼太鼓も出演してくださり、皆さんの無償の働きをたくさんいただいていることに、恐縮しつつも心から感謝し楽しみました。
2日目の朝は、トキウォーク。雨が降ったので車で案内していただきましたが、ねぐらから次々と飛び立つトキの姿が見られ、佐渡は本当にトキの島になったのだと感慨無量でした。しかしこのまま野生化が進めば、トキのエサは圧倒的に足りないそうで、本当の改革はこれからのようです。佐渡が1日も早く農薬・化学肥料ゼロの島になる決心をしてほしいと願うばかりです。
14年も経つと、お互いに歳をとり、病気になったり、亡くなったりする人もでてきますが、目指すところはまだまだで、落ち込んでいる場合ではありません。メダカのがっこうは、佐渡のメダカのがっこう米の新体制を始動させましたので、迷わず進んでいきます。トキの田んぼを守る会のみなさん、真の自立に向かってご一緒にがんばりましょう!(報告:中村陽子)

2014年6月3日

6月3日椿農場の草取りと事務局田んぼの田植え

椿農場の草取りは、毎週椿さんの田んほ体験をしている者たちでスケジュールを組んで交替で行くことにしているのですが、先週末は来てくれた人たちが、ちゃんと草取りをにくれなかったらしく、昨日椿さんからSOSの電話が入りました。そこで、急遽5人のスタッフをかき集め朝7時出発していざ椿農場へ。慶応幼稚舎とメダカのがっこうの田んぼは、イネになりすましたヒエがいっぱい。

はじめは、田ころがし機を押していたのですが、それではヒエが倒れて土がかぶさるだけなので、手除草に移りました。株のまわりを手でかくと株をにぎやかしていたヒエたちが、根っこからブチブチと切れてサッパリして気持ちいいこと。椿さんと6人昼過ぎまでがんばってやっとー反終えました。草取りの写真は、作業に夢中で撮り忘れました。
奥様の採リたて無農薬野菜のお昼ごはんをいただいて、早々に事務局に帰り、田んぼから持ってきた大きな苗を、事務局の田んぼに植えました。

ここは吉祥寺の住宅街のど真ん中、でも水辺があるのでメダカやオタマジャグシが泳いでいるし、アズマヒキガエルの赤ちゃんがいっぱい。(真中の写真は2年目のアズマヒキガエル)モノサシドンボやシオカラトンボのヤゴやモノアラガイやヒルもひらひらと泳いでいます。カマキリの赤ちゃんもあちこちで見かけます。どうぞ覗きに来て下さいね。(報告:中村陽子)